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事故が起きたら、経済的負担は事業者で解決できるようにしておいてほしい。
原子力は国としてのメリットが大きいので、ある程度以上は国負担でよいと思います。たとえば、東電が営業をやめて、その施設が使えなかったら、どうなるか考えてみてください。
あなたは企業が破たんするということが施設が使えなくなることを意味すると本気で考えているの?
完全な民間レベルで考えれば、事業を引き継ぐと借金も引き継がなくてはいけないので引き受け手はいません。その場合、設備を外国などに売って少しでも補償金に当てると思います。それをしないのは電力会社が特殊だからです。強制的に国が買い取るしかありません。結局、破綻した後国が補償金を払うか、破綻させずに国が補償金を補助するになります。後者の方が良いことは明らかなのですが、破綻させたほうが良いとお考えでしょうか。
少なくとも破綻処理を行えば責任の所在はハッキリしたでしょうね。
そんなもの、裁判でもしない限り、ハッキリさせようがないですよね。で、責任の所在をハッキリさせるために多大な時間を費やすより、現実に起きた被害補償問題の解決を優先させるほうが良くも悪くも「合理的」だったからこそ、現状があるわけで。
森本紀行氏の『福島原子力事故の責任 法律の正義と社会的公正』 [denki.or.jp]は著者の立場はともあれ、一読の価値がありますよ。
>責任の所在をハッキリさせるために多大な時間を費やすより、>現実に起きた被害補償問題の解決を優先させるほうが>良くも悪くも「合理的」
今回の原発事故の本質的な原因としては、リスクは指摘されていたのに東電がそれを無視したことがあげられます。これは東電が原発事故を自分の問題と捉えていなかったからでしょう。
ここで東電・政府・株主を含む当事者責任を追求することで、事故の再発を防ぐ効果が期待できます。さらに、追求の過程で調査で出てこなかった新事実が見つかる可能性もあります。訴訟合戦になってでも、裁判費用がかかってでも、責任追及する価値がありました。
実際は誰も責任をとらないモラルハザード状態。あまりにもひどすぎます。
「どうせ国が介入するから破綻しかねない適当な経営で良い」とか思ってるようなら一度破綻する前例を作るのも意味がある。
真面目に事業をやった上で破綻しそうになってるなら破綻前に介入してもいいんだけどね。
日本航空は破綻処理したけど、経営権を他者に奪われることなく、優良企業として再建しましたがね。
別人ですが、企業に責任がある場合は破綻させた方がいいです。でないと、債権者とか株主が経営をチェックしないまま資金を出すようになり、放漫経営が放置されるからです。
法的な破綻は株主と債権者で経済的損失を分担するものなので、資産の整理は必須ではありません。どうしても国費を入れるなら、一度破綻させて損失の分担が決まったあとでに、国が資本注入するとかの救済策を取るのが基本でしょう。
#銀行さんこれを警戒して、今は免責されない債券を買ってるとかいうニュースが前にあったはずだけど、ソース見つけられなかった
国にも責任があるからではないでしょうか。原子力推進は国策でしたし、事故対応に対しても国に問題があります。それに、送電設備の利用料や電力価格を勝手に決めてよいならば、7兆円ぐらいで東電は破綻しません。年間の売り上げが6.8兆円ぐらいあります。
東電と国の双方に責任があるのはその通りだが、現状は東電の責任が軽すぎると言う事だと思うが。特に東電の出資者は全くと言っていいほど責任を取っていない。また、破綻しないというのは詭弁というか、現実には東電は債務超過で破綻寸前だった。売り上げ云々は破綻処理しても再生は容易だという論拠にはなるので、なおさら破綻処理させなかった失策を際立たせているだけ。
また、事故再発防止のため経済的なインセンティブを与える仕組みを作る好機であったのに、それをみすみす見逃したのは原発推進側からしても長期的に見れば痛恨だろう。短期的な利益を貪れれば後は野となれ山となれという人しかいなかったのだろうか。
なんだ、東電潰したら明日から電気なくなるぞってのと同レベルの脅しをまだやってんのか。
そもそも福島原発が事故った時にきっちり破綻処理しときゃ良かったんだよ。
私は安定的な電力供給のために、破綻させなかった方が良かったと思いますが、破綻したほうがどのようによかったのでしょうか。破綻させた場合、民間では引き受けてありませんから、国営になるでしょう。福島第一の処理をしているのは東京電力ですが、国がそれに代わることになります。そして、補償金も国が払うことになります。国が払うことになれば、補償金は増えるのではないでしょうか。従業員の年金なども継続しなければ退職者も増え、事業の安定性に問題です。また、事故時に国がいろいろ命令していますから、その正当性をめぐって訴訟も数多く起きると思います。事故対応に当たる原子力保安員の長が原子力を全く知らない人だったなんて、国の重過失ですよね。大変なことになることがわかりませんでしょうか。
破綻させれば、株主や債権者が本来追っている責任分だけ負担しその分だけは納税者が直接負担することはなかったでしょう。また、原発を保有するすべての電力会社は、原発事故の起きた場合に破たんする見込みが株価に織り込まれ、あるいは社債金利に織り込まれたでしょう。
原発を保有する電力会社がこれまでと同程度に低コストに資金調達し続けるためには、株主や債権者が納得できる程度に安全になったことを証明するか、あるいは彼らが納得できるような保険をかける必要が生じることになります。
このように集められた金は、対立が発生して落としどころの見つけられない政治的駆け引きの末に注入される公的資金より合理性があります。必要な安全への投資がなされ、過剰な投資を避けることもできるでしょう。あるいは原子力が割が合わないなら、別の方向に舵切するでしょう。
現に政治的対立が発生して解決できない状況で、税金で無秩序にカバーしてしまえば、安全を名目に本来必要のない投資がなされてしまい利権化したり、あるいは安全でない状況が可視化されることなく放置されてしまいます。いずれにしろ適切なフィードバックが働きにくくなります。これは推進するにしろやめるにしろ、よくないことです。
>そして、補償金も国が払うことになります。
今と変わらないじゃないですか
>国が払うことになれば、補償金は増えるのではないでしょうか。
意味が分かりません
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人生unstable -- あるハッカー
運転するのはいいけど (スコア:1)
事故が起きたら、
経済的負担は事業者で解決できるようにしておいてほしい。
Re:運転するのはいいけど (スコア:1)
原子力は国としてのメリットが大きいので、ある程度以上は国負担でよいと思います。
たとえば、東電が営業をやめて、その施設が使えなかったら、どうなるか考えてみてください。
Re: (スコア:0)
あなたは企業が破たんするということが施設が使えなくなることを意味すると本気で考えているの?
Re:運転するのはいいけど (スコア:1)
完全な民間レベルで考えれば、事業を引き継ぐと借金も引き継がなくてはいけないので引き受け手はいません。
その場合、設備を外国などに売って少しでも補償金に当てると思います。
それをしないのは電力会社が特殊だからです。強制的に国が買い取るしかありません。
結局、破綻した後国が補償金を払うか、破綻させずに国が補償金を補助するになります。
後者の方が良いことは明らかなのですが、破綻させたほうが良いとお考えでしょうか。
Re: (スコア:0)
少なくとも破綻処理を行えば責任の所在はハッキリしたでしょうね。
Re: (スコア:0)
そんなもの、裁判でもしない限り、ハッキリさせようがないですよね。
で、責任の所在をハッキリさせるために多大な時間を費やすより、
現実に起きた被害補償問題の解決を優先させるほうが
良くも悪くも「合理的」だったからこそ、現状があるわけで。
森本紀行氏の『福島原子力事故の責任 法律の正義と社会的公正』 [denki.or.jp]は
著者の立場はともあれ、一読の価値がありますよ。
Re: (スコア:0)
>責任の所在をハッキリさせるために多大な時間を費やすより、
>現実に起きた被害補償問題の解決を優先させるほうが
>良くも悪くも「合理的」
今回の原発事故の本質的な原因としては、
リスクは指摘されていたのに東電がそれを無視したことがあげられます。
これは東電が原発事故を自分の問題と捉えていなかったからでしょう。
ここで東電・政府・株主を含む当事者責任を追求することで、
事故の再発を防ぐ効果が期待できます。
さらに、追求の過程で調査で出てこなかった新事実が
見つかる可能性もあります。
訴訟合戦になってでも、裁判費用がかかってでも、
責任追及する価値がありました。
実際は誰も責任をとらないモラルハザード状態。
あまりにもひどすぎます。
Re: (スコア:0)
「どうせ国が介入するから破綻しかねない適当な経営で良い」
とか思ってるようなら一度破綻する前例を作るのも意味がある。
真面目に事業をやった上で破綻しそうになってるなら破綻前に介入してもいいんだけどね。
Re: (スコア:0)
日本航空は破綻処理したけど、
経営権を他者に奪われることなく、
優良企業として再建しましたがね。
Re: (スコア:0)
別人ですが、企業に責任がある場合は破綻させた方がいいです。
でないと、債権者とか株主が経営をチェックしないまま資金を出すようになり、放漫経営が放置されるからです。
法的な破綻は株主と債権者で経済的損失を分担するものなので、資産の整理は必須ではありません。
どうしても国費を入れるなら、一度破綻させて損失の分担が決まったあとでに、国が資本注入するとかの救済策を取るのが基本でしょう。
#銀行さんこれを警戒して、今は免責されない債券を買ってるとかいうニュースが前にあったはずだけど、ソース見つけられなかった
Re:運転するのはいいけど (スコア:2)
国にも責任があるからではないでしょうか。原子力推進は国策でしたし、事故対応に対しても国に問題があります。
それに、送電設備の利用料や電力価格を勝手に決めてよいならば、7兆円ぐらいで東電は破綻しません。
年間の売り上げが6.8兆円ぐらいあります。
Re: (スコア:0)
東電と国の双方に責任があるのはその通りだが、現状は東電の責任が軽すぎると言う事だと思うが。特に東電の出資者は全くと言っていいほど責任を取っていない。また、破綻しないというのは詭弁というか、現実には東電は債務超過で破綻寸前だった。売り上げ云々は破綻処理しても再生は容易だという論拠にはなるので、なおさら破綻処理させなかった失策を際立たせているだけ。
また、事故再発防止のため経済的なインセンティブを与える仕組みを作る好機であったのに、それをみすみす見逃したのは原発推進側からしても長期的に見れば痛恨だろう。短期的な利益を貪れれば後は野となれ山となれという人しかいなかったのだろうか。
Re: (スコア:0)
なんだ、東電潰したら明日から電気なくなるぞってのと同レベルの脅しをまだやってんのか。
そもそも福島原発が事故った時にきっちり破綻処理しときゃ良かったんだよ。
Re:運転するのはいいけど (スコア:1)
私は安定的な電力供給のために、破綻させなかった方が良かったと思いますが、破綻したほうがどのようによかったのでしょうか。
破綻させた場合、民間では引き受けてありませんから、国営になるでしょう。
福島第一の処理をしているのは東京電力ですが、国がそれに代わることになります。
そして、補償金も国が払うことになります。国が払うことになれば、補償金は増えるのではないでしょうか。
従業員の年金なども継続しなければ退職者も増え、事業の安定性に問題です。
また、事故時に国がいろいろ命令していますから、その正当性をめぐって訴訟も数多く起きると思います。
事故対応に当たる原子力保安員の長が原子力を全く知らない人だったなんて、国の重過失ですよね。
大変なことになることがわかりませんでしょうか。
Re:運転するのはいいけど (スコア:1)
破綻させれば、株主や債権者が本来追っている責任分だけ負担しその分だけは納税者が直接負担することはなかったでしょう。また、原発を保有するすべての電力会社は、原発事故の起きた場合に破たんする見込みが株価に織り込まれ、あるいは社債金利に織り込まれたでしょう。
原発を保有する電力会社がこれまでと同程度に低コストに資金調達し続けるためには、株主や債権者が納得できる程度に安全になったことを証明するか、あるいは彼らが納得できるような保険をかける必要が生じることになります。
このように集められた金は、対立が発生して落としどころの見つけられない政治的駆け引きの末に注入される公的資金より合理性があります。必要な安全への投資がなされ、過剰な投資を避けることもできるでしょう。あるいは原子力が割が合わないなら、別の方向に舵切するでしょう。
現に政治的対立が発生して解決できない状況で、税金で無秩序にカバーしてしまえば、安全を名目に本来必要のない投資がなされてしまい利権化したり、あるいは安全でない状況が可視化されることなく放置されてしまいます。いずれにしろ適切なフィードバックが働きにくくなります。これは推進するにしろやめるにしろ、よくないことです。
Re: (スコア:0)
>そして、補償金も国が払うことになります。
今と変わらないじゃないですか
>国が払うことになれば、補償金は増えるのではないでしょうか。
意味が分かりません