アカウント名:
パスワード:
ノーベル賞は研究者個人に贈られるものですがカミオカンデやスーパカミオカンデには,研究者の才能・努力だけでなく数十億円の税金も投入されています
昔から日本では物理学研究が盛んでしたが,それに加えて潤沢な研究資金があったからこそノーベル賞につながった,と言っても過言ではないと思います
これからも日本は国策として大学・研究機関にはどんどん税金を投入して,毎年ノーベル賞を取るような豊かな国にしてほしいとおもいます
>これからも日本は国策として大学・研究機関にはどんどん税金を投入して,>毎年ノーベル賞を取るような豊かな国にしてほしいとおもいます
ノーベル賞は結果であって目的ではないでしょう。
「ノーベル賞を取ること」が国策としての目的になったら、ノーベル賞と関係ない分野は評価されなくなるし研究費の投下も少なくなってしまう可能性がある。それは社会の発展への貢献、人類の英知の探求という意味では歪んでいる。よく言われるのはノーベル数学賞はないこと。他にも例えば近大マグロは日本の水産業を救う重要な養殖学の発展だけどノーベル賞に該当する分野はない。他にもノーベル賞に該当しないが社会に貢献する研究、人類の英知を広げる研究はたくさんあるだろう。
>「ノーベル賞を取ること」が国策としての目的になったら、
どこかの国をディスってる
政府は、2001年に策定した科学技術基本計画の中で、「50年間で受賞者30人」という目標を掲げました。
ディスりたくもなるでしょ?
これのことか?例えの一つにすぎないけど、これをもって「目標を掲げている」と読めるやつがいるなら俺はそっちのほうが心配だし、問題にするんなら「投資に見合う」のほうだと思うがね
http://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/honbun.html [cao.go.jp]
(1) 知の創造と活用により世界に貢献できる国の実現に向けて-新しい知の創造-
「知の創造と活用により世界に貢献できる国」とは、科学を通じて、未知の現象の解明、新しい法則や原理の発見等、新しい知識を生み出し、その知識を活用して諸課題に対応する国である。さらに、そうした知識や知恵を世界に向けて発信し
>50年間にノーベル賞受賞者30人程度というか、その目標(なのかはおいといて)の半分くらいはすでに達成してるんだな。。。
2000年以降に研究を開始したものについてはどうなんだろう世界に通用するような研究ができてるんかな
>じゃ目的は何?
ニュートリノじゃないけど微生物の方の大村さんだと
http://mainichi.jp/feature/news/20151006k0000m040043000c.html [mainichi.jp]>祖母から「人のためになることをしなさい」と言われました。分かれ道に立った時は、それを基準に考えてきました。
というのが行動目的の指針になっているようですね。人のためにと目的を掲げて、結果的にノーベル賞受賞となるのって素晴らしい。
それが、建前なのか本当なのかはわかりませんが。
ノーベル賞が目的化したらロビー活動ばかり増え基礎研究への投資が減るでしょうね。(正直、人柄の報道は減らして研究の解説に光を当ててほしい。)
結局のところマスコミがそういう報道ばかりしかしないのは、視聴者サイドにも問題があるのでは。特にワイドショーを見るような視聴者層では……
ニュースの見出しが、今日の化学賞については「日本人受賞せず」 [yomiuri.co.jp]ですからね。「日本人は受賞せず、生理学・医学、物理学、化学の自然科学3賞の日本人同時受賞にはならなかった。」だそうな。そりゃ報道に値する大事件だよね。NHKなど、第一報は「日本人が3日連続で受賞することはできなかった」だけ(誰が、を書いてない)でした。さすがに恥ずかしくなったのか今はさしかわっていますが。
あと、朝日新聞の朝刊には「ニュートリノに重さがあることを発見」という見出しが書いてありました。高校生でもわかる嘘は書かないでほしい。
結局、報道のレベルが低いのも、テレビドラマがつまらないのも、政治家が無能なのも、みんな雪もとい国民のせいなのでしょうけどね。
なにがどのように嘘でしょうか。神岡グループ自体が「ニュートリノには重さがあることを発見」と書いていますね。http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/sk/sk/neutrino.html [u-tokyo.ac.jp]
>(正直、人柄の報道は減らして研究の解説に光を当ててほしい。)
研究者とか作家とか芸術家などの「逸般人」は一般人的な感覚から見た人柄とかで評価してほしくないですね。むしろ「逸般」しているほうが人間として興味深い。
昔のKyo大の偉い先生(ノーベル賞受賞者かどうかは覚えてない)で、とうぜん京都のお座敷で遊びなれているので「芸者の足を舐められるようになったら一人前」とか対談で発言された、ってのをどこかで読んだことがある。今だったらtwitterで炎上するかな
俺も、同意する。
STAP 細胞のまだ疑惑が持ち上がる前、『(おばあさん譲りかなんかの)割烹着で研究しています。」とか報道してるのみて、呆れた。
バカジャネーノ
本田宗一郎氏なんかも芸者遊びしまくってたそうですね。逸話が色々あるとか。
それはそれ、これはこれだと思います。
親コメと別人ですが、社会貢献、英知の探求のベンチマークとしてノーベル賞だけじゃ難があるということを言ってるんでしょ。
ノーベル賞とってなくても、ノーベル賞以上の貢献をしてる人もいっぱいいると思うがね。
逆に、全然貢献もしてないのにもらえたりしてる。特に平和賞。
>人類の英知をどれだけ広げたかのベンチマーク
一分野あたり、年平均3~4人、かつひとつの成果しか社会への貢献を認めないって、すごい考え方だね。
「カミオカンデは日本のプロジェクト」それはそうですが、日本のプロジェクトだけでは小柴先生のノーベル賞につながるニュートリノの検出はできなかったとどこかで読んだ記憶があります。探してみたけれど見つかりません。スラドには詳しい人がいると期待していますが。
Wikipedia の記述 [wikipedia.org]では「カミオカンデは、このまれに起こる衝突を検出することで間接的に陽子崩壊を実証することを目的とした。」に続いていきなり「カミオカンデはニュートリノの衝突を検出するため、超純水をつかう。」となっていて陽子崩壊とニュートリノの間の話がつながっていません。ググって見つかった範囲では、小柴先生の ニュートリノ天体物理学の誕生 [gakushikai.or.jp]にはそれらしいことが少し書いてありますが。
カミオカンデ(KamiokaNDE)というのは、神岡という地名の後ろに大文字のNDEをつけたもので、この実験は核子の崩壊を探索することが本来の目的であったので、核子はニュークレオンですから、核子崩壊実験「Neucleon Decay Experiment」の頭文字をとってNDEとなったわけです。核子というのは「原子核をつくっている粒子」という意味で、陽子と中性子を意味します。 ところが、陽子の崩壊は何年たっても見つからず、ニュートリノの観測結果ばかり発表するものですから、世界の物理屋はNDEというのは(Neutrino Detection Experiment)だと思っている人が大部分です。
カミオカンデ(KamiokaNDE)というのは、神岡という地名の後ろに大文字のNDEをつけたもので、この実験は核子の崩壊を探索することが本来の目的であったので、核子はニュークレオンですから、核子崩壊実験「Neucleon Decay Experiment」の頭文字をとってNDEとなったわけです。核子というのは「原子核をつくっている粒子」という意味で、陽子と中性子を意味します。
ところが、陽子の崩壊は何年たっても見つからず、ニュートリノの観測結果ばかり発表するものですから、世界の物理屋はNDEというのは(Neutrino Detection Experiment)だと思っている人が大部分です。
核子崩壊を観測しようと思ってカミオカンデをつくったけども、理論が間違っているらしいことが分かった(これはこれで成果)。その後にニュートリノを観測しようと思ったが日本の予算としては陽子崩壊のための設備ということになっているのでできなかった、という話だったように思います。
本格的な太陽ニュートリノ観測台として5万トンの装置をつくろう、一国でつくるのはたいへんだから国際共同研究として一緒にやらないかと、1984年にある国際学会で提案したのですが、だれも乗ってこない。これはいつになったらできるだろうかと思っていましたら、カミオカンデを改造して太陽ニュートリノを観測するフィジビリティ・エクスペリメントを一緒にやろうという提案には、ペンシルバニア大学のマン教授がすぐ飛びついてきました。彼は翌月には日本にやって来て神岡を視察し、すぐコラボレーションが決まったという状況があります。
というコラボレーションの結果としてニュートリノ検出は(奇跡的に小柴先生の在任中に)なったのですから、国威高揚的な「日本のプロジェクト」には若干もやもやとした感じがします(私の記憶違いならすみません)。もちろん主導的な役割を果たしたのは日本なのですから、それを誇りに思って良いということは当然ではあるのですが。
それはそれでしょう。民主党時代の事業仕分けをけなす発言が多いですが、現実には一般会計における歳出・歳入の状況 [mof.go.jp]などにあるように収入と支出の差はますます離れるばかりで破綻が近づくばかりです。
# まずは「我が軍」の費用から削減すべきと思いますが。
それはそれなどと軽い言葉で済ませられるような問題じゃないと思いますが。 苦しいときに目先の大きな予算を減らすことで、日本の未来まで台無しにするところだったんですから。
「目先の大きな予算を減らすことで、日本の未来まで台無しにするところだった」には同意しますが、今の借金をずんずん増やしていくやり方も、日本の未来まで台無しにしているとは思いませんか。年収の倍も金を使うなんて正気とは思えませんよ。
今の日本のビッグサイエンスはバブルのころの貯金でなんとかしている側面が強いんですよね…バブル崩壊から30年弱、そろそろ次の投資がないとマズイんですがね。第三の矢としてガツンと予算措置をお願い致したく。
個人的には予算規模は十分だと思います。日本は過去15年、研究予算はほぼ横ばいで、これはイギリスやカナダなどと同じ様な傾向ですが、日本以外のこれらの国々は論文数を着実に伸ばしています。一方で、日本は2004年の大学法人化以降から、全く論文数が増えていないところが減らしています。
やはり、できる研究者ほど出世して研究ができなくなる今の制度をなんとかするべきだと思いますね。
論文数についてですが、これは研究者数とそのアクティビティの指標ということですよね。こちらも重大問題なのはご指摘のとおりです。>やはり、できる研究者ほど出世して研究ができなくなる今の制度も問題ではあるのですが、これは多かれ少なかれ昔もそうだったと思います。むしろ大きく変わったのは博士号取得後まもない研究者が安定した身分で研究できなくなった点です。
ビッグサイエンスに関しては、アイデアももちろん重要ですが、やはりハコモノに依存するところ大ですので、ドカンとお金を投入しないとノーベル賞クラスの成果は出てきにくいです。
どちらか二者択一といわれれば、若手研究者の安定雇用の拡大を取らざるを得ないと思いますが。経験するとわかるのですが、本当に「貧すれば鈍する」で、アイデアもわかなくなってくるんですよ…
もう少し長い期間で見ると、イギリスとカナダは、1990年代に比べると2000年代はかなり研究予算が増えています。確かに、ここ10年は増えていないですが。イギリスはEUから、カナダはアメリカから研究費をひっぱってこられるのがだいぶ違うのかもしれません。
日本の論文数が減っているのは、雑務が増えて研究時間が減ったのと産業界が論文を書かない傾向になったことが要因の一部です。参考: http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kihon5/3 [cao.go.jp]
>やはり、できる研究者ほど出世して研究ができなくなる今の制度をなんとかするべきだと思いますね。
知らなかった!「ピーターの法則」は、日本の研究界にもあったんだ・・・
今の政府的に親学とか水伝とか江戸しぐさとかに大きく研究費出しそうだ。
過去の受賞者にも何人か同様の感想を持つ人がいるが、大村さんの過去を知ると「長い間の努力が報いられて良かったなあ」と思うが、梶田さんの業績を聞いても「賞を取るためにずいぶん金をかけた国家的プロジェクトだから当然だろう」という気がする。如何にも東大的という感じ。
>梶田さんの業績を聞いても「賞を取るためにずいぶん金をかけた国家的プロジェクトだから当然だろう」という気がする。ビッグサイエンスの場合は、多かれ少なかれそういう傾向はあると思いますよ。アメリカ人がとったノーベル物理学賞も少なからずビッグサイエンスによるものですし。>如何にも東大的という感じ。ちょっとレッテル貼り的だなあ。「東大話法」みたいな。
ノーベル賞の賞金は個人にとっては大金かもしれませんが、国の予算規模とは比較になりませんよ
利益には、お金に換算できないものも含めないとね。ニュートリノに質量があったと分かった所で、おなかはふくれないわけで…。
権威有る名誉も大事だけど、ノーベル賞もらうことだけが成果じゃないわけだし。1つの成功の裏には何百何万っていう数の失敗や、敗者が居るわけで。
研究者は知的欲求に従い「人生を投げ打って」研究しちゃうわけだけど、だからといって本当に「人生を投げ捨てて」しまってはいけない。こいつぁ芽が無いな、って研究でも、最低限研究者が生きていけるぐらいの支援がなければね。裾野が広いから、頂も高くなるわけで。
実際、ノーベル賞受賞研究でも、成果が出るまでつまはじきだった人も多いわけで。青色LEDも、寄生虫の薬も、そんな裾野の縁の研究から上がってきた成果だ。
ニュートリノの調理方法はどうなるんですかね。やっぱお茶漬けにして食べるのでしょうか。
神岡のおいしい超純水でもどさないと胃袋に検知されず、事実上食べられません。
今は事業仕分けよりもっとむごい学問自体の選別が進行中。
国民の幸福/国威発揚 : priceless隣国の嫉妬 : meaningless
事業仕分けはもういいです。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
開いた括弧は必ず閉じる -- あるプログラマー
カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:0)
ノーベル賞は研究者個人に贈られるものですが
カミオカンデやスーパカミオカンデには,研究者の才能・努力だけでなく数十億円の税金も投入されています
昔から日本では物理学研究が盛んでしたが,それに加えて潤沢な研究資金があったからこそノーベル賞につながった,と言っても過言ではないと思います
これからも日本は国策として大学・研究機関にはどんどん税金を投入して,毎年ノーベル賞を取るような豊かな国にしてほしいとおもいます
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:5, すばらしい洞察)
>これからも日本は国策として大学・研究機関にはどんどん税金を投入して,
>毎年ノーベル賞を取るような豊かな国にしてほしいとおもいます
ノーベル賞は結果であって目的ではないでしょう。
「ノーベル賞を取ること」が国策としての目的になったら、
ノーベル賞と関係ない分野は評価されなくなるし研究費の投下も少なくなってしまう可能性がある。
それは社会の発展への貢献、人類の英知の探求という意味では歪んでいる。
よく言われるのはノーベル数学賞はないこと。他にも例えば近大マグロは日本の水産業を救う重要な養殖学の発展だけどノーベル賞に該当する分野はない。
他にもノーベル賞に該当しないが社会に貢献する研究、人類の英知を広げる研究はたくさんあるだろう。
Re: (スコア:0)
>「ノーベル賞を取ること」が国策としての目的になったら、
どこかの国をディスってる
Re: (スコア:0)
政府は、2001年に策定した科学技術基本計画の中で、「50年間で受賞者30人」という目標を掲げました。
ディスりたくもなるでしょ?
Re: (スコア:0)
これのことか?例えの一つにすぎないけど、これをもって「目標を掲げている」と読めるやつがいるなら俺はそっちのほうが心配だし、問題にするんなら「投資に見合う」のほうだと思うがね
http://www8.cao.go.jp/cstp/kihonkeikaku/honbun.html [cao.go.jp]
(1) 知の創造と活用により世界に貢献できる国の実現に向けて
-新しい知の創造-
「知の創造と活用により世界に貢献できる国」とは、科学を通じて、未知の現象の解明、新しい法則や原理の発見等、新しい知識を生み出し、その知識を活用して諸課題に対応する国である。さらに、そうした知識や知恵を世界に向けて発信し
Re: (スコア:0)
>50年間にノーベル賞受賞者30人程度
というか、その目標(なのかはおいといて)の半分くらいはすでに達成してるんだな。。。
Re: (スコア:0)
2000年以降に研究を開始したものについてはどうなんだろう
世界に通用するような研究ができてるんかな
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:1)
>じゃ目的は何?
ニュートリノじゃないけど微生物の方の大村さんだと
http://mainichi.jp/feature/news/20151006k0000m040043000c.html [mainichi.jp]
>祖母から「人のためになることをしなさい」と言われました。分かれ道に立った時は、それを基準に考えてきました。
というのが行動目的の指針になっているようですね。
人のためにと目的を掲げて、結果的にノーベル賞受賞となるのって素晴らしい。
それが、建前なのか本当なのかはわかりませんが。
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:1)
ノーベル賞が目的化したらロビー活動ばかり増え基礎研究への投資が減るでしょうね。
(正直、人柄の報道は減らして研究の解説に光を当ててほしい。)
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:1)
結局のところマスコミがそういう報道ばかりしかしないのは、
視聴者サイドにも問題があるのでは。
特にワイドショーを見るような視聴者層では……
一人以外は全員敗者
それでもあきらめるより熱くなれ
Re: (スコア:0)
ニュースの見出しが、今日の化学賞については「日本人受賞せず」 [yomiuri.co.jp]ですからね。「日本人は受賞せず、生理学・医学、物理学、化学の自然科学3賞の日本人同時受賞にはならなかった。」だそうな。そりゃ報道に値する大事件だよね。
NHKなど、第一報は「日本人が3日連続で受賞することはできなかった」だけ(誰が、を書いてない)でした。さすがに恥ずかしくなったのか今はさしかわっていますが。
あと、朝日新聞の朝刊には「ニュートリノに重さがあることを発見」という見出しが書いてありました。高校生でもわかる嘘は書かないでほしい。
結局、報道のレベルが低いのも、テレビドラマがつまらないのも、政治家が無能なのも、みんな雪もとい国民のせいなのでしょうけどね。
Re: (スコア:0)
なにがどのように嘘でしょうか。神岡グループ自体が「ニュートリノには重さがあることを発見」と書いていますね。
http://www-sk.icrr.u-tokyo.ac.jp/sk/sk/neutrino.html [u-tokyo.ac.jp]
Re: (スコア:0)
>(正直、人柄の報道は減らして研究の解説に光を当ててほしい。)
研究者とか作家とか芸術家などの「逸般人」は
一般人的な感覚から見た人柄とかで評価してほしくないですね。
むしろ「逸般」しているほうが人間として興味深い。
昔のKyo大の偉い先生(ノーベル賞受賞者かどうかは覚えてない)で、
とうぜん京都のお座敷で遊びなれているので
「芸者の足を舐められるようになったら一人前」とか対談で発言された、ってのを
どこかで読んだことがある。今だったらtwitterで炎上するかな
Re: (スコア:0)
>(正直、人柄の報道は減らして研究の解説に光を当ててほしい。)
俺も、同意する。
STAP 細胞のまだ疑惑が持ち上がる前、
『(おばあさん譲りかなんかの)割烹着で研究しています。」
とか報道してるのみて、呆れた。
バカジャネーノ
Re: (スコア:0)
本田宗一郎氏なんかも芸者遊びしまくってたそうですね。
逸話が色々あるとか。
それはそれ、これはこれだと思います。
Re: (スコア:0)
親コメと別人ですが、
社会貢献、英知の探求のベンチマークとしてノーベル賞だけじゃ難があるということを言ってるんでしょ。
Re: (スコア:0)
ノーベル賞とってなくても、ノーベル賞以上の貢献をしてる人もいっぱいいると思うがね。
逆に、全然貢献もしてないのにもらえたりしてる。特に平和賞。
Re: (スコア:0)
>人類の英知をどれだけ広げたかのベンチマーク
一分野あたり、年平均3~4人、かつひとつの成果しか社会への貢献を認めないって、すごい考え方だね。
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:2)
「カミオカンデは日本のプロジェクト」それはそうですが、日本のプロジェクトだけでは小柴先生のノーベル賞につながるニュートリノの検出はできなかったとどこかで読んだ記憶があります。探してみたけれど見つかりません。スラドには詳しい人がいると期待していますが。
Wikipedia の記述 [wikipedia.org]では「カミオカンデは、このまれに起こる衝突を検出することで間接的に陽子崩壊を実証することを目的とした。」に続いていきなり「カミオカンデはニュートリノの衝突を検出するため、超純水をつかう。」となっていて陽子崩壊とニュートリノの間の話がつながっていません。ググって見つかった範囲では、小柴先生の ニュートリノ天体物理学の誕生 [gakushikai.or.jp]にはそれらしいことが少し書いてありますが。
核子崩壊を観測しようと思ってカミオカンデをつくったけども、理論が間違っているらしいことが分かった(これはこれで成果)。その後にニュートリノを観測しようと思ったが日本の予算としては陽子崩壊のための設備ということになっているのでできなかった、という話だったように思います。
というコラボレーションの結果としてニュートリノ検出は(奇跡的に小柴先生の在任中に)なったのですから、国威高揚的な「日本のプロジェクト」には若干もやもやとした感じがします(私の記憶違いならすみません)。もちろん主導的な役割を果たしたのは日本なのですから、それを誇りに思って良いということは当然ではあるのですが。
Re: (スコア:0)
特に"人"というのが大事で、研究に必要な各コンポーネントや実験の遂行に必要なノウハウというのは教科書や論文からは十分には学べず、世代ごとの伝承が不可欠で、それを維持するには国内に学生を含め多くの研究者が必要。
日本が主導する実験でノーベル賞が出るということで、今の子供や若者が科学に夢を持ち、研究に対するモチベーションが上がるなら国威高揚で大いに結構じゃありませんか。
特に科学・技術立国を目指すならとても大事な事。
今も研究者にとっては非常に厳しい流れが続いていますが、民主党
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:2)
それはそれでしょう。民主党時代の事業仕分けをけなす発言が多いですが、現実には一般会計における歳出・歳入の状況 [mof.go.jp]などにあるように収入と支出の差はますます離れるばかりで破綻が近づくばかりです。
# まずは「我が軍」の費用から削減すべきと思いますが。
Re: (スコア:0)
苦しいときに目先の大きな予算を減らすことで、日本の未来まで台無しにするところだったんですから。
民主党は今度は公務員の給料2割削減を公約に掲げてますね。
研究職のポストが狭き門で待遇も良いとは言えない今の状況で、研究者になろうとする学生が減っているのに、これが実行されたらとんでもないことになりますね。
事業仕分けで何の反省もしていなかったという事でしょう。
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:2)
「目先の大きな予算を減らすことで、日本の未来まで台無しにするところだった」には同意しますが、今の借金をずんずん増やしていくやり方も、日本の未来まで台無しにしているとは思いませんか。年収の倍も金を使うなんて正気とは思えませんよ。
Re: (スコア:0)
今の日本のビッグサイエンスはバブルのころの貯金でなんとかしている側面が強いんですよね…
バブル崩壊から30年弱、そろそろ次の投資がないとマズイんですがね。第三の矢としてガツンと予算措置をお願い致したく。
Re: (スコア:0)
個人的には予算規模は十分だと思います。
日本は過去15年、研究予算はほぼ横ばいで、これはイギリスやカナダなどと同じ様な傾向ですが、日本以外のこれらの国々は論文数を着実に伸ばしています。
一方で、日本は2004年の大学法人化以降から、全く論文数が増えていないところが減らしています。
やはり、できる研究者ほど出世して研究ができなくなる今の制度をなんとかするべきだと思いますね。
Re: (スコア:0)
論文数についてですが、これは研究者数とそのアクティビティの指標ということですよね。こちらも重大問題なのはご指摘のとおりです。
>やはり、できる研究者ほど出世して研究ができなくなる今の制度
も問題ではあるのですが、これは多かれ少なかれ昔もそうだったと思います。むしろ大きく変わったのは博士号取得後まもない研究者が安定した身分で研究できなくなった点です。
ビッグサイエンスに関しては、アイデアももちろん重要ですが、やはりハコモノに依存するところ大ですので、ドカンとお金を投入しないとノーベル賞クラスの成果は出てきにくいです。
どちらか二者択一といわれれば、若手研究者の安定雇用の拡大を取らざるを得ないと思いますが。経験するとわかるのですが、本当に「貧すれば鈍する」で、アイデアもわかなくなってくるんですよ…
Re: (スコア:0)
もう少し長い期間で見ると、イギリスとカナダは、1990年代に比べると2000年代はかなり研究予算が増えています。
確かに、ここ10年は増えていないですが。イギリスはEUから、カナダはアメリカから研究費をひっぱってこられる
のがだいぶ違うのかもしれません。
日本の論文数が減っているのは、雑務が増えて研究時間が減ったのと産業界が論文を書かない傾向になったことが
要因の一部です。
参考: http://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kihon5/3 [cao.go.jp]
Re: (スコア:0)
>やはり、できる研究者ほど出世して研究ができなくなる今の制度をなんとかするべきだと思いますね。
知らなかった!
「ピーターの法則」は、日本の研究界にもあったんだ・・・
Re: (スコア:0)
今の政府的に親学とか水伝とか江戸しぐさとかに大きく研究費出しそうだ。
Re: (スコア:0)
過去の受賞者にも何人か同様の感想を持つ人がいるが、大村さんの過去を知ると「長い間の努力が報いられて良かったなあ」と思うが、梶田さんの業績を聞いても「賞を取るためにずいぶん金をかけた国家的プロジェクトだから当然だろう」という気がする。如何にも東大的という感じ。
Re: (スコア:0)
>梶田さんの業績を聞いても「賞を取るためにずいぶん金をかけた国家的プロジェクトだから当然だろう」という気がする。
ビッグサイエンスの場合は、多かれ少なかれそういう傾向はあると思いますよ。
アメリカ人がとったノーベル物理学賞も少なからずビッグサイエンスによるものですし。
>如何にも東大的という感じ。
ちょっとレッテル貼り的だなあ。「東大話法」みたいな。
Re: (スコア:0)
ノーベル賞の賞金は個人にとっては大金かもしれませんが、国の予算規模とは比較になりませんよ
Re: (スコア:0)
利益には、お金に換算できないものも含めないとね。
ニュートリノに質量があったと分かった所で、おなかはふくれないわけで…。
権威有る名誉も大事だけど、ノーベル賞もらうことだけが成果じゃないわけだし。
1つの成功の裏には何百何万っていう数の失敗や、敗者が居るわけで。
研究者は知的欲求に従い「人生を投げ打って」研究しちゃうわけだけど、
だからといって本当に「人生を投げ捨てて」しまってはいけない。
こいつぁ芽が無いな、って研究でも、最低限研究者が生きていけるぐらいの支援がなければね。
裾野が広いから、頂も高くなるわけで。
実際、ノーベル賞受賞研究でも、成果が出るまでつまはじきだった人も多いわけで。
青色LEDも、寄生虫の薬も、そんな裾野の縁の研究から上がってきた成果だ。
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:1)
いや、いや、質量もあったことだし、食べるとお腹がふくれるかも
Re:カミオカンデは日本のプロジェクト (スコア:1)
ニュートリノの調理方法はどうなるんですかね。
やっぱお茶漬けにして食べるのでしょうか。
Re: (スコア:0)
神岡のおいしい超純水でもどさないと胃袋に検知されず、事実上食べられません。
Re: (スコア:0)
今は事業仕分けよりもっとむごい学問自体の選別が進行中。
Re: (スコア:0)
国民の幸福/国威発揚 : priceless
隣国の嫉妬 : meaningless
事業仕分けはもういいです。