アカウント名:
パスワード:
大学の授業で、ほぼ全回にわたってExcelを使った課題を出し、試験でもExcelを使って回答させていますが、まずは半分近くの学生が落ちます。それが年々多くなっています。・合格した学生に聞くと、「授業はそんなに難しく無い」という話。・落ちた学生に聞くと、「Excelが難しい」という話。どうやら、Excelのスキルがボトルネックになっている様です。とはいえ、Excelを教える授業では無いので、Excelを1から教えるというのも悩ましいところです。
Excelはプログラムを組まなくてもあれこれできるので楽だと思うのですが、今は教養でプログラムを組むという授業もやっていない様です。20年くらい前の私が学生だった頃は、Excelどころか文系・理系含めて教養でプログラミングをやっていました。コンピュータで計算をするということに関しては、能力が低下してきている様に思います。
大学なので、やる気の無い学生の合わせる必要は無いと思いますが。
RとかPythonとかMathematicaとか何でもいいですけど、今はこんくらい出来ないと最前線じゃやってけないぜ!くらいでいいんじゃないですか。良くExcelで学ぶ○○みたいな授業ありますが、やる気のある学生が取りたがるとは思えませんね。
後、教養でプログラムの授業が無いのは、学生の問題ではなく大学側の問題です。あなたは教員なんですから、問題だと思うなら委員会に提案すべきでしょう。こんな所で愚痴ってる場合じゃないですよ。
いつの“大学”のお話をされているのでしょう (^^;)? 今、そんなことをやったら大学は潰れますよ。今、大学に入ってくる高校生は、「文の末尾には句点を打つ」とか「段落の最初の行は1字下げる」とかは全く知らないのですよ。英語では筆記体は読めないし、それどころか、英語は「主語・動詞・目的語」の語順だと言うことすら知らない。ノートを取ることはできないし、指示しても何を書いたら良いのかわからない。彼らにとって授業とは高校までと同じで、何だかわからないけれど、先生が教室に入ってきたら生徒に背を向けてひたすら板書するものを(理由はわからないけれど、それを)ひたすら書き写すということだったようです。だから教師が口頭でしか話さないと、何もノートに取らない...。と言う訳で、今では日本中の大学が(東大も!)新入生に対して「初期導入科目」というのを実施しています。ええ、読み書きから教えているのですよ...。 スマホの影響なのか、今の学生は「1文1段落」で、文ごとに改段落します。 さらに問題なのは、普通の日本語が通じなくなっている...。専門用語や学術用語ではなくです。例えば「右を向いてみてください」と言っても誰も右を向かない。反抗しているのではないのです。無反応なのです。「どうして言われた通りにしないの?」と訊ねても返事をしません。温和な顔でこちらを見ているだけです。何を訊ねても反応しないので、とうとうこちらがぶち切れて怒鳴りつけると、泣きべそを書きながら、驚いたように返事します。「なぜ返事をしなかったの?」と訊ねると「返事をしなきゃいけないとは思ってもみなかった」と答えます。だんだんわかってきたのは、彼らにはこちらは「風景」でしかないということでした。言わばテレビの番組のようなものです。テレビでタレントが「おい、右向けよ」と言ったとして、視聴者は誰も右を向きません。その時、突然テレビの画面の中からタレントが名指しで自分を怒鳴りつけたら、それは恐怖以外の何ものでもありませんよね? 大学生にもなると、出欠なんて取らない授業が多いし、学生が授業に出なくてもいちいち教師がそれを確認したり、家に連絡したりはしません(でした)。と言うか、20歳を越えていれば、親は保護者じゃないので、勝手に学生の個人情報を親に伝えることは法令違反となります。(←これってなんだかなぁ〜。)しかし、最近の親は、子どもが授業に全く出ておらず、卒業できないとわかると、大学に怒鳴り込んできます...。「大学はどうしてこうなるまでほっといたのですかっ⁉」 だから、今では親が大学のイントラネットにアクセスして自分の子どもの出欠状況が確認できるようになっています。ええ、もちろん、スマホ対応ですよ。今どきの親たちも特に女性はスマホしか使えませんから...。 学科の教員は指導教員となり学生を分担して掌握しなければなりません。欠席が長期間続いている学生には自宅や下宿に電話して「僕ちゃん、大丈夫? よちよち、怖くないからねぇ〜。大学に出ておいでぇ〜♪」と優しく諭すことが求められています。 推薦入試でも受験生の知識や能力は見ません。見るのは、その受験生の「心」(精神力)だけです。もし入学してもすぐ引き篭もってしまいそうな受験生は落とします。快活で、元気が良く、引き篭もりにならなそうな受験生は無条件で合格です。 今ではほとんどの大学がそうして学生をとっています。事実上受験競争なんてもはや存在しません。(だって、今では大学定員の方が受験生の総数よりも多いんですから...。)でも、それをバラしちゃうと予備校などが倒産してしまうので、おおっぴらには誰も言わないだけです。あたかも、未だに大学受験競争は熾烈なようなフリを装っているわけです。 だから一般入試やセンター入試を受けるなんて愚の骨頂なんです。一番確実に入れるのがAO入試です。高校の推薦すら要りません。今ではどんな一流大学でもAO入試を実施しています。AO入試はちょっとしたレポートを書かせるだけというのがほとんどなので、AO入試でほぼ狙い通りの大学に入れるのが日本の現状です。 文科省はすでに「大学は専門教育をする場ではない。基礎教養を身に付ける場だ。専門教育は大学院で行う」と宣言しています。ところが、幼稚園/保育園から何も考えずに小学校に入り、小学校から中学校に入り、中学校からは最初から高校受験前提で授業があり、高校でも最初から大学受験が前提の教育がなされています。しかも今では高校生本人の希望を訊いて受験大学を決めるのではなく、大学も専攻学科も高校の進路指導の先生が偏差値を元に機械的に指示します。もう今の学生はそういうものだとして大学に入ってきますから、大学で「あなたはなぜこの学科を選んだのですか?」とか「この学科で何を学びたいのですか?」と訊ねられたらキョトンとしてしまいます。そして大学に入ってみたら、「まだ上に学校(=大学院)があった!」ということで、何も考えずに、つまり別に学者や研究者になりたいわけでもなく、そのまま大学院に進んでしまうという学生が大量に発生しています。 さらに文科省はすでに「日本人は英語(という名の米語)だけをやっていればよいのだ。第二外国語は学ぶ必要は無し!」というので第二外国語を廃止させてきましたし、国立大学は「教養なんて必要ない。専門教育をしていればいい!」というので国立大学の教養課程を廃止してきました。さらに今度は「実学じゃない産業の役に立たない文学部などは必要ないので国立大学では文学部は廃止する!」という政策を打ち出してきました。これからますます日本の大学生の白痴化は進むことでしょう。 日本にもはや専門教育などは存在しません。
> 今では日本中の大学が(東大も!)新入生に対して「初期導入科目」というのを実施しています。ええ、読み書きから教えているのですよ...。
そんな教育が必要な学生が、どうやって東大に入れるのですか?東大の場合、極めて高度な読み書きができないと入れないと思っていたのですが。Fランの私大なら不思議ではないとは思いますけど。
そんな教育が必要な学生が、どうやって東大に入れるのですか?
東大でも例えば医学部で問題になったのは、高校で生物を理由してない学生がゾロゾロいて、初期導入科目としてまず高校レベルの生物学を最初に教えるようになっているとか。
Fランの私大なら不思議ではないとは思いますけど。
それが別に Fランクではなくてもそうなっているのが現状なのです。ちなみに、Fランクとは競争率が1倍以下の大学を指すと思いましたが、実際は合格させても実際に入学手続きを取らない学生が結構出ますので、通常は手続き率を考慮して定員の3倍程度の合格者を発表します。つまり手続き率は 1/3 位だと言うことですね。と言うことは、競争率が 3倍程度以下の大学は(=つまり有名大学も含めて多くの大学が)実質的には F ランクだと言うことです。逆に言えば、公表されている「Fランク」の大学は本当に悲惨だと言うことになります。 ちなみに、東大の学生のレベルも年々下がってきてはいますが(全体の平均学力が下がれば偏差値は変わらない...)、東大生の名誉のために言っておけば、やはり東大生は授業をやっても基礎知識は他の私立大学生よりはあるし、飲み込みも速いので、教える方としては非常に楽ではあります。ただ教えていて面白みに欠ける学生が多いのも事実 (^^;)。
そんなに若い人を馬鹿にしなさんな。今のあんたから見たら、大学生のレベルは低いかもしれないが、あんたも学生のころは、上から同じように言われていたんだよ。
論文の書き方をいつ習った?四回生でラボに入ってからだろ?当時、進捗報告や輪講のやり方で上からボロクソに言われた覚えない?
そうやって教育される前のあんたは、今の学生と大して変わらないヘナチョコだったろう。そう思わないのなら、たぶんあなたは自分の記憶を美化しているのだと思うな。
# 学生の生活面でのケアとか、普通に昔からやってますがな。
そんなに若い人を馬鹿にしなさんな。
全く馬鹿になんてしてませんが? 単なる現状を報告しただけです。彼らはある意味文科省の教育制度の犠牲者です。
論文の書き方をいつ習った?四回生でラボに入ってからだろ?
なぜそのように断定できるのか謎ではあります。「四回生」? 「ラボに入る」? 何の話ですか? なぜ他人はご自分と同じ大学制度・同じ学部学科だと思うことができるのでしょう? 例えば私の勤務先ではまず1年生で論文の基本的な書き方を教えます(基礎の基礎)。次には3年生になってゼミに振り分けられ、それから2年間掛けて卒論を書き上げます。大学や学部・学科によってやり方や制度、呼び方は全部違うものですよ。 ちなみに、私が出た大学は5年制でしたし、そもそも日本では大学は出ておりません。日本では高卒です。だから私は日本での大学教育は経験していないので、私の世代の当時の日本の大学生がどうだったかは全く存じ上げません。
学生の生活面でのケアとか、普通に昔からやってますがな。
それは学生課とかいった事務方の仕事であり、昔...と言っても20世紀の頃は教授達の仕事ではありませんでしたよ。もっとも、これまた大学間によって差異はあるでしょうが。
俺は別人だが、いや、同じじゃないよ。俺の職を賭けて保証する。いわゆるゆとりになった後でもずるずると落ちて来ている。「今時の若いもん」という対応では、全く太刀打ちができない。あなたにこの環境で、やらせてみたいよ。さぞや見ものだろうな。
元コメントの臆病者ですが、大学の実態をほとんど書いていただいてありがとうございます。私自身20年前に大学で非常勤講師をやり、その後しばらく企業につとめ、大学教員になりましたが、大学があまりにも酷い状況になっているのに唖然としています。それで、その間大学に居た多くの教員も学生に迎合してしまっているのでこの人達を動かすのもなかなかたいへんです。本当に大学教育を行っている尊敬できる先生もいらっしゃいますが、その様な人は一握りのはぐれ者くらいの様で悩ましいところです。
私自身20年前に大学で非常勤講師をやり、その後しばらく企業につとめ、大学教員になりましたが、大学があまりにも酷い状況になっているのに唖然としています。
私も90年代に初めて専任になりましたが、その時は「意外とこいつらできるじゃん」というのが感想でした。実際その頃の学生は卒業後大学の教員になったり、研究者になったり、外交官になったりと、そこそこ活躍もしています。しかし、1990年代半ばから学生の質が少しずつ下がってきました。もちろん、それまでも下がってきていたのでしょうが、それに気付くほどの低下が発生したということなんでしょうね。 もちろん、1990年頃は受験生人口が一番多い時期で(確か200万人位?)当然競争率も高かったので、それなりの学生が入学してきていたということがあるのかもしれません。今は100万人前後ですよね? もう100万を切ったかな? 少子化が物凄いスピードで進みました。受験生人口がわずか10年ちょっとで半減してしまったのです。これは大学がどんなに経営努力をしても対応し切れるはずがありません。ところが文科省は大学設置の自由化を謳い、入学人口は激減しているのに、全国の大学定員は逆に爆発的に増えてしまったのです。それも学生の学力低下にとっては大きいと思います。 目に見えて学生の質がガクンと下がったのが、確か2000年だったかなぁ? 新入生には毎年同じ問題を出して学力を測っていたのですが、90年代初頭は英語の平均点が 85点位でしたでしょうか?(94年入学組のうちのゼミ生の女子は確か100点満点でした。)それが年々少しずつ点数が下がり続け、1999年は確か60点台にまで下がりました。それが2000年には35点とかに急降下したのです。2001年には少し持ち直しましたが...。ちょうど21世紀に掛けて急激なというか劇的な学生の学力水準の低下が発生したのですね。だから、それ以前に大学を出た者が、「学生はいつだって同じさ」と嘯いても、実態が全然違う。 ま、この凄まじい現実と実態は、元コメさんのように現場を体験していないとまず想像がつきませんよね。
情けないことをしないでくれ。私には、エクスキューズを求めているように見える。同業者として大変恥ずかしい。
報告と称して、若者も見る掲示板で愚痴だけ垂れ流すのが教育者のやることか。教員の役割は、現状を受け入れた上で、それでも学生を導くことだろう。学生が自発的に知識や教養を求めるように仕向けられてない時点で、「貴方の行う教育が」失敗している。
私には、エクスキューズを求めているように見える。
別にエクスキューズなんて求めていませんが?
同業者として大変恥ずかしい。
それはあなたの勝手です。だいたい匿名でなら何とでも言えるでしょう?
学生が自発的に知識や教養を求めるように仕向けられてない時点で、 「貴方の行う教育が」失敗している。
いったい誰が自分の学生をそのように仕向けられなかったと言ったのでしょう? 自分のゼミに入ってきた学生達は相当そのように鍛え上げていますよ?(どの程度それが成功しているかはわかりませんが。)私が話しているのは「入学してきた段階での状況」なのですが? 研究者たる者、きちんと現状把握することは最低限の基本中の基本だと思いますが? また、仮に、私の教育が失敗していたとしても、それは単に私がそういう素材を扱うのに向いていなかったというだけの話だと思いますが? 人は万能ではありません。 このスレッドの元記事が、最近の若者はパソコンが使えず、スマホしか使えないということだったので、実際大学でもそうなっているという事実を報告したまでですが?
京都大学 工学部の学生とは良く接する機会がありますが、
>今では日本中の大学が(東大も!)新入生に対して「初期導入科目」というのを実施しています。ええ、読み書きから教えているのですよ...。
こういう状況には遭遇したことが無いですね。レポートでも自社の社員よりもよほどしっかりした文章が書けるし、さすがに選抜されているだけはあると感じています。東大は状況が違うのでしょうか?
>京大でも似たような問題は発生しているはずです。このように言われても、自分の実感と反するのですよね。もしかして、"東大も"というのと、"読み書きから教えている"というのは別の話なのですか?それとも盛って書いてるだけ?ここ数年で、何か質が変わってるような印象もないですねぇ。
このように言われても、自分の実感と反するのですよね。
物事はどこの部分に注目するかによって常に「違い」が見えたり「違い」が見えなかったりするものですよ。東大でも他の大学同様初期導入科目が導入されていると言うのは単なる事実に過ぎません。新聞でいくらでも読むことができます。 しかし、全ては相対的ですから、東大の学生が相対的に優秀である事実に変わりはありません。比較の問題です。だから、どこに注目するかによって、「何だかんだ言ったって、東大の学生、やっぱ、優秀じゃん! 何も変わってないよ!」という印象を持つ方もおるだろうし、「ここまで東大生ができなくなってるとは由々しき問題だ!」と感じる方もいるというだけだと思いますよ?(繰り返しますが、私は京大のことはそこで学んだこともないし、教鞭を取ったこともないのでわかりません。) 上の方で(下の方かも知れませんが)何度も書いていますが、今でも東大の学生は、本務校の学生と比べると教えるのが非常に楽ですよ。だから彼らが優秀であることは全く否定していません。 でも、東大本体ではすでにそのような新入生対象の授業が組まれるほど危機感を持っていると言うことなのです。 ちなみに「導入教育」で検索すれば色々な事例がヒットすると思います。 ちなみに、今、ちょこっと東大のサイトを覗いていたら、こんなページが見つかりました...。「ワールドクラスの大学教育」、「よりグローバル、よりタフな人材の輩出」...。「国際化」、「グローバルキャンパス」、「3つの柱を支える...」。もう普通の私立大と変わらんですね...。 http://www.u-tokyo.ac.jp/gen02/fall.enrollment.html [u-tokyo.ac.jp]
ずいぶん東大でのことを強調されていますが、東大の"初期導入科目"ってそういう内容の物ですか?最近の状況は知らないのですが、私が学生だった20年数年前から同じような名前の科目があったような。名前は正確に覚えていませんが、内容は高校で履修していない科目の補習です。最近は~と特別に取り上げるような話なんですかね?
英語では筆記体は読めないし ネイティブも筆記体読めないから心配すんなし
英語では筆記体は読めないし
ネイティブも筆記体読めないから心配すんなし
それ、米国だけの話ね。英語圏には英国や他の国も大量にあるし、さらにラテン文字を使っている文化圏は世界にたくさんあります。ま、一番の問題は教師の書く文が書き写せないことね。 幼稚園から高校までは教員免許が必要だけれど、大学の教授になるには教員免許必要ないんですよ。学習指導要項もない。だから、我々は高校までにどんなことを習ってきているのか、まったくわからないのですよ。
> だから、我々は高校までにどんなことを習ってきているのか、まったくわからないのですよ。
教員免許や学習指導要綱がないことの帰結として、高校までの学習内容がわからないというのは無理があるんじゃない?学習指導要綱なんてWebで公開して、見ようと思えば見られるんだから。
高校までの生徒の学習内容わからなくても大学教員にはなれるってだけでしょ。
学習指導要綱なんてWebで公開して、見ようと思えば見られるんだから。
うん。だって、そんなの普通見ようとは思わないでしょう? だいたい教職の資格を持ってない段階で、「どういう情報が存在し、どれを見ればいいか」自体がわかりません。
それどころか、大学教員になるためには小学校すら出てる必要はないのですよ。一切学校に通ったことが無い、学歴の無い者でも制度上は大学教員になれます。そして制度上は例えノーベル賞を獲った大教授でも小学校や中学校、高校で教鞭を執ることはできない仕組みになっています。(それは教え方の仕組みが双方で違っているからです。) 理由は簡単。建前上は大学はそれまでの小・中・高とは隔絶している学校制度だからです。だから「大学校」ではなく「大学」。日本には大学校と呼ばれる学校が存在しますが、あれは制度上は大学ではありません。だから大学校。 従って大学の教員は学生が高校までにどんなことを学んできているかなんてことには無頓着に授業をやってきていたわけです。だいたい自分らの高校時代の体験に基づいて、「この位は知ってるよなぁ〜」という前提で授業を進めているわけです。ところが最近...でもないな、ここ20年位かな? だんだんと話が通じてない事例が増えてきている。調べてみたら...。という次第。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall
大学生を教えるのもたいへん (スコア:0)
大学の授業で、ほぼ全回にわたってExcelを使った課題を出し、試験でもExcelを使って回答させていますが、まずは半分近くの学生が落ちます。それが年々多くなっています。
・合格した学生に聞くと、「授業はそんなに難しく無い」という話。
・落ちた学生に聞くと、「Excelが難しい」という話。
どうやら、Excelのスキルがボトルネックになっている様です。
とはいえ、Excelを教える授業では無いので、Excelを1から教えるというのも悩ましいところです。
Excelはプログラムを組まなくてもあれこれできるので楽だと思うのですが、今は教養でプログラムを組むという授業もやっていない様です。20年くらい前の私が学生だった頃は、Excelどころか文系・理系含めて教養でプログラミングをやっていました。コンピュータで計算をするということに関しては、能力が低下してきている様に思います。
Re: (スコア:0)
大学なので、やる気の無い学生の合わせる必要は無いと思いますが。
RとかPythonとかMathematicaとか何でもいいですけど、今はこんくらい出来ないと最前線じゃやってけないぜ!くらいでいいんじゃないですか。
良くExcelで学ぶ○○みたいな授業ありますが、やる気のある学生が取りたがるとは思えませんね。
後、教養でプログラムの授業が無いのは、学生の問題ではなく大学側の問題です。
あなたは教員なんですから、問題だと思うなら委員会に提案すべきでしょう。
こんな所で愚痴ってる場合じゃないですよ。
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:4, 興味深い)
いつの“大学”のお話をされているのでしょう (^^;)? 今、そんなことをやったら大学は潰れますよ。今、大学に入ってくる高校生は、「文の末尾には句点を打つ」とか「段落の最初の行は1字下げる」とかは全く知らないのですよ。英語では筆記体は読めないし、それどころか、英語は「主語・動詞・目的語」の語順だと言うことすら知らない。ノートを取ることはできないし、指示しても何を書いたら良いのかわからない。彼らにとって授業とは高校までと同じで、何だかわからないけれど、先生が教室に入ってきたら生徒に背を向けてひたすら板書するものを(理由はわからないけれど、それを)ひたすら書き写すということだったようです。だから教師が口頭でしか話さないと、何もノートに取らない...。と言う訳で、今では日本中の大学が(東大も!)新入生に対して「初期導入科目」というのを実施しています。ええ、読み書きから教えているのですよ...。
スマホの影響なのか、今の学生は「1文1段落」で、文ごとに改段落します。
さらに問題なのは、普通の日本語が通じなくなっている...。専門用語や学術用語ではなくです。例えば「右を向いてみてください」と言っても誰も右を向かない。反抗しているのではないのです。無反応なのです。「どうして言われた通りにしないの?」と訊ねても返事をしません。温和な顔でこちらを見ているだけです。何を訊ねても反応しないので、とうとうこちらがぶち切れて怒鳴りつけると、泣きべそを書きながら、驚いたように返事します。「なぜ返事をしなかったの?」と訊ねると「返事をしなきゃいけないとは思ってもみなかった」と答えます。だんだんわかってきたのは、彼らにはこちらは「風景」でしかないということでした。言わばテレビの番組のようなものです。テレビでタレントが「おい、右向けよ」と言ったとして、視聴者は誰も右を向きません。その時、突然テレビの画面の中からタレントが名指しで自分を怒鳴りつけたら、それは恐怖以外の何ものでもありませんよね?
大学生にもなると、出欠なんて取らない授業が多いし、学生が授業に出なくてもいちいち教師がそれを確認したり、家に連絡したりはしません(でした)。と言うか、20歳を越えていれば、親は保護者じゃないので、勝手に学生の個人情報を親に伝えることは法令違反となります。(←これってなんだかなぁ〜。)しかし、最近の親は、子どもが授業に全く出ておらず、卒業できないとわかると、大学に怒鳴り込んできます...。「大学はどうしてこうなるまでほっといたのですかっ⁉」 だから、今では親が大学のイントラネットにアクセスして自分の子どもの出欠状況が確認できるようになっています。ええ、もちろん、スマホ対応ですよ。今どきの親たちも特に女性はスマホしか使えませんから...。
学科の教員は指導教員となり学生を分担して掌握しなければなりません。欠席が長期間続いている学生には自宅や下宿に電話して「僕ちゃん、大丈夫? よちよち、怖くないからねぇ〜。大学に出ておいでぇ〜♪」と優しく諭すことが求められています。
推薦入試でも受験生の知識や能力は見ません。見るのは、その受験生の「心」(精神力)だけです。もし入学してもすぐ引き篭もってしまいそうな受験生は落とします。快活で、元気が良く、引き篭もりにならなそうな受験生は無条件で合格です。
今ではほとんどの大学がそうして学生をとっています。事実上受験競争なんてもはや存在しません。(だって、今では大学定員の方が受験生の総数よりも多いんですから...。)でも、それをバラしちゃうと予備校などが倒産してしまうので、おおっぴらには誰も言わないだけです。あたかも、未だに大学受験競争は熾烈なようなフリを装っているわけです。
だから一般入試やセンター入試を受けるなんて愚の骨頂なんです。一番確実に入れるのがAO入試です。高校の推薦すら要りません。今ではどんな一流大学でもAO入試を実施しています。AO入試はちょっとしたレポートを書かせるだけというのがほとんどなので、AO入試でほぼ狙い通りの大学に入れるのが日本の現状です。
文科省はすでに「大学は専門教育をする場ではない。基礎教養を身に付ける場だ。専門教育は大学院で行う」と宣言しています。ところが、幼稚園/保育園から何も考えずに小学校に入り、小学校から中学校に入り、中学校からは最初から高校受験前提で授業があり、高校でも最初から大学受験が前提の教育がなされています。しかも今では高校生本人の希望を訊いて受験大学を決めるのではなく、大学も専攻学科も高校の進路指導の先生が偏差値を元に機械的に指示します。もう今の学生はそういうものだとして大学に入ってきますから、大学で「あなたはなぜこの学科を選んだのですか?」とか「この学科で何を学びたいのですか?」と訊ねられたらキョトンとしてしまいます。そして大学に入ってみたら、「まだ上に学校(=大学院)があった!」ということで、何も考えずに、つまり別に学者や研究者になりたいわけでもなく、そのまま大学院に進んでしまうという学生が大量に発生しています。
さらに文科省はすでに「日本人は英語(という名の米語)だけをやっていればよいのだ。第二外国語は学ぶ必要は無し!」というので第二外国語を廃止させてきましたし、国立大学は「教養なんて必要ない。専門教育をしていればいい!」というので国立大学の教養課程を廃止してきました。さらに今度は「実学じゃない産業の役に立たない文学部などは必要ないので国立大学では文学部は廃止する!」という政策を打ち出してきました。これからますます日本の大学生の白痴化は進むことでしょう。
日本にもはや専門教育などは存在しません。
Re: (スコア:0)
> 今では日本中の大学が(東大も!)新入生に対して「初期導入科目」というのを実施しています。ええ、読み書きから教えているのですよ...。
そんな教育が必要な学生が、どうやって東大に入れるのですか?東大の場合、極めて高度な読み書きができないと入れないと思っていたのですが。
Fランの私大なら不思議ではないとは思いますけど。
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
東大でも例えば医学部で問題になったのは、高校で生物を理由してない学生がゾロゾロいて、初期導入科目としてまず高校レベルの生物学を最初に教えるようになっているとか。
それが別に Fランクではなくてもそうなっているのが現状なのです。ちなみに、Fランクとは競争率が1倍以下の大学を指すと思いましたが、実際は合格させても実際に入学手続きを取らない学生が結構出ますので、通常は手続き率を考慮して定員の3倍程度の合格者を発表します。つまり手続き率は 1/3 位だと言うことですね。と言うことは、競争率が 3倍程度以下の大学は(=つまり有名大学も含めて多くの大学が)実質的には F ランクだと言うことです。逆に言えば、公表されている「Fランク」の大学は本当に悲惨だと言うことになります。
ちなみに、東大の学生のレベルも年々下がってきてはいますが(全体の平均学力が下がれば偏差値は変わらない...)、東大生の名誉のために言っておけば、やはり東大生は授業をやっても基礎知識は他の私立大学生よりはあるし、飲み込みも速いので、教える方としては非常に楽ではあります。ただ教えていて面白みに欠ける学生が多いのも事実 (^^;)。
Re: (スコア:0)
生物の知識ない人間を好んで選抜しといて何言ってんだか
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
Re: (スコア:0)
そんなに若い人を馬鹿にしなさんな。
今のあんたから見たら、大学生のレベルは低いかもしれないが、
あんたも学生のころは、上から同じように言われていたんだよ。
論文の書き方をいつ習った?四回生でラボに入ってからだろ?
当時、進捗報告や輪講のやり方で上からボロクソに言われた覚えない?
そうやって教育される前のあんたは、今の学生と大して変わらないヘナチョコだったろう。
そう思わないのなら、たぶんあなたは自分の記憶を美化しているのだと思うな。
# 学生の生活面でのケアとか、普通に昔からやってますがな。
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
全く馬鹿になんてしてませんが? 単なる現状を報告しただけです。彼らはある意味文科省の教育制度の犠牲者です。
なぜそのように断定できるのか謎ではあります。「四回生」? 「ラボに入る」? 何の話ですか? なぜ他人はご自分と同じ大学制度・同じ学部学科だと思うことができるのでしょう?
例えば私の勤務先ではまず1年生で論文の基本的な書き方を教えます(基礎の基礎)。次には3年生になってゼミに振り分けられ、それから2年間掛けて卒論を書き上げます。大学や学部・学科によってやり方や制度、呼び方は全部違うものですよ。
ちなみに、私が出た大学は5年制でしたし、そもそも日本では大学は出ておりません。日本では高卒です。だから私は日本での大学教育は経験していないので、私の世代の当時の日本の大学生がどうだったかは全く存じ上げません。
それは学生課とかいった事務方の仕事であり、昔...と言っても20世紀の頃は教授達の仕事ではありませんでしたよ。もっとも、これまた大学間によって差異はあるでしょうが。
Re: (スコア:0)
俺は別人だが、いや、同じじゃないよ。俺の職を賭けて保証する。
いわゆるゆとりになった後でもずるずると落ちて来ている。
「今時の若いもん」という対応では、全く太刀打ちができない。
あなたにこの環境で、やらせてみたいよ。さぞや見ものだろうな。
Re: (スコア:0)
元コメントの臆病者ですが、大学の実態をほとんど書いていただいてありがとうございます。
私自身20年前に大学で非常勤講師をやり、その後しばらく企業につとめ、大学教員になりましたが、大学があまりにも酷い状況になっているのに唖然としています。
それで、その間大学に居た多くの教員も学生に迎合してしまっているのでこの人達を動かすのもなかなかたいへんです。本当に大学教育を行っている尊敬できる先生もいらっしゃいますが、その様な人は一握りのはぐれ者くらいの様で悩ましいところです。
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:3)
私も90年代に初めて専任になりましたが、その時は「意外とこいつらできるじゃん」というのが感想でした。実際その頃の学生は卒業後大学の教員になったり、研究者になったり、外交官になったりと、そこそこ活躍もしています。しかし、1990年代半ばから学生の質が少しずつ下がってきました。もちろん、それまでも下がってきていたのでしょうが、それに気付くほどの低下が発生したということなんでしょうね。
もちろん、1990年頃は受験生人口が一番多い時期で(確か200万人位?)当然競争率も高かったので、それなりの学生が入学してきていたということがあるのかもしれません。今は100万人前後ですよね? もう100万を切ったかな? 少子化が物凄いスピードで進みました。受験生人口がわずか10年ちょっとで半減してしまったのです。これは大学がどんなに経営努力をしても対応し切れるはずがありません。ところが文科省は大学設置の自由化を謳い、入学人口は激減しているのに、全国の大学定員は逆に爆発的に増えてしまったのです。それも学生の学力低下にとっては大きいと思います。
目に見えて学生の質がガクンと下がったのが、確か2000年だったかなぁ? 新入生には毎年同じ問題を出して学力を測っていたのですが、90年代初頭は英語の平均点が 85点位でしたでしょうか?(94年入学組のうちのゼミ生の女子は確か100点満点でした。)それが年々少しずつ点数が下がり続け、1999年は確か60点台にまで下がりました。それが2000年には35点とかに急降下したのです。2001年には少し持ち直しましたが...。ちょうど21世紀に掛けて急激なというか劇的な学生の学力水準の低下が発生したのですね。だから、それ以前に大学を出た者が、「学生はいつだって同じさ」と嘯いても、実態が全然違う。
ま、この凄まじい現実と実態は、元コメさんのように現場を体験していないとまず想像がつきませんよね。
Re: (スコア:0)
情けないことをしないでくれ。
私には、エクスキューズを求めているように見える。
同業者として大変恥ずかしい。
報告と称して、若者も見る掲示板で愚痴だけ垂れ流すのが教育者のやることか。
教員の役割は、現状を受け入れた上で、それでも学生を導くことだろう。
学生が自発的に知識や教養を求めるように仕向けられてない時点で、
「貴方の行う教育が」失敗している。
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
別にエクスキューズなんて求めていませんが?
それはあなたの勝手です。だいたい匿名でなら何とでも言えるでしょう?
いったい誰が自分の学生をそのように仕向けられなかったと言ったのでしょう? 自分のゼミに入ってきた学生達は相当そのように鍛え上げていますよ?(どの程度それが成功しているかはわかりませんが。)私が話しているのは「入学してきた段階での状況」なのですが? 研究者たる者、きちんと現状把握することは最低限の基本中の基本だと思いますが?
また、仮に、私の教育が失敗していたとしても、それは単に私がそういう素材を扱うのに向いていなかったというだけの話だと思いますが? 人は万能ではありません。
このスレッドの元記事が、最近の若者はパソコンが使えず、スマホしか使えないということだったので、実際大学でもそうなっているという事実を報告したまでですが?
Re: (スコア:0)
京都大学 工学部の学生とは良く接する機会がありますが、
>今では日本中の大学が(東大も!)新入生に対して「初期導入科目」というのを実施しています。ええ、読み書きから教えているのですよ...。
こういう状況には遭遇したことが無いですね。
レポートでも自社の社員よりもよほどしっかりした文章が書けるし、さすがに選抜されているだけはあると感じています。
東大は状況が違うのでしょうか?
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
別に「東大の学生が“馬鹿”になった」と言っているわけではなく、東大ですらそのような初期導入科目が必用とされるに至ったという事実を述べたまでです。(この話題は結構新聞などでも取り上げられています。)東大の学生が飲み込みが速く、教えやすいという経験談も上の方のコメントではちゃんと書いてあります。
京大の学生については、京大で教えたことはないのでわかりませんが、恐らく京大でも似たような問題は発生しているはずです。あくまでも比較の問題ですから。「腐っても鯛」と言いますか、(以前と比べて)「ダメになった」とは言われても、当然、同世代の他の学生達よりは優秀な学生が多いとは思いますよ。
Re: (スコア:0)
>京大でも似たような問題は発生しているはずです。
このように言われても、自分の実感と反するのですよね。
もしかして、"東大も"というのと、"読み書きから教えている"というのは別の話なのですか?それとも盛って書いてるだけ?
ここ数年で、何か質が変わってるような印象もないですねぇ。
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
物事はどこの部分に注目するかによって常に「違い」が見えたり「違い」が見えなかったりするものですよ。東大でも他の大学同様初期導入科目が導入されていると言うのは単なる事実に過ぎません。新聞でいくらでも読むことができます。
しかし、全ては相対的ですから、東大の学生が相対的に優秀である事実に変わりはありません。比較の問題です。だから、どこに注目するかによって、「何だかんだ言ったって、東大の学生、やっぱ、優秀じゃん! 何も変わってないよ!」という印象を持つ方もおるだろうし、「ここまで東大生ができなくなってるとは由々しき問題だ!」と感じる方もいるというだけだと思いますよ?(繰り返しますが、私は京大のことはそこで学んだこともないし、教鞭を取ったこともないのでわかりません。)
上の方で(下の方かも知れませんが)何度も書いていますが、今でも東大の学生は、本務校の学生と比べると教えるのが非常に楽ですよ。だから彼らが優秀であることは全く否定していません。
でも、東大本体ではすでにそのような新入生対象の授業が組まれるほど危機感を持っていると言うことなのです。
ちなみに「導入教育」で検索すれば色々な事例がヒットすると思います。
ちなみに、今、ちょこっと東大のサイトを覗いていたら、こんなページが見つかりました...。「ワールドクラスの大学教育」、「よりグローバル、よりタフな人材の輩出」...。「国際化」、「グローバルキャンパス」、「3つの柱を支える...」。もう普通の私立大と変わらんですね...。
http://www.u-tokyo.ac.jp/gen02/fall.enrollment.html [u-tokyo.ac.jp]
Re: (スコア:0)
ずいぶん東大でのことを強調されていますが、東大の"初期導入科目"ってそういう内容の物ですか?
最近の状況は知らないのですが、私が学生だった20年数年前から同じような名前の科目があったような。
名前は正確に覚えていませんが、内容は高校で履修していない科目の補習です。
最近は~と特別に取り上げるような話なんですかね?
Re: (スコア:0)
> 英語では筆記体は読めないし
ネイティブも筆記体読めないから心配すんなし
# なお彼らの書いたブロック体は誰も読めない模様
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
それ、米国だけの話ね。英語圏には英国や他の国も大量にあるし、さらにラテン文字を使っている文化圏は世界にたくさんあります。ま、一番の問題は教師の書く文が書き写せないことね。
幼稚園から高校までは教員免許が必要だけれど、大学の教授になるには教員免許必要ないんですよ。学習指導要項もない。だから、我々は高校までにどんなことを習ってきているのか、まったくわからないのですよ。
Re: (スコア:0)
> だから、我々は高校までにどんなことを習ってきているのか、まったくわからないのですよ。
教員免許や学習指導要綱がないことの帰結として、高校までの学習内容がわからないというのは無理があるんじゃない?学習指導要綱なんてWebで公開して、見ようと思えば見られるんだから。
高校までの生徒の学習内容わからなくても大学教員にはなれるってだけでしょ。
Re:大学生を教えるのもたいへん (スコア:2)
うん。だって、そんなの普通見ようとは思わないでしょう? だいたい教職の資格を持ってない段階で、「どういう情報が存在し、どれを見ればいいか」自体がわかりません。
それどころか、大学教員になるためには小学校すら出てる必要はないのですよ。一切学校に通ったことが無い、学歴の無い者でも制度上は大学教員になれます。そして制度上は例えノーベル賞を獲った大教授でも小学校や中学校、高校で教鞭を執ることはできない仕組みになっています。(それは教え方の仕組みが双方で違っているからです。)
理由は簡単。建前上は大学はそれまでの小・中・高とは隔絶している学校制度だからです。だから「大学校」ではなく「大学」。日本には大学校と呼ばれる学校が存在しますが、あれは制度上は大学ではありません。だから大学校。
従って大学の教員は学生が高校までにどんなことを学んできているかなんてことには無頓着に授業をやってきていたわけです。だいたい自分らの高校時代の体験に基づいて、「この位は知ってるよなぁ〜」という前提で授業を進めているわけです。ところが最近...でもないな、ここ20年位かな? だんだんと話が通じてない事例が増えてきている。調べてみたら...。という次第。
Re: (スコア:0)