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Microsoft、OpenSSH for Windowsのプレリリース版を公開」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    TeraTermにはシリアルポート経由での接続という重要な用途がありますよ

    • by Anonymous Coward

      SSHにしてもシリアルポート接続にしてもPuTTYではなくてTeraTermを使う優位性って何かあります?

      >配布アーカイブにはssh.exeおよびsshd.exe、ssh-keygen.exe、sftp.exe、sftp-server.exeが含まれている
      おしい。scpが入っていない。
      バッチでファイル取得したりするのにscpが便利なのに
      まぁPuTTYにpscp.exeがあるからいいんですけどね。

      • by doda (31157) on 2015年10月22日 10時37分 (#2904542) 日記

        SSHにしてもシリアルポート接続にしてもPuTTYではなくてTeraTermを使う優位性って何かあります?

        大きいの、小さいの含めて色々あります。
        まずは SSH 関連から。

        ・楕円曲線暗号への対応
            ホスト鍵やユーザ認証鍵に ECDSA 鍵や ED25519 鍵が使えます。また、鍵交換アルゴリズムとして ECDH が使えます。
            これらは PuTTY でも対応を進めている所ですが、まだリリース版には入れられていない為、
            使用するには Development Snapshot やそれをベースにした派生版 (たとえば ICE IV 版 PuTTY [hotmint.com]) を使う必要があります。

        ・Hostkey Rotation への対応
            以前スラドでも話題になった [security.srad.jp]、ホスト鍵を安全に更新する為の機能です。

        傾向としては、新しいより安全な方式や機能への対応は Tera Term の方が早いと思います。

        次に端末エミュレータの本分である端末エミュレーション関連。
        PuTTY が対応している制御シーケンスは vt220 ベースに xterm の拡張の一部です。
        それに対して Tera Term は大雑把な vt320 ベースに vt400, vt500 シリーズの一部機能、それに xterm を中心としたいくつかの端末の拡張の一部が入っています。
        なので傾向としては Tera Term の方が制御シーケンスの対応は充実していると言えると思います。
        実際の例として以下のような物が挙げられます。

        ・左右スクロールマージン対応 (vt400 以降の機能)
            以前日記に書きました [srad.jp]が、この機能を利用すると vim で縦分割した時のスクロール速度が改善します。

        ・カーソル形状/点滅状態変更 (vt500 の機能)
            vim で挿入モードに入った時に下線カーソルに、抜けた時にブロックカーソルに変更するというような事ができます。

        ・クリップボードへのアクセス (xterm 拡張)
            ホスト側のアプリケーションからローカルのクリップボードの読み書きを行う為の機能です。
            例えば tmux ではコピーモードでコピーした内容をこの機能を使って送りつけてきます。
            Tera Term ではセキュリティの為にデフォルトでは無効になっていますが、受け付けるよう設定する事で
            tmux でコピーした内容が自動で Windows のクリップボードに反映されるようになります。

        ・文字/背景色の取得 (xterm 拡張)
            白背景時の黄色文字とか黒背景時の青文字のように、背景色によっては見づらい色があります。
            ホスト側のアプリケーションがこの機能で端末の背景色を確認する事によって、見づらい色を避ける事ができます。
            実際の例では、最新の emacs や vim ではこの機能で端末の背景色を確認し、使用する色を調整します。

        最後にその他機能やネタ機能等です。

        ・マクロ
            ホスト側が Unix 系 OS の時などはスクリプトを書けばいいじゃんとか言われますが、
            スクリプトが使えないルータ等への接続時に定型的な作業をする時に力を発揮します。

        ・ブロードキャストコマンド
            複数の Tera Term のウィンドウに同時に同じ入力を行う機能です。
            複数のホストで同時に同じ作業を行いたい時に便利です。

        ・zmodem や kermit 等への対応
            人によっては昔懐かしい機能だと思うかもしれませんが、多段ログインした先のファイルがコマンド一発でデスクトップへ転送できるので、自分は今でも頻繁に使います。

        端末がぴょんぴょんする [srad.jp]
            実際の違いとしては dtterm のウィンドウ情報取得への対応なので端末エミュレーションの範疇なのですが、
            あまりにもネタっぽい内容なのでこっちに。

        親コメント

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