パスワードを忘れた? アカウント作成
この議論は賞味期限が切れたので、アーカイブ化されています。 新たにコメントを付けることはできません。

論文誌の購読料高騰を受け、研究者の間で論文の「違法シェア」が増加?」記事へのコメント

  • 「窃盗は、あなたが物を盗んで誰かから所有権を奪うときに起こるものです。
    著作権の侵害の場合は、あなたは誰からも何も盗みません。
    多くの科学者は、こうした論文にアクセスしなければ、研究ができません。
    その理由は、購読に費用がかかりすぎるからなのです」

    世の中のP2Pユーザーは皆大きくうなずいている事だろう。

    しかし、彼らは違法行為に手を染める前に一つやれることがあるんじゃないかな。
    ここの説明 [wiley.co.jp]によると(ジャーナルごとに細かい部分は違う可能性はあるが)
    一般的に、論文がジャーナルに掲載された後でも、執筆者は他の研究者の求めに応じて
    個人的に論文を送ることができる。
    だから

    • 著者にPDFをリクエストするのはメールでももちろん可能だが、ResearchGateなどの研究者用SNSでは登録ユーザー間でボタン一つでそれができるようになっている。
      https://www.researchgate.net/ [researchgate.net]
      ただし、知人に勧誘メールを大量に送りかねないので注意が必要。
      あのスパム勧誘メールで潜在ユーザーをかなり遠ざけている気がする。

      また、Accepted versionの公開については、各研究機関がそのような取り組みをしている。
      京都大学はKURENAIというサイトを作成してそこで所属研究者の論文を公開している。
      http://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/ [kyoto-u.ac.jp]
      米NIH・NLMの予算を使っている場合、PMCで公開しなければならない。
      http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/ [nih.gov]
      同様に、EUではEurope PMC、カナダではPMC Canadaがある。
      https://europepmc.org/ [europepmc.org]
      http://pubmedcentralcanada.ca/pmcc/ [pubmedcentralcanada.ca]

      当然ながら、最初からオープンアクセス誌に論文を掲載してもらうというのも多くの研究者が実践するようになっている。
      オープンアクセス誌の掲載料も、PeerJなどではかなり安くなっている。
      https://peerj.com/ [peerj.com]
      このジャーナルでは、全著者がそれぞれお金を払う必要があるが、一番安いプランで99USDとなっている。
      この価格は論文1本あたりではなく、著者一人の「生涯」の価格である(私はずっと続けられるかどうか若干懐疑的だが)。
      論文1本ごとの支払いも可能で、その場合は695USDとなる。
      また、eLifeやZoological Lettersなど、掲載無料のオープンアクセス誌もある。
      http://elifesciences.org/ [elifesciences.org]
      http://zoologicalletters.biomedcentral.com/ [biomedcentral.com]

      親コメント

※ただしPHPを除く -- あるAdmin

処理中...