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スラドに崇高なジャーナリズムを求めているわけじゃないが、タレコミの最後に付け足すならばともかく、本文中に個人の主張を堂々と置くのはいかがなものか?
タレコミへの疑問ということで、ここにぶら下げます。
予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら
誰がそのような主張をしているのですか?
決定要旨.pdf 18頁より
少なくともVEI7以上の規模のいわゆる破局的噴火については、その発生の可能性が相応の根拠をもって示されない限り、発電用原子炉施設の安全性確保の上で自然災害として想定していなくても、当該発電用原子炉施設が客観的にみて安全性に欠けるところがあるということはできない。
今回の判断には川内原発が破局的噴火の想定に対応しないことについても含められていたのです。
以前 [srad.jp]川内原発の火山影響評価資料(平成26年4月23日)を読んだことがありますが、川内原発に影響を及ぼしうる火山噴火はカルデラの破局的噴火だけです。しかし九州電力は「破局的噴火までには十分な時間的余裕があると考えられる」として、破局的噴火を川内原発に起こりうる自然災害として想定していないのです。
今回の仮処分の申し立ての内容までは僕も知りませんが、原発稼働中に起こりうる自然災害としてカルデラ噴火を盛り込むべきだという主張なら、この仮定も成り立つと思った次第です。
申立人が「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張していると思ったし、そう主張していることを前提にタレコミで揶揄したが、申立人の主張を確認したわけではなく、そう思う根拠は実はなかったということ?
僕は引用という形で紹介していませんが、あなたはどうしても主張と解釈したいようですね。いいでしょう、タレこみを書く上で大いに参考にさせてもらった火山学者のツイートを時系列で紹介しましょう。
https://twitter.com/tigers_1964/status/717550296487051265 [twitter.com]
決定要旨(chrome-extension://oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm/https://dl.dropboxusercontent.com/u/63381864/%E8%84%B1%E5%8E%9F%E7%99%BA%E5%BC%81%E8%AD%B7%E5%9B%A3%E5%85%A8%E5%9B%BD%E9%80%A3%E7%B5%A1%E4%BC%9A/160406/%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E8%A6%81%E6%97%A8.pdf …)の中から. http://ow.ly/i/idyBR [ow.ly]
https://twitter.com/tigers_1964/status/717554448344678401 [twitter.com]
万が一の時には,火砕流で即死しない東京の人も死の灰を浴びることを許容しているということだな. http://ow.ly/i/idzsN [ow.ly]
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717556981750480900 [twitter.com]
万一の場合は、鹿児島の人は即死して、東京の人は死の灰を浴びる。それでいいのだと思う。
https://twitter.com/tigers_1964/status/717647859571691520 [twitter.com]
川内原発は10.5万年前(阿多火砕流)と3万年前(入戸火砕流)に2度火砕流に襲われている.1年あたりの確率は1/5万くらい.川内原発の稼働・廃炉で今後50年とすると,50/5万で50年確率は0.1%になる.これはかなり高い数字.
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717654176474468352 [twitter.com]
0.1%は、万一ではなく千一だ。万一よりも10倍あぶない。
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717658420862517248 [twitter.com]
これはね、そこに住んでるひとがゆっっても説得力がないんだよ。そこに住んでないひとがゆわないといけない。そう、東京のひとだ。鹿児島のひとはどうなってもかまわないの非情な心の持ち主になってゆわないと話は進まない。 https://twitter.com/tigers_1964/status/717648365488627712 [twitter.com] よくそんなところに住んでいるな.
これはね、そこに住んでるひとがゆっっても説得力がないんだよ。そこに住んでないひとがゆわないといけない。そう、東京のひとだ。鹿児島のひとはどうなってもかまわないの非情な心の持ち主になってゆわないと話は進まない。
https://twitter.com/tigers_1964/status/717648365488627712 [twitter.com] よくそんなところに住んでいるな.
https://twitter.com/tigers_1964/status/717659722204053504 [twitter.com]
言われる前に言っただけです。ここに住む者としては、「噴火前に逃げてやるだ」だよ。安い電気を使うだけ使って、「ババ」は東京の人に引いていただく。
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717849900734627840 [twitter.com]
・シラス火砕流は予知できない ・シラス火砕流がいま起こると、鹿児島県・宮崎県・熊本県で250万人が死ぬ ・そのとき川内原発があると、放射能被害が火砕流の外まで及ぶ さて、シラス火砕流を理由に川内原発(だけ)を止めるのは妥当か?そのとき250万人は死ねばいいのか?
・シラス火砕流は予知できない ・シラス火砕流がいま起こると、鹿児島県・宮崎県・熊本県で250万人が死ぬ ・そのとき川内原発があると、放射能被害が火砕流の外まで及ぶ
さて、シラス火砕流を理由に川内原発(だけ)を止めるのは妥当か?そのとき250万人は死ねばいいのか?
そうそう事情を知らない人のために反原発・鹿児島ネットのパンフレット [synapse.ne.jp]の主張も引用しておきましょう。
川内原発のある鹿児島県は、日本有数の火山県です。今も多くの活火山を有しています。さらにこれまで、川内原発は幾度も火砕流に襲われています。川内原発は、廃炉にされなければなりません。
よって僕の仮定は的外れだとは思いません。
chrome-extension://oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm/
ふぇ…ふぇ…
引用の要件・引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
主の部分がまっとうじゃないってだけだな
申立人は「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」とは言っていないし、あなたが参考にしたという火山学者も「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」とは言っていないということですね。
「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」といっている人は特にいなかったのですから、あなたが書いた「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先」という文章は藁人形に対する揶揄だったのですね。
仮定は「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に起きうると思うなら」としとけばよかったんですよ。
現代都市を脅かすカルデラ破局噴火のリスク評価 [hayakawayukio.jp](早川由紀夫(群馬大学教育学部))
カルデラ破局噴火に至っては,上にも述べたとおり, 7300年前のアカホヤ噴火が最新である.日本社会は,カルデラ破局噴火を経験した記憶をもっていない.そのような「未経験の」災害を防ぐ目的で大規模予算を振り向ける決断をするのは,たいへんむずかしいことだろう.また,カルデラ破局噴火で発生する火砕流は,あらかじめダムをつくっておいても止めることができない.この種の火砕流は,高さ100メートルくらいの障壁をやすやすと乗り越えてしまう.カルデラ破局噴火の危険が間近に迫ったときは,事前にそこから退去するしか逃れるすべがない.カルデラ破局噴火の防災は,おもに水害を念頭に置いている従来の施策とはまったく別のものになるべきである.
カルデラ破局噴火に至っては,上にも述べたとおり, 7300年前のアカホヤ噴火が最新である.日本社会は,カルデラ破局噴火を経験した記憶をもっていない.そのような「未経験の」災害を防ぐ目的で大規模予算を振り向ける決断をするのは,たいへんむずかしいことだろう.
また,カルデラ破局噴火で発生する火砕流は,あらかじめダムをつくっておいても止めることができない.この種の火砕流は,高さ100メートルくらいの障壁をやすやすと乗り越えてしまう.カルデラ破局噴火の危険が間近に迫ったときは,事前にそこから退去するしか逃れるすべがない.カルデラ破局噴火の防災は,おもに水害を念頭に置いている従来の施策とはまったく別のものになるべきである.
だから誰に責任を押し付けるかという問題ではなく、みんなでどうするかを考えるべき問題だと思うよ(そのためには世間が火山についてもっと理解する必要がある [hardware.srad.jp]だろう)。そしてもし 0.1% のカルデラ噴火が明日起こって九州との通信が途絶し原発がどうなったか分からないという状況になったとしても、この種の低頻度大規模災害でだれに責任をとらせるかなんて考えるのは時間と能力の無駄だから。
ということにしたいのですね何かを主張するなら責任を伴わないとただの落書きだ
「日本死ね」が取るに足らない落書きとはひどいです
何かあるたびに誰かに責任を取ってもらわないと不安で仕方ないのはあなたか。
想定される低頻度かつ巨大な災害も可能な限り対策すべきである=隕石迎撃の為の対宇宙核武装が必要=関連条約脱退だね
原発稼働中に起こりうる自然災害としてカルデラ噴火を盛り込むべきだという主張なら、この仮定も成り立つと思った次第です。
「原発稼働中に起こりうる自然災害としてカルデラ噴火を盛り込むべきだという主張」と「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張は、その主張する蓋然性がまったく異り(>0%と100%)、したがってまったく異なる主張です。なぜ、現実には抗告人がおこなってもいない主張がなされた場合を「仮定」して、「抗告人は原発停止よりも先に住民の即時避難を考えるべきだ」というあなたの考えをタレコミに盛り込んだのですか?
また、「この仮定も成り立つ」とはどのような意味ですか?
下記の仮処分申
資料が膨大なので、ざっと見たところを書いておきます。
平成26年(ヨ)第36号 川内原発稼働等差止仮処分命令申立事件 [la9.jp]
準備書面12-火砕流による災害発生の可能性がある川内原発の再稼働は認められない-(略)第3 運用期間中にカルデラ噴火が生じる可能性は十分に小さいといえるのか1.運用期間中に巨大噴火の可能性が十分に小さいといえなければ立地不適火山ガイドによると、原発の運用期間中に火砕流などの設計対応不可能な火山事象が生じる可能性が十分に小さいとはいえないとなれば、原発は立地不適となる。川内原発の場合、5つのカルデラ火山が破局的噴火を生じた場合に、火砕流が到達する可能性が否定できないことから、運用期間中に5つのカルデラ火山のいずれでも、破局的噴火が生じる可能性が十分に小さいとはいえなければ、川内原発は立地不適となる。2.運用期間とは一体何年か?原発の「運用期間」は、「運転期間」とは区別しており、火山ガイドには「原子力発電所に核燃料物質が存在する期間」とある。これは、火砕流などの影響を考えた場合に、原発を停止するだけでは不十分であり、核燃料の搬出が必要になることによる。しかし、どこに搬出するのか、具体的な計画はない。原子力規制委田中俊一委員長は国会答弁や記者会見などの場で、「稼働期間」と言い換えて30年と述べているが、明らかに誤りである。その後の核燃料の搬出を考えると、稼働期間に加えて、さらに何十年もかかると思われる。(以下略)
準備書面12-火砕流による災害発生の可能性がある川内原発の再稼働は認められない-(略)第3 運用期間中にカルデラ噴火が生じる可能性は十分に小さいといえるのか
1.運用期間中に巨大噴火の可能性が十分に小さいといえなければ立地不適
火山ガイドによると、原発の運用期間中に火砕流などの設計対応不可能な火山事象が生じる可能性が十分に小さいとはいえないとなれば、原発は立地不適となる。川内原発の場合、5つのカルデラ火山が破局的噴火を生じた場合に、火砕流が到達する可能性が否定できないことから、運用期間中に5つのカルデラ火山のいずれでも、破局的噴火が生じる可能性が十分に小さいとはいえなければ、川内原発は立地不適となる。
2.運用期間とは一体何年か?
原発の「運用期間」は、「運転期間」とは区別しており、火山ガイドには「原子力発電所に核燃料物質が存在する期間」とある。これは、火砕流などの影響を考えた場合に、原発を停止するだけでは不十分であり、核燃料の搬出が必要になることによる。しかし、どこに搬出するのか、具体的な計画はない。原子力規制委田中俊一委員長は国会答弁や記者会見などの場で、「稼働期間」と言い換えて30年と述べているが、明らかに誤りである。その後の核燃料の搬出を考えると、稼働期間に加えて、さらに何十年もかかると思われる。(以下略)
#2993851で僕の推論を明らかしましたが、その考え方はあなたの提示した資料にきっちり書かれているじゃないですか。50年というのは井村先生のツイートから引き出したものですが、稼働期間+撤退期間込みでざっと50年、そういう意味でとらえていただいて結構です(九州電力は川内原発が存在する期間についての示唆は与えていないようですね)。
で、このストーリーにおいて、僕なりに調べたことをいくつか提示しているわけですから、あなたも何かご存知なら情報を提供してください。それによりこの議論を有益なものにできます。もちろんこの文脈において嘲笑する意図などありません。
稼働期間中に予測できない巨大噴火の可能性があるので原発が立地不適なら、カルデラの近傍に人が住むのはいかがでしょうかという単純な質問です。
「50年」については了解しました(というか、私は「50年」については異論を持っていません)。「必ず起こる」についてはいかがですか?
稼働期間中に予測できない巨大噴火の可能性があるので原発が立地不適なら、カルデラの近傍に人が住むのはいかがでしょうかと
大規模火砕流によって原発が被災する可能性(リスクと言い換えても可)があるから差し止めたいのでしょう?
ではその火砕流によって被災する可能性が将来万が一にも認められた場合、鹿児島県に住むリスクは無視するのですか?
申し訳ありませんがこれ以上は付き合えませんので、この差し止め訴訟が何を意味するか、ご自分で理解していただけませんか。端的に言うと読売新聞の社説にあることを求めたんですよね?
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160406-OYT1T50119.html [yomiuri.co.jp]「決定が「原発についてのみ、この種のリスクも考慮すべきであるという社会通念が確立しているとまでは言えない」と判断したのは、うなずける。」
そうですね。でもあなたは「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが」と書いています。「可能性」ではなく「必ず」と書いたのは何故ですか?抗告人はそんなことを主張していませんよね。
masakun (31656)が付き合わんと書いてるからあえて横から突っ込むが…そこは気にすべきところか?
今回の抗告人の言う「リスクを考慮せよ」は、明らかに「発生を前提として考えよ」って意見じゃないか。そんなに危険危険というのは、つまり起こるから危険なんでしょ? 必ず起こるっていいたいんでしょ? て状態じゃないですか。そこで「いやそれはあくまで可能性であって…」ってのたまう人間はただのクズだ。
今回の抗告人の言う「リスクを考慮せよ」は、明らかに「発生を前提として考えよ」って意見じゃないか。
「発生の可能性を前提として考えよ」という意味ではそのとおりですね。抗告人の主張についてはmasakun (31656)さんも把握されているようです。参考:
そんなに危険危険というのは、つまり起こるから危険なんでしょ? 必ず起こるっていいたいんでしょ? て状態じゃないですか。
原発運用期間内に破局噴火が「起こる可能性があるから危険」だと主張している人に対して、「必ず起こるっていいたいんでしょ?」と質問したら、おそらく「そうは言っていない」と回答されるでしょう。
実際のところ、私が見た範囲では、抗告人はそのような主張をしていません。参考:
そこで「いやそれはあくまで可能性であって…」ってのたまう人間はただのクズだ。
何故ですか?当初から可能性の話をしていた人に対して、「必ず起こるっていいたいんでしょ?」と問うたら、「いやそれはあくまで可能性であって」のように返答されることは当然だと思いますが。
可能性について議論するのが人間のクズとするならば、世の保険会社も人間のクズになりますね。
そうじゃない。
稼働中の川内原発が破局噴火による火砕流にのみこまれる可能性を差し止めで主張しているなら、鹿児島市が火砕流にのみこまれる可能性は考えないのかって話だよ。
しかし #22994252 に書いた読売新聞の社説によれば、「原発についてのみ、この種のリスクも考慮すべきである」みたいな主張をしていたんだろ。それなら納得できる。万一カルデラ噴火が起きても、巨大火砕流は鹿児島市を飛び越えて川内原発にしか落ちてこないと思っているようだから。
だからこの点を理解しようとしないで言葉遊びに興じる Miyakawa 氏にこれ以上付き合うのは時間の無駄だと判断したんだよ。僕の主張はほぼ出尽くしたからね。
だからこの点(引用者中: 鹿児島市が火砕流にのみこまれる可能性)を理解しようとしないで言葉遊びに興じる Miyakawa 氏にこれ以上付き合うのは時間の無駄だと判断したんだよ。
火砕流が鹿児島を襲うリスクは当然あるでしょうね。
それはそれとして、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張をしているのは誰ですか?
抗告人がそのような主張をしていないのだとしたら(実際していないようです)、なぜあなたはそのような主張がなされていることを仮定してあなたの考えをタレコミに盛り込んだのですか?
また、その仮定が「成り立つと思った」とはどのような意味ですか?
「それはそれとして」と肝心なことをスルーしたがるあなたに、特にコメントしたいことはありませんね。
とはいえそれ以外にこのスレッドを読んでいる人たちに情報をひとつ。
>火砕流が鹿児島を襲うリスクは当然あるでしょうね。
以前の日記 [srad.jp]で触れましたが、1.3万年前に起きた桜島過去最大級の噴火では最大13km先まで火砕流(桜島薩摩S2aベースサージ [nsr.go.jp]やP14(Sz-S 桜島-薩摩テフラ) [gbank.gsj.jp]と呼ばれるもの)が到達しています。この火砕流は川内原発にとうてい届きませんが、桜島の対岸の鹿児島市街なら余裕の距離です。
すなわち姶良カルデラの噴火で原発がやられる以上に、鹿児島市街が火砕流におそわれるリスクはあるのです。
私のコメント#2994665 [srad.jp]が説明不十分だったので補足します。
つまりあなたはこのコメントで、(1) 破局噴火そのもののリスクと (2) 破局噴火をきっかけとして原発が引き起こす事態のリスクの双方が存在すること、抗告人は(2)への対処を求めているが、本来は(2)よりも(1)をへの対処を優先するべきだ、と主張しているわけですね。これは起こる可能性がある事態のリスク評価・対策の話です。
しかしあなたはタレコミでは、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが」と、可能性ではなく必然性の話をしています。抗告人は破局噴火をきっかけとして原発が引き起こす事態のリスクが存在することは主張していますが、「破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張はしていません。つまり、あなたのコメント #2994643 [srad.jp]は、タレコミ中の文言の説明にはなっていません。
結局のところあなたは「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張しているのは誰か、なぜそのような主張がなされていることを仮定してあなたの考えをタレコミに盛り込んだのか、また、その仮定が「成り立つと思った」とはどのような意味か、という私の質問に一度も答えていないため、改めてこれらを質問しなおした次第です。
「それはそれとして」は乱暴でした。失礼しました。「それはそれとして」の含意について以下説明します。
私のコメント#2994691 [srad.jp]で書いたとおり、あなたはコメント#2994643 [srad.jp]で、(1) 破局噴火そのものと (2) 破局噴火の際に原発が引き起こす事態という、いずれも起きる可能性がある事態のリスクの比較衡量の話をされています。一方あなたはタレコミで、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが」と書いています。抗告人はそもそも「破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張はしていませんから、あなたのコメント#2994643 [srad.jp]は、タレコミ中の文言の説明になっていません。
以上より、(1)と(2)のリスク評価・対策については検討する価値があるが、それはタレコミ中の文言とは直接の関係がないので、「それ(=(1)と(2)のリスク評価・対策)はそれとして」タレコミの文言について質問(「破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張しているのは誰か、なぜそのような主張がなされていることを仮定してあなたの考えをタレコミに盛り込んだのか、また、その仮定が「成り立つと思った」とはどのような意味か)した次第です。
ストーリーをもう一度読んでみましょう。
このニュースについて、鹿児島大学の井村隆介准教授(地質学)は「川内原発は10.5万年前(阿多火砕流)と3万年前(入戸火砕流)に2度火砕流に襲われている。1年あたりの確率は1/5万くらい。川内原発の稼働・廃炉で今後50年とすると,50/5万で50年確率は0.1%になる。これはかなり高い数字」とツイート。この数字が高いか低いかはさておき、予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが、いかがだろうか。
ここに出てくる 0.1%、それがすなわち「必ず」の意味するところです。
そもそも再三仮定にいたる考え方を伝えたのに、あなたがなぜ誰の発言かとしつこく絡んでくるのか不思議でした。タレこみにはないでしょ、そのかぎかっこ。
×「破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張している○ 破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら
九州電力の火山影響評価では「運用期間中における破局的噴火の可能性は十分低いと考えられる」と書いていますが、準備書面12には「火砕流による災害発生の可能性がある川内原発の再稼働は認められない」というのがそちらの主張(反原発派のパンフレットは読んでいたので、判断についての新聞報道からして、この手の主張は絶対盛り込まれていると予想はしていました。まさか仮処分申請関連資料を数日中に目にするとは思いもよりませんでしたがね。あなたに感謝するとしたら、その一点だけ)。
最後の段落は、問題を具体的にかつ単純化して読者に興味深く伝える叩き台としてちょうどよかったと思っています。
このニュースについて、鹿児島大学の井村隆介准教授(地質学)は「川内原発は10.5万年前(阿多火砕流)と3万年前(入戸火砕流)に2度火砕流に襲われている。1年あたりの確率は1/5万くらい。川内原発の稼働・廃炉で今後50年とすると,50/5万で50年確率は0.1%になる。これはかなり高い数字」とツイート。この数字が高いか低いかはさておき、予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが、いかがだろうか。 ここに出てくる 0.1%、それがすなわち「必ず」の意味するところです。
タレコミ中の「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら」という一節は、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に0.1%の確率で起こると思うなら」と解釈されることを期待していた節である、ということですか?「YES」か「NO」でお答えいただけるとありがたいです。
0.1%の数字の意味が分からないとは困った人ですね。この議論を全く理解されていないということがよくわかりました。
以上です
あなたは「下記の仮処分申請関連資料から見る限り、抗告人は「破局噴火が50年以内に必ず起こる」というような主張をしていません」と書いたが、関連資料を読破の上本当に理解しているのかどうかも疑わしい。具体的に資料の中からあなたは何も提示してないし。
では聞くが、何%なら確実だとあなたは確信するの?しかも噴火は予知できない現状で。
井村先生のツイートの意味すら分からないなら、低頻度カルデラ噴火が川内原発を襲う可能性なんて議論に二度とかかわるべきじゃない。
「0.1%の数字」は、破局噴火が単位時間あたり一定の確率で発生する(ポアソン過程)と仮定した上で、その発生確率を、既知の噴火を元に1年あたり1/5万と仮定し、50年間で破局噴火が起きる確率を概算したものだと理解しています。
そもそも確率モデルとしてポアソン過程を採用することがどれだけ妥当かわからないこと、さらには既知のデータが少なすぎることから、あくまで「だいたいの数字」である(井村氏も「1年あたりの確率は1/5万くらい」と発言しています)と理解しています。
以上の理解に誤りがあればご教示ください。
理想的には「100%の確率で起きる」事象を「確実に起きる」と言うものだと思います。とはいえ、現実世界の一部に対する完全に正確なモデルはどうしたって存在しないわけですから、現実には、「~のモデルを前提とすると確実に(=100%)」、「未知の要素を考えなければ確実に(=100%)」など、なんらかの留保をつけた上で「確実」という言葉を使います。あるいは、なんらかのモデルによる事象発生の確率が充分に高い場合には、「ほぼ確実に起きる」。と言います。たとえば、「現在もっとも信頼されているモデルによると、50年間に破局噴火が起きる確率は99.5%」という文章を目にすれば、「ほぼ確実に噴火するってことじゃん!」というでしょう。
あなたは「ここに出てくる 0.1%、それがすなわち『必ず』の意味するところです」と発言されていますから、「必ず」と「確実に」へのあなたの含意が同じだと仮定すると、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に0.1%の確率で起こると思うなら」という言明は、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら」と言い換えられる、という立場を取っており、その用語法にしたがってタレコミ中の文言を書いた、と理解してよいですか?「YES」か「NO」でお答えいただけるとありがたいです。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
まっとうな指摘 (スコア:0, 参考になる)
スラドに崇高なジャーナリズムを求めているわけじゃないが、タレコミの最後に付け足すならばともかく、本文中に個人の主張を堂々と置くのはいかがなものか?
Re: (スコア:2)
タレコミへの疑問ということで、ここにぶら下げます。
誰がそのような主張をしているのですか?
それは仮定ですが (スコア:1, 荒らし)
決定要旨.pdf 18頁より
今回の判断には川内原発が破局的噴火の想定に対応しないことについても含められていたのです。
以前 [srad.jp]川内原発の火山影響評価資料(平成26年4月23日)を読んだことがありますが、川内原発に影響を及ぼしうる火山噴火はカルデラの破局的噴火だけです。しかし九州電力は「破局的噴火までには十分な時間的余裕があると考えられる」として、破局的噴火を川内原発に起こりうる自然災害として想定していないのです。
今回の仮処分の申し立ての内容までは僕も知りませんが、原発稼働中に起こりうる自然災害としてカルデラ噴火を盛り込むべきだという主張なら、この仮定も成り立つと思った次第です。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
申立人が「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張していると思ったし、そう主張していることを前提にタレコミで揶揄したが、申立人の主張を確認したわけではなく、そう思う根拠は実はなかったということ?
Re:それは仮定ですが (スコア:2)
僕は引用という形で紹介していませんが、あなたはどうしても主張と解釈したいようですね。いいでしょう、タレこみを書く上で大いに参考にさせてもらった火山学者のツイートを時系列で紹介しましょう。
https://twitter.com/tigers_1964/status/717550296487051265 [twitter.com]
https://twitter.com/tigers_1964/status/717554448344678401 [twitter.com]
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717556981750480900 [twitter.com]
https://twitter.com/tigers_1964/status/717647859571691520 [twitter.com]
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717654176474468352 [twitter.com]
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717658420862517248 [twitter.com]
https://twitter.com/tigers_1964/status/717659722204053504 [twitter.com]
https://twitter.com/HayakawaYukio/status/717849900734627840 [twitter.com]
そうそう事情を知らない人のために反原発・鹿児島ネットのパンフレット [synapse.ne.jp]の主張も引用しておきましょう。
よって僕の仮定は的外れだとは思いません。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
ふぇっふ (スコア:0)
chrome-extension://oemmndcbldboiebfnladdacbdfmadadm/
ふぇ…ふぇ…
Re: (スコア:0)
引用の要件
・引用部分とそれ以外の部分の「主従関係」が明確であること
主の部分がまっとうじゃないってだけだな
Re: (スコア:0)
申立人は「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」とは言っていないし、あなたが参考にしたという火山学者も「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」とは言っていないということですね。
「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」といっている人は特にいなかったのですから、あなたが書いた「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先」という文章は藁人形に対する揶揄だったのですね。
Re: (スコア:0)
仮定は「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に起きうると思うなら」としとけばよかったんですよ。
低頻度かつ巨大な災害は想定できても、必ずしも対策できるわけではない (スコア:1)
現代都市を脅かすカルデラ破局噴火のリスク評価 [hayakawayukio.jp](早川由紀夫(群馬大学教育学部))
だから誰に責任を押し付けるかという問題ではなく、みんなでどうするかを考えるべき問題だと思うよ(そのためには世間が火山についてもっと理解する必要がある [hardware.srad.jp]だろう)。
そしてもし 0.1% のカルデラ噴火が明日起こって九州との通信が途絶し原発がどうなったか分からないという状況になったとしても、この種の低頻度大規模災害でだれに責任をとらせるかなんて考えるのは時間と能力の無駄だから。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
ということにしたいのですね
何かを主張するなら責任を伴わないとただの落書きだ
Re: (スコア:0)
「日本死ね」が取るに足らない落書きとはひどいです
Re: (スコア:0)
何かあるたびに誰かに責任を取ってもらわないと不安で仕方ないのはあなたか。
Re: (スコア:0)
想定される低頻度かつ巨大な災害も可能な限り対策すべきである=隕石迎撃の為の対宇宙核武装が必要=関連条約脱退だね
Re: (スコア:0)
「原発稼働中に起こりうる自然災害としてカルデラ噴火を盛り込むべきだという主張」と「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張は、その主張する蓋然性がまったく異り(>0%と100%)、したがってまったく異なる主張です。なぜ、現実には抗告人がおこなってもいない主張がなされた場合を「仮定」して、「抗告人は原発停止よりも先に住民の即時避難を考えるべきだ」というあなたの考えをタレコミに盛り込んだのですか?
また、「この仮定も成り立つ」とはどのような意味ですか?
下記の仮処分申
準備書面12を読んできてください (スコア:1)
資料が膨大なので、ざっと見たところを書いておきます。
平成26年(ヨ)第36号 川内原発稼働等差止仮処分命令申立事件 [la9.jp]
#2993851で僕の推論を明らかしましたが、その考え方はあなたの提示した資料にきっちり書かれているじゃないですか。50年というのは井村先生のツイートから引き出したものですが、稼働期間+撤退期間込みでざっと50年、そういう意味でとらえていただいて結構です(九州電力は川内原発が存在する期間についての示唆は与えていないようですね)。
で、このストーリーにおいて、僕なりに調べたことをいくつか提示しているわけですから、あなたも何かご存知なら情報を提供してください。それによりこの議論を有益なものにできます。もちろんこの文脈において嘲笑する意図などありません。
稼働期間中に予測できない巨大噴火の可能性があるので原発が立地不適なら、カルデラの近傍に人が住むのはいかがでしょうかという単純な質問です。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
「50年」については了解しました(というか、私は「50年」については異論を持っていません)。「必ず起こる」についてはいかがですか?
あなたの主張は何ですか? (スコア:1)
大規模火砕流によって原発が被災する可能性(リスクと言い換えても可)があるから差し止めたいのでしょう?
ではその火砕流によって被災する可能性が将来万が一にも認められた場合、鹿児島県に住むリスクは無視するのですか?
申し訳ありませんがこれ以上は付き合えませんので、この差し止め訴訟が何を意味するか、ご自分で理解していただけませんか。端的に言うと読売新聞の社説にあることを求めたんですよね?
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20160406-OYT1T50119.html [yomiuri.co.jp]
「決定が「原発についてのみ、この種のリスクも考慮すべきであるという社会通念が確立しているとまでは言えない」と判断したのは、うなずける。」
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re: (スコア:0)
そうですね。でもあなたは「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが」と書いています。「可能性」ではなく「必ず」と書いたのは何故ですか?抗告人はそんなことを主張していませんよね。
Re:あなたの主張は何ですか? (スコア:1)
masakun (31656)が付き合わんと書いてるからあえて横から突っ込むが…そこは気にすべきところか?
今回の抗告人の言う「リスクを考慮せよ」は、明らかに「発生を前提として考えよ」って意見じゃないか。
そんなに危険危険というのは、つまり起こるから危険なんでしょ? 必ず起こるっていいたいんでしょ? て状態じゃないですか。
そこで「いやそれはあくまで可能性であって…」ってのたまう人間はただのクズだ。
Re:あなたの主張は何ですか? (スコア:1)
「発生の可能性を前提として考えよ」という意味ではそのとおりですね。抗告人の主張についてはmasakun (31656)さんも把握されているようです。参考:
原発運用期間内に破局噴火が「起こる可能性があるから危険」だと主張している人に対して、「必ず起こるっていいたいんでしょ?」と質問したら、おそらく「そうは言っていない」と回答されるでしょう。
実際のところ、私が見た範囲では、抗告人はそのような主張をしていません。参考:
何故ですか?当初から可能性の話をしていた人に対して、「必ず起こるっていいたいんでしょ?」と問うたら、「いやそれはあくまで可能性であって」のように返答されることは当然だと思いますが。
Re:あなたの主張は何ですか? (スコア:1)
可能性について議論するのが人間のクズとするならば、
世の保険会社も人間のクズになりますね。
Re:あなたの主張は何ですか? (スコア:1)
そうじゃない。
稼働中の川内原発が破局噴火による火砕流にのみこまれる可能性を差し止めで主張しているなら、鹿児島市が火砕流にのみこまれる可能性は考えないのかって話だよ。
しかし #22994252 に書いた読売新聞の社説によれば、「原発についてのみ、この種のリスクも考慮すべきである」みたいな主張をしていたんだろ。それなら納得できる。万一カルデラ噴火が起きても、巨大火砕流は鹿児島市を飛び越えて川内原発にしか落ちてこないと思っているようだから。
だからこの点を理解しようとしないで言葉遊びに興じる Miyakawa 氏にこれ以上付き合うのは時間の無駄だと判断したんだよ。僕の主張はほぼ出尽くしたからね。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:あなたの主張は何ですか? (スコア:1)
火砕流が鹿児島を襲うリスクは当然あるでしょうね。
それはそれとして、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張をしているのは誰ですか?
抗告人がそのような主張をしていないのだとしたら(実際していないようです)、なぜあなたはそのような主張がなされていることを仮定してあなたの考えをタレコミに盛り込んだのですか?
また、その仮定が「成り立つと思った」とはどのような意味ですか?
物事の本質を見極めてください (スコア:1)
「それはそれとして」と肝心なことをスルーしたがるあなたに、特にコメントしたいことはありませんね。
とはいえそれ以外にこのスレッドを読んでいる人たちに情報をひとつ。
>火砕流が鹿児島を襲うリスクは当然あるでしょうね。
以前の日記 [srad.jp]で触れましたが、1.3万年前に起きた桜島過去最大級の噴火では最大13km先まで火砕流(桜島薩摩S2aベースサージ [nsr.go.jp]やP14(Sz-S 桜島-薩摩テフラ) [gbank.gsj.jp]と呼ばれるもの)が到達しています。この火砕流は川内原発にとうてい届きませんが、桜島の対岸の鹿児島市街なら余裕の距離です。
すなわち姶良カルデラの噴火で原発がやられる以上に、鹿児島市街が火砕流におそわれるリスクはあるのです。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:あなたの主張は何ですか? (スコア:1)
私のコメント#2994665 [srad.jp]が説明不十分だったので補足します。
つまりあなたはこのコメントで、(1) 破局噴火そのもののリスクと (2) 破局噴火をきっかけとして原発が引き起こす事態のリスクの双方が存在すること、抗告人は(2)への対処を求めているが、本来は(2)よりも(1)をへの対処を優先するべきだ、と主張しているわけですね。これは起こる可能性がある事態のリスク評価・対策の話です。
しかしあなたはタレコミでは、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが」と、可能性ではなく必然性の話をしています。抗告人は破局噴火をきっかけとして原発が引き起こす事態のリスクが存在することは主張していますが、「破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張はしていません。つまり、あなたのコメント #2994643 [srad.jp]は、タレコミ中の文言の説明にはなっていません。
結局のところあなたは「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張しているのは誰か、なぜそのような主張がなされていることを仮定してあなたの考えをタレコミに盛り込んだのか、また、その仮定が「成り立つと思った」とはどのような意味か、という私の質問に一度も答えていないため、改めてこれらを質問しなおした次第です。
Re:物事の本質を見極めてください (スコア:1)
「それはそれとして」は乱暴でした。失礼しました。「それはそれとして」の含意について以下説明します。
私のコメント#2994691 [srad.jp]で書いたとおり、あなたはコメント#2994643 [srad.jp]で、(1) 破局噴火そのものと (2) 破局噴火の際に原発が引き起こす事態という、いずれも起きる可能性がある事態のリスクの比較衡量の話をされています。一方あなたはタレコミで、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら、原発を止める論議より南九州からの住民の退避を考えるのが先だと思うのだが」と書いています。抗告人はそもそも「破局噴火が50年以内に必ず起こる」という主張はしていませんから、あなたのコメント#2994643 [srad.jp]は、タレコミ中の文言の説明になっていません。
以上より、(1)と(2)のリスク評価・対策については検討する価値があるが、それはタレコミ中の文言とは直接の関係がないので、「それ(=(1)と(2)のリスク評価・対策)はそれとして」タレコミの文言について質問(「破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張しているのは誰か、なぜそのような主張がなされていることを仮定してあなたの考えをタレコミに盛り込んだのか、また、その仮定が「成り立つと思った」とはどのような意味か)した次第です。
これで解けたかな (スコア:1)
ストーリーをもう一度読んでみましょう。
ここに出てくる 0.1%、それがすなわち「必ず」の意味するところです。
そもそも再三仮定にいたる考え方を伝えたのに、あなたがなぜ誰の発言かとしつこく絡んでくるのか不思議でした。タレこみにはないでしょ、そのかぎかっこ。
×「破局噴火が50年以内に必ず起こる」と主張している
○ 破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら
九州電力の火山影響評価では「運用期間中における破局的噴火の可能性は十分低いと考えられる」と書いていますが、準備書面12には「火砕流による災害発生の可能性がある川内原発の再稼働は認められない」というのがそちらの主張(反原発派のパンフレットは読んでいたので、判断についての新聞報道からして、この手の主張は絶対盛り込まれていると予想はしていました。まさか仮処分申請関連資料を数日中に目にするとは思いもよりませんでしたがね。あなたに感謝するとしたら、その一点だけ)。
最後の段落は、問題を具体的にかつ単純化して読者に興味深く伝える叩き台としてちょうどよかったと思っています。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:これで解けたかな (スコア:1)
タレコミ中の「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら」という一節は、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に0.1%の確率で起こると思うなら」と解釈されることを期待していた節である、ということですか?「YES」か「NO」でお答えいただけるとありがたいです。
自分の勘違いについての謝罪はないの? (スコア:1)
0.1%の数字の意味が分からないとは困った人ですね。
この議論を全く理解されていないということがよくわかりました。
以上です
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
うすうす気づいていたが、丸丸引用するのは議論を理解していない証拠 (スコア:1)
あなたは「下記の仮処分申請関連資料から見る限り、抗告人は「破局噴火が50年以内に必ず起こる」というような主張をしていません」と書いたが、関連資料を読破の上本当に理解しているのかどうかも疑わしい。具体的に資料の中からあなたは何も提示してないし。
では聞くが、何%なら確実だとあなたは確信するの?しかも噴火は予知できない現状で。
井村先生のツイートの意味すら分からないなら、低頻度カルデラ噴火が川内原発を襲う可能性なんて議論に二度とかかわるべきじゃない。
モデレータは基本役立たずなの気にしてないよ
Re:うすうす気づいていたが、丸丸引用するのは議論を理解していない証拠 (スコア:1)
「0.1%の数字」は、破局噴火が単位時間あたり一定の確率で発生する(ポアソン過程)と仮定した上で、その発生確率を、既知の噴火を元に1年あたり1/5万と仮定し、50年間で破局噴火が起きる確率を概算したものだと理解しています。
そもそも確率モデルとしてポアソン過程を採用することがどれだけ妥当かわからないこと、さらには既知のデータが少なすぎることから、あくまで「だいたいの数字」である(井村氏も「1年あたりの確率は1/5万くらい」と発言しています)と理解しています。
以上の理解に誤りがあればご教示ください。
理想的には「100%の確率で起きる」事象を「確実に起きる」と言うものだと思います。とはいえ、現実世界の一部に対する完全に正確なモデルはどうしたって存在しないわけですから、現実には、「~のモデルを前提とすると確実に(=100%)」、「未知の要素を考えなければ確実に(=100%)」など、なんらかの留保をつけた上で「確実」という言葉を使います。あるいは、なんらかのモデルによる事象発生の確率が充分に高い場合には、「ほぼ確実に起きる」。と言います。たとえば、「現在もっとも信頼されているモデルによると、50年間に破局噴火が起きる確率は99.5%」という文章を目にすれば、「ほぼ確実に噴火するってことじゃん!」というでしょう。
あなたは「ここに出てくる 0.1%、それがすなわち『必ず』の意味するところです」と発言されていますから、「必ず」と「確実に」へのあなたの含意が同じだと仮定すると、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に0.1%の確率で起こると思うなら」という言明は、「予測不能な低頻度の破局噴火が50年以内に必ず起こると思うなら」と言い換えられる、という立場を取っており、その用語法にしたがってタレコミ中の文言を書いた、と理解してよいですか?「YES」か「NO」でお答えいただけるとありがたいです。
Re: (スコア:0)