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#筆者は図書委員をやったこともあるので主観が混じっています#あと多くのサイトで引用しているソース [nhk.or.jp]が404でハフィントンポスト [huffingtonpost.jp]を参照しているのでやっぱり主観が混じっています
まずこの穴水町立図書館はさわやか交流館 [ishikawa.jp]とやらにある、おそらく市民図書館 [ishikawa.jp]であり、(建前はそう [g-reiki.net]であれ)実際は古書・稀観本の収集・保存を目的とした図書館でもなければ、そもそもいわゆる中央図書館でもない。特に芥川龍之介全集はほとんどの図書館においてあるうえ、青空文庫でも全集でないにせよ電子化公開されている。 [aozora.gr.jp]また日本民族学会の会報誌は主に大学図書館において蔵書されて [fsjnet.jp]おり、石川県でも県立図書館・金沢大学に蔵書 [nii.ac.jp]されており、貴重であるかといえば疑問が残る。(穴水図書館で閲覧を希望すると県立図書館へ行ってくださいと案内するか取り寄せることになるわけだが、それに反論するには町立図書館では無理だろう)報道では捨てられた書籍の目録がわからないのだが、この2冊だけで、いわゆる「妻に勝手に捨てられた」的な問題を論じるのは難しいボーダーにあると言える。
続いて、「寄贈」この語が問題。善意であるとはいえ、贈られてきた本がすべて蔵書にできるとは限らない。特に個人蔵のもの。件の書物についても、まず蔵書3万の小さな図書館に個人蔵の2000冊もの書籍を、それも地震の際の待避所として図書館に送ったこと自体に問題があると思う。しかも「妻の遺品」と称しているモノまで2000冊と一緒に移しているので、自分でも2000冊もの本と一緒には引き取りたくなかったんじゃないかなと推測する。(むろん、献本(?)した故人の意向を無視して一言半句も告げず捨てた件は非難されてしかるべきではある)
翻ってこれの問題を精査すると、この廃棄した職員のことと、管理システムのずさんさに行き当たる。まず上のソースをよく見ると
町は全ての図書を役場の倉庫などに移した。これを新しい図書館に引き継ぐまでの間に、町は寄贈された図書のうち9割に当たる1878冊を「利用頻度が低い」「スペースが足りない」などの理由から廃棄した。
そう、図書館で読まれないから捨てたのではなく、役場の倉庫に保管してあったから誰も読めなかったわけで。そして捨てたのも図書館員ではなく、おそらく07年に在籍していた市の職員(まあそうであっても2000点の資料を捨てるのは無能の謗りを免れ得まい)。「通常図書館の本は除籍を経て廃棄される」「蔵書3万の15%ほどに当たる2000冊の廃棄を約9年にわたって隠蔽」という2つの理由はたぶんここにある。もちろん、9年間もその事実に気づかなかった図書館のずさんさも気になるところではある。
つまりこの本はお役所仕事の犠牲になったと考えられなくはないだろうか。
2005年以降、漆器や民俗学の研究者で輪島漆芸美術館館長の四柳嘉章(かしょう)さんから、妻の英子さんと連名で2179冊が同図書館に寄贈された。
しかし2007年の能登半島地震で図書館が大きな被害を受けたため、町は全ての図書を役場の倉庫などに移した。これを新しい図書館に引き継ぐまでの間に、町は寄贈された図書のうち9割に当たる1878冊を「利用頻度が低い」「スペースが足りない」などの理由から廃棄した。
つまり寄付されたのが2005年以降。図書が倉庫に移ったのが2007年以降。図書館はこの間の約二年間の利用実績を見て「利用頻度が低い」「スペースが足りない」などの理由から廃棄した。そんなことも理解できないEFさんに無能の謗りも云々なんて言われる筋合いはないでしょう。
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犯人はmoriwaka -- Anonymous Coward
贈り物は相手のことをよく考えてから送りましょう (スコア:4, すばらしい洞察)
#筆者は図書委員をやったこともあるので主観が混じっています
#あと多くのサイトで引用しているソース [nhk.or.jp]が404でハフィントンポスト [huffingtonpost.jp]を参照しているのでやっぱり主観が混じっています
まずこの穴水町立図書館はさわやか交流館 [ishikawa.jp]とやらにある、おそらく市民図書館 [ishikawa.jp]であり、(建前はそう [g-reiki.net]であれ)実際は古書・稀観本の収集・保存を目的とした図書館でもなければ、そもそもいわゆる中央図書館でもない。
特に芥川龍之介全集はほとんどの図書館においてあるうえ、青空文庫でも全集でないにせよ電子化公開されている。 [aozora.gr.jp]
また日本民族学会の会報誌は主に大学図書館において蔵書されて [fsjnet.jp]おり、石川県でも県立図書館・金沢大学に蔵書 [nii.ac.jp]されており、貴重であるかといえば疑問が残る。
(穴水図書館で閲覧を希望すると県立図書館へ行ってくださいと案内するか取り寄せることになるわけだが、それに反論するには町立図書館では無理だろう)
報道では捨てられた書籍の目録がわからないのだが、この2冊だけで、いわゆる「妻に勝手に捨てられた」的な問題を論じるのは難しいボーダーにあると言える。
続いて、「寄贈」この語が問題。
善意であるとはいえ、贈られてきた本がすべて蔵書にできるとは限らない。特に個人蔵のもの。
件の書物についても、まず蔵書3万の小さな図書館に個人蔵の2000冊もの書籍を、それも地震の際の待避所として図書館に送ったこと自体に問題があると思う。しかも「妻の遺品」と称しているモノまで2000冊と一緒に移しているので、自分でも2000冊もの本と一緒には引き取りたくなかったんじゃないかなと推測する。
(むろん、献本(?)した故人の意向を無視して一言半句も告げず捨てた件は非難されてしかるべきではある)
翻ってこれの問題を精査すると、この廃棄した職員のことと、管理システムのずさんさに行き当たる。まず上のソースをよく見ると
町は全ての図書を役場の倉庫などに移した。これを新しい図書館に引き継ぐまでの間に、町は寄贈された図書のうち9割に当たる1878冊を「利用頻度が低い」「スペースが足りない」などの理由から廃棄した。
そう、図書館で読まれないから捨てたのではなく、役場の倉庫に保管してあったから誰も読めなかったわけで。
そして捨てたのも図書館員ではなく、おそらく07年に在籍していた市の職員(まあそうであっても2000点の資料を捨てるのは無能の謗りを免れ得まい)。
「通常図書館の本は除籍を経て廃棄される」「蔵書3万の15%ほどに当たる2000冊の廃棄を約9年にわたって隠蔽」という2つの理由はたぶんここにある。
もちろん、9年間もその事実に気づかなかった図書館のずさんさも気になるところではある。
つまりこの本はお役所仕事の犠牲になったと考えられなくはないだろうか。
Re: (スコア:0)
2005年以降、漆器や民俗学の研究者で輪島漆芸美術館館長の四柳嘉章(かしょう)さんから、妻の英子さんと連名で2179冊が同図書館に寄贈された。
しかし2007年の能登半島地震で図書館が大きな被害を受けたため、町は全ての図書を役場の倉庫などに移した。これを新しい図書館に引き継ぐまでの間に、町は寄贈された図書のうち9割に当たる1878冊を「利用頻度が低い」「スペースが足りない」などの理由から廃棄した。
つまり寄付されたのが2005年以降。図書が倉庫に移ったのが2007年以降。図書館はこの間の約二年間の利用実績を見て「利用頻度が低い」「スペースが足りない」などの理由から廃棄した。
そんなことも理解できないEFさんに無能の謗りも云々なんて言われる筋合いはないでしょう。
Re: (スコア:0)
公共図書館はゴミ箱じゃないんだよ