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炭素による有機トランジスタ」記事へのコメント

  • Re:Carbon... (スコア:2, 参考になる)

    by kubota (64) on 2001年10月21日 11時14分 (#31219) ホームページ 日記

    うーん、つっこみばかりで申し訳ないですが

    うろ覚えなのですが、確か、カーボンナノチューブの材料にもなっているC60がある条件下で半導体の挙動を示すことを応用したものだそうですが、量産実現するにはまだまだ障壁が大きいと思います。

    まず今回の研究は、カーボンナノチューブとも C60 とも関係ありません。C60 がカーボンナノチューブの原料であるという話は初めて聞きますが事実でしょうか。

    現在のLSIでは、シリコンなどの基板に半導体の薄い膜を蒸着させ(プロセス)、その上にパターンを生成することでチップを作っているのですが、ここで幾つかの新技術を投入する必要があります。

    シリコン自体が半導体ですが。LSI の工程は複雑で、ぼく自身関係者じゃないので大雑把にしか知らないですが、たとえば基本構造である FET なら、酸素中で熱することによる酸化膜の成長、イオン打ち込みや金属 (アルミ、銅など) による電極の作製、などのプロセスの組み合わせです。おそらく、半導体の蒸着、というのは、基板そのものの作製なのではないでしょうか。それとも、そういう 新技術が開発されつつある?

    通常プロセスでは窒素などとガス化した半導体化合物を混ぜて高温の炉に入れ、基板に蒸着させて行く訳ですが、純粋炭素は色々な物質と結合しやすいので、多分真空かアルゴンやヘリウムなどの不活性ガスの下でないと蒸着と言う行為が出来ないでしょう。

    やっぱり、なんだか、基板そのものの製造の話のような気がするなあ。炭素そのものを半導体として利用する話としていちばん分かりやすいのは、ダイヤモンドです。きれいなダイヤモンド薄膜を作る研究は大勢の人がやっています。ところで、n 型ダイヤモンドって、もうできたのかな?

    今回は題名が「炭素を使った有機」とあり、有機物には炭素がかならず入っているにもかかわらず「炭素」とわざわざ書いてあることが混乱の原因なのかもしれませんが、C60 でもカーボンナノチューブでもダイヤモンドでもありません。有機物です。SAM といって、溶液のなかに基板を浸すだけできれいに分子が並んだ単分子膜ができるという技術を使っています。

    パターンを作る、とはつまり回路にする、という意味だと思いますが、今回は単一のトランジスタなので、それを回路にどうやって組み込むか、というのは今後の課題となっています。

    # 設備総入れ換えでしょうね<半導体工場

    そうでなくても、半導体工場はウェハーサイズが変わるたびに設備総入れ換えです。

※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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