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しかし、その後トラブルが頻発していると報じられている。
着工が遅れた主要因は用地買収トラブルらしい。インドネシアも大概だよね。
日本が受注してうまくいくと思うバカは、今回のプロジェクトで現実と直面するわけだ
高給のPMが逃げ出したプロジェクトにどうしてもと請われ参加した。感謝されるどころかプロジェクトの遅延を責め立てられ違約金まで請求される。
というよくある光景が見える。
中国の範疇までついでにカバーしてくれとか、蛇行しまくる契約にならなければいいけど。
中国から融資される筈の金が出てこない=急遽建て替えるも足りない
そんな話だったっけ?と調べるとこんな記事でてきたhttp://www.nikkei.com/article/DGXLZO12919100U7A210C1FFE000/ [nikkei.com]
インドネシア 中国との高速鉄道、土地収用で停滞(略)建設主体はウィカなどインドネシア企業と、中国中鉄の子会社などから成る企業連合の「インドネシア中国高速鉄道」。プロジェクト費用の25%を同社が負担し、残り75%を中国が融資する計画だが、本来15年11月に結ぶはずだった融資契約をいまだに結べていない。ウィカのビンタン社長は「自己資金で工事を進めている」と明かす。(略)国民には中国への反感が根強い。15日のジャカルタ州知事選を皮切りにインドネシアは「政治の季節」を迎える。19年の大統領選で再選を目指すジョコ氏は、反発を招きかねない計画を進めにくい状況だ。
資金調達のメドが立たない中、ウィカは2.4兆ルピア(約200億円)を拠出し、自己資金で工事を進める。足元の業績は堅調だが、自己資金での開発には限界が近づく
土地価格が上がっており、以前よりも資金が必要になったが、中国は土地の買収が終わらないと融資契約を結ばないと主張しており、融資を頑なに実行しない模様。要は、卵がさきか、鶏が先か、といった状態になっていると。そこで結局中国以外で自分たちで金をかき集めてなんとかしようとしているが、うまくいく見通しがないという事のようだ。
また、実は高速鉄道も19年3月に完成の予定になっている。これは大統領選挙をにらんでの話だが、今回の計画も19年に終了する突貫工事を目指すような事を言ってるのは、結局すごい政治的な話になっているようだ。
さらに日経の記事では触れられていないけど、高速鉄道はBOT契約というものになっているらしい。これは、建設したら一定の年数までその設備を占有して儲けていいけど、契約が過ぎたら政府に引き渡すように、と言うものらしい。その期間は2050年までで、延期は不可という条件だそう。鉄道会社はこの期間までに全ての建設費などを償還しきって儲けをあげなければならない。儲けが出ようが出まいが、2050年にはインドネシア政府に設備を渡さなきゃならない。つまり開業が遅れるリスクは一方的に建設会社が負っていることに。
と言うことで
1.中国が釣った魚に餌はやらないとばかりに、膨らみ続ける建設費や不利な条件を嫌って融資契約を引き延ばしている2.そもそもこの計画は支持率が低く(高速鉄道より既存の鉄道をなんとかしろ、と言うのが一般市民の声らしい)さらにインドネシアでも中国系企業の評判がよくないため、選挙の季節にいる政治家は介入したがらない3.インドネシア政府は経済的な部分だけで見ると、開設が延期されようが、仮に失敗しようが損害が出ない契約になっており、推進する動機が無い
と言うことの様だった。日本政府が高速鉄道の条件に、政府保障をつけることをひたすら求めていた。最終的にそれが原因で中国系に負けた訳だ。この時、素人考えでは「計画通り儲けが出る案件なら、日本政府はアメリカに売り込む時みたいに政府保障なんて求めずに融資すりゃいいじゃん。民間の商社の資金使えよ」と思ったもんだったが、どうやら頑なに政府保障を求めたのは、インドネシア政府のこういった政治風土を見通しての事だった模様。
これだけ聞くと現地企業はババもいいとこだけどどうするんだ
> 1.中国が釣った魚に餌はやらないとばかりに、膨らみ続ける建設費や不利な条件を嫌って融資契約を引き延ばしている
え?それって普通じゃん。日本のほうがおかしいよ。東芝みたいな金の出し方が変なんだよ。
いくら釣った魚に餌はやらんとはいっても早すぎだろと思っていたのだが、そういうことなら納得
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中国の肩を持つわけじゃないけど... (スコア:1)
しかし、その後トラブルが頻発していると報じられている。
着工が遅れた主要因は用地買収トラブルらしい。
インドネシアも大概だよね。
Re:中国の肩を持つわけじゃないけど... (スコア:1)
日本が受注してうまくいくと思うバカは、今回のプロジェクトで現実と直面するわけだ
Re:中国の肩を持つわけじゃないけど... (スコア:1)
高給のPMが逃げ出したプロジェクトにどうしてもと請われ参加した。
感謝されるどころかプロジェクトの遅延を責め立てられ違約金まで請求される。
というよくある光景が見える。
Re: (スコア:0)
中国の範疇までついでにカバーしてくれとか、蛇行しまくる契約にならなければいいけど。
おかしいのは中国 (スコア:1)
中国から融資される筈の金が出てこない=急遽建て替えるも足りない
Re:おかしいのは中国 (スコア:5, 参考になる)
そんな話だったっけ?
と調べるとこんな記事でてきた
http://www.nikkei.com/article/DGXLZO12919100U7A210C1FFE000/ [nikkei.com]
インドネシア 中国との高速鉄道、土地収用で停滞
(略)
建設主体はウィカなどインドネシア企業と、中国中鉄の子会社などから成る企業連合の「インドネシア中国高速鉄道」。プロジェクト費用の25%を同社が負担し、残り75%を中国が融資する計画だが、本来15年11月に結ぶはずだった融資契約をいまだに結べていない。ウィカのビンタン社長は「自己資金で工事を進めている」と明かす。
(略)
国民には中国への反感が根強い。15日のジャカルタ州知事選を皮切りにインドネシアは「政治の季節」を迎える。19年の大統領選で再選を目指すジョコ氏は、反発を招きかねない計画を進めにくい状況だ。
資金調達のメドが立たない中、ウィカは2.4兆ルピア(約200億円)を拠出し、自己資金で工事を進める。足元の業績は堅調だが、自己資金での開発には限界が近づく
土地価格が上がっており、以前よりも資金が必要になったが、中国は土地の買収が終わらないと融資契約を結ばないと主張しており、融資を頑なに実行しない模様。
要は、卵がさきか、鶏が先か、といった状態になっていると。そこで結局中国以外で自分たちで金をかき集めてなんとかしようとしているが、うまくいく見通しがないという事のようだ。
また、実は高速鉄道も19年3月に完成の予定になっている。
これは大統領選挙をにらんでの話だが、今回の計画も19年に終了する突貫工事を目指すような事を言ってるのは、結局すごい政治的な話になっているようだ。
さらに日経の記事では触れられていないけど、高速鉄道はBOT契約というものになっているらしい。
これは、建設したら一定の年数までその設備を占有して儲けていいけど、契約が過ぎたら政府に引き渡すように、と言うものらしい。
その期間は2050年までで、延期は不可という条件だそう。
鉄道会社はこの期間までに全ての建設費などを償還しきって儲けをあげなければならない。儲けが出ようが出まいが、2050年にはインドネシア政府に設備を渡さなきゃならない。つまり開業が遅れるリスクは一方的に建設会社が負っていることに。
と言うことで
1.中国が釣った魚に餌はやらないとばかりに、膨らみ続ける建設費や不利な条件を嫌って融資契約を引き延ばしている
2.そもそもこの計画は支持率が低く(高速鉄道より既存の鉄道をなんとかしろ、と言うのが一般市民の声らしい)さらにインドネシアでも中国系企業の評判がよくないため、選挙の季節にいる政治家は介入したがらない
3.インドネシア政府は経済的な部分だけで見ると、開設が延期されようが、仮に失敗しようが損害が出ない契約になっており、推進する動機が無い
と言うことの様だった。
日本政府が高速鉄道の条件に、政府保障をつけることをひたすら求めていた。最終的にそれが原因で中国系に負けた訳だ。
この時、素人考えでは「計画通り儲けが出る案件なら、日本政府はアメリカに売り込む時みたいに政府保障なんて求めずに融資すりゃいいじゃん。民間の商社の資金使えよ」と思ったもんだったが、どうやら頑なに政府保障を求めたのは、インドネシア政府のこういった政治風土を見通しての事だった模様。
Re: (スコア:0)
これだけ聞くと現地企業はババもいいとこだけどどうするんだ
Re: (スコア:0)
> 1.中国が釣った魚に餌はやらないとばかりに、膨らみ続ける建設費や不利な条件を嫌って融資契約を引き延ばしている
え?それって普通じゃん。
日本のほうがおかしいよ。東芝みたいな金の出し方が変なんだよ。
Re: (スコア:0)
いくら釣った魚に餌はやらんとはいっても早すぎだろと思っていたのだが、そういうことなら納得