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重力崩壊での爆発がないわけで、どうやってそこまで縮んだんだろ、というのはある# なにかしらの説はあるんだろうけど...
> 単純に重力崩壊するほどの質量を与えて輻射圧を小さくすると
それだけ大質量だと自然と核融合が活発になって輻射圧なんか小さくなりようがないと思うけど。そして、デカい輻射圧で重力の小さい外周部のガスが吹き飛ばされていき、ある程度の質量に収まるようになるんじゃないか?
どちらも正しい部分と間違っている部分があります。「デカい輻射圧で重力の小さい外周部のガスが吹き飛ばされていき、ある程度の質量に収まるようになる」のは正しく、それをエディントン限界と言います。そのエディントン限界内の恒星で、重力崩壊に至る過程を考えます。中心部で核融合が進んで鉄まで融合されます。そして、核子あたりの結合エネルギーは鉄が最低であるのでこれ以上核融合は起こらない。つまりエネルギー生産ができなくなるので、それまで恒星を内部から支えてきた輻射圧・ガス圧を生み出せなくなって一気に重力崩壊が始まるわけです。 で、理論家はこの重力崩壊を跳ね返して超新星爆発を起こすことが難しく四苦八苦しているようです。
エディントン限界の質量は核融合が起きていないと自重で潰れてブラックホールにまでたどり着けるもんなの?
そもそもブラックホールまでたどり着けない軽い質量の星は、核融合が鉄まで進めないということのようです。
訂正:「そもそもブラックホールまでたどり着けない」→「中性子星・ブラックホールまでたどり着けない」重力崩壊を起こすとすべての星がブラックホールになるのではなくて、そこまで重くない星では(電子が重力で陽子に押し込められてできる)中性子という核子どうしが押し合いへし合い、それ以上の重力崩壊を押しとどめて、中性子星になります(密度は、太陽を10kmサイズまで圧縮した程度、ただし、太陽質量では白色矮星にはなれても中性子星にはなれない)。それより重い星は核子の力では支えきれなくなりBHになる。
書き方がよくなかったので流れをまとめます。
今までの通説:重力崩壊の勢いで超新星爆発を起こし、超高密度になった中心部がブラックホールになる↓シミュレーション上は輻射圧が小さければ重力崩壊しただけでブラックホールになる密度を突破するブラックホールの生成条件に爆発は必須でない↓元々ブラックホールに成れるような量のガスがあったら主系列星であるうちに外周部のガスを吹き飛ばして結局はそれなりのサイズの星になってしまうのでは?↓そのサイズをエディントン限界という↓エディントン限界の質量を持ってきたら自重で潰れてブラックホールになるの?(恒星としての最大質量を持つ物体がそのままではブラックホールになれないなら、やっぱり超新星爆発は必要では?)
です。
極端な話、エディントン限界の質量を持つ鉄の塊を用意したらブラックホールに成れるんですかね?
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計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである
ただ (スコア:1)
重力崩壊での爆発がないわけで、どうやってそこまで縮んだんだろ、というのはある
# なにかしらの説はあるんだろうけど...
M-FalconSky (暑いか寒い)
Re:ただ (スコア:5, 参考になる)
今まで宇宙物理学者はニュートリノ加熱仮説をはじめとして必至で爆発させようとしてきたけれど、爆発しないが多数派で、超新星爆発はレアケースかもしれませんね。
何しろ超新星爆発は宇宙の果てまで轟く程目立ちますから観測にはかかりやすいです。
それに皆さん探していますからね。超新星爆発。
その点何も起こさず星だけが消滅してブラックホールになる流れは目立たないので今まで探されていなかった。
Re: (スコア:0)
> 単純に重力崩壊するほどの質量を与えて輻射圧を小さくすると
それだけ大質量だと自然と核融合が活発になって輻射圧なんか小さくなりようがないと思うけど。
そして、デカい輻射圧で重力の小さい外周部のガスが吹き飛ばされていき、ある程度の質量に収まるようになるんじゃないか?
Re:ただ (スコア:2, 興味深い)
どちらも正しい部分と間違っている部分があります。
「デカい輻射圧で重力の小さい外周部のガスが吹き飛ばされていき、ある程度の質量に収まるようになる」のは正しく、それをエディントン限界と言います。そのエディントン限界内の恒星で、重力崩壊に至る過程を考えます。
中心部で核融合が進んで鉄まで融合されます。そして、核子あたりの結合エネルギーは鉄が最低であるのでこれ以上核融合は起こらない。つまりエネルギー生産ができなくなるので、それまで恒星を内部から支えてきた輻射圧・ガス圧を生み出せなくなって一気に重力崩壊が始まるわけです。
で、理論家はこの重力崩壊を跳ね返して超新星爆発を起こすことが難しく四苦八苦しているようです。
Re: (スコア:0)
エディントン限界の質量は核融合が起きていないと自重で潰れてブラックホールにまでたどり着けるもんなの?
Re: (スコア:0)
そもそもブラックホールまでたどり着けない軽い質量の星は、核融合が鉄まで進めないということのようです。
Re: (スコア:0)
訂正:「そもそもブラックホールまでたどり着けない」→「中性子星・ブラックホールまでたどり着けない」
重力崩壊を起こすとすべての星がブラックホールになるのではなくて、そこまで重くない星では(電子が重力で陽子に押し込められてできる)中性子という核子どうしが押し合いへし合い、それ以上の重力崩壊を押しとどめて、中性子星になります(密度は、太陽を10kmサイズまで圧縮した程度、ただし、太陽質量では白色矮星にはなれても中性子星にはなれない)。それより重い星は核子の力では支えきれなくなりBHになる。
Re: (スコア:0)
書き方がよくなかったので流れをまとめます。
今までの通説:重力崩壊の勢いで超新星爆発を起こし、超高密度になった中心部がブラックホールになる
↓
シミュレーション上は輻射圧が小さければ重力崩壊しただけでブラックホールになる密度を突破する
ブラックホールの生成条件に爆発は必須でない
↓
元々ブラックホールに成れるような量のガスがあったら主系列星であるうちに外周部のガスを吹き飛ばして
結局はそれなりのサイズの星になってしまうのでは?
↓
そのサイズをエディントン限界という
↓
エディントン限界の質量を持ってきたら自重で潰れてブラックホールになるの?
(恒星としての最大質量を持つ物体がそのままではブラックホールになれないなら、やっぱり超新星爆発は必要では?)
です。
極端な話、エディントン限界の質量を持つ鉄の塊を用意したらブラックホールに成れるんですかね?