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O.J.シンプソン裁判をどう評価するかというのは難しい問題だが、民事の損害賠償裁判でシンプソンが負けたことから「クロなのに刑事では無罪になった、だから弁護士の腕の問題」と普通の人は考えるのかもしれない。このうち前段は正しいかもしれないが、後段はかなり誤り。
そもそも民事裁判では相手より少しでも証明がうまくできればいいのに対し(51対49でも勝ち)、刑事裁判では「合理的な疑いを入れることができない」水準まで証明しなくてはならない(99対1でも負け)。かつ、その際に違法な手段で収集された証拠は裁判から除外される(国家権力への牽制という意味あり)。要は勝ち負けの基準に大きな差がある。
その上で言うと、刑事裁判では警察捜査の間抜けさ加減が致命的だった。現場にあったはずの証拠品がどこかにいったとか、採取されたサンプルの量が何故か現場で記録された量より増えていたとか。何らかの理由によってずさんな捜査がされたのではないか?とみんなが疑っていたときに、担当刑事が人種差別主義者であることが暴露されたということ。検察側の提出した証拠の多くが、結局遺法収集で排除されちゃったんじゃなかったかな。「すりかえ」という評価は正しくないと思いますね。
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弁護士の腕次第ということは (スコア:2, 参考になる)
O.J.シンプソン裁判をどう評価するかというのは難しい問題だが、民事の損害賠償裁判でシンプソンが負けたことから「クロなのに刑事では無罪になった、だから弁護士の腕の問題」と普通の人は考えるのかもしれない。このうち前段は正しいかもしれないが、後段はかなり誤り。
そもそも民事裁判では相手より少しでも証明がうまくできればいいのに対し(51対49でも勝ち)、刑事裁判では「合理的な疑いを入れることができない」水準まで証明しなくてはならない(99対1でも負け)。かつ、その際に違法な手段で収集された証拠は裁判から除外される(国家権力への牽制という意味あり)。要は勝ち負けの基準に大きな差がある。
その上で言うと、刑事裁判では警察捜査の間抜けさ加減が致命的だった。現場にあったはずの証拠品がどこかにいったとか、採取されたサンプルの量が何故か現場で記録された量より増えていたとか。何らかの理由によってずさんな捜査がされたのではないか?とみんなが疑っていたときに、担当刑事が人種差別主義者であることが暴露されたということ。検察側の提出した証拠の多くが、結局遺法収集で排除されちゃったんじゃなかったかな。「すりかえ」という評価は正しくないと思いますね。
Takehiro OHYA