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今回のシステムはD-Waveが採用している量子アニーリングを使用するものでも、量子ゲートを使用する汎用型でもなく、量子コンピュータではないものを勝手にそう呼んでいるのではないかという指摘も出ている。
狭い意味での「量子コンピュータ」は量子アニーリングを含まないので、「量子コンピュータではないものを勝手にそう呼んでいる」という点ではD-Waveも同じ。一方で「量子コンピュータ」を広い意味で考えれば、既存の量子コンピュータや量子アニーリングと違う新しい仕組みを使っていても、なんらかの量子効果を本質的に使って計算しているのであれば「量子コンピュータ」と呼んで良いのではないかと思う。
そういう意味では、「光パラメトリック発振器(OPO)というレーザーの量子力学的特性」というのが「最適化問題を高速に解く」ことにどのように役に立っているのかがポイントで、Togetterを見てもそこに疑義があるという話になっているように思う。とにかく「既存の方式と違うからニセモノ」という短絡的な考え方は危険。
門外漢ですが、下記のページを見る限り、光パラメトリック発振器で量子相関光子対ビームが作れるらしいので、Togetterにある「古典的な光の干渉ですかね」という嫌疑は的外れのような…。
光の量子状態制御 - NICThttps://www.nict.go.jp/quantum/about/03kasai.html [nict.go.jp]> 光パラメトリック発振器では光パラメトリック過程によりシグナル光とアイドラ光のモード間に強い量子相関が形成され、> その出力光は量子相関光子対ビーム(Twin Beams)となります。
読み進めていくと、プレスリリースはそういうキーワードだけをデタラメに羅列しているとしか思えないという話のようですが。去年の同じ研究の発表では量子とか一言も言っていないとか。単に量子ゲートでも量子アニーリングでもないから偽物なんて単純な話じゃない。
まあ役に立たない研究には金を出さないとか言うからこんな詐欺師まがいの演出せざるを得ないんでしょ。国民の皆様が望んだ通りの結果です。よかったですね。
去年の同じ研究の発表では量子とか一言も言っていないとか。
どの発表でしょうか?
「古いプレスリリースを参照すると量子コンピュータとは書いていない」ってのと「その時関係者に直接話を聞いた人によれば『量子コンピュータではない』と言っていた」ってのの二点らしいから、量子コンピュータとは言わなかったが量子とは言ってたはず。
「古典的な光の干渉というのが的外れかどうか」は枝葉の問題だと思います。OPOが確かに量子力学的特性を持っていても、それを利用して問題を解いているかは別なので。元コメントの指摘しているポイントはその意味で真っ当ですし、Togetterでも全部外してFPGAだけにしたほうが速いのでは?と言われてると書かれていますね。
OPOをピュアオーディオにおける効果があるのか無いのかわからんむしろ外した方がよい謎デバイスみたいな扱いにしていて、かつそれを喧伝しているのであれば大問題でしょう。
>Togetterでも全部外してFPGAだけにしたほうが速いのでは?と言われてると書かれていますね。田崎先生はその後twitterで、FPGAだけにしたほうが……ってのはさすがに言い過ぎ、と言ってますね。プレスリリースがクソすぎるという意見は変わらないようですが。
量子コンピュータはまだ基礎研究段階だから他と比べて遅くても何も問題ない実用できる段階でFPGAよりも遅いなら問題だが
だったらそのようにプレスを打てばよい、あるいは速さに言及しなければよいのだが、このプレスでは量子効果によって従来のスパコンより速いのだと言ってしまっているわけで。
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人生の大半の問題はスルー力で解決する -- スルー力研究専門家
量子コンピュータの定義 (スコア:5, 興味深い)
狭い意味での「量子コンピュータ」は量子アニーリングを含まないので、「量子コンピュータではないものを勝手にそう呼んでいる」という点ではD-Waveも同じ。
一方で「量子コンピュータ」を広い意味で考えれば、既存の量子コンピュータや量子アニーリングと違う新しい仕組みを使っていても、なんらかの量子効果を本質的に使って計算しているのであれば「量子コンピュータ」と呼んで良いのではないかと思う。
そういう意味では、「光パラメトリック発振器(OPO)というレーザーの量子力学的特性」というのが「最適化問題を高速に解く」ことにどのように役に立っているのかがポイントで、Togetterを見てもそこに疑義があるという話になっているように思う。
とにかく「既存の方式と違うからニセモノ」という短絡的な考え方は危険。
Re:量子コンピュータの定義 (スコア:1)
門外漢ですが、下記のページを見る限り、光パラメトリック発振器で量子相関光子対ビームが作れるらしいので、
Togetterにある「古典的な光の干渉ですかね」という嫌疑は的外れのような…。
光の量子状態制御 - NICT
https://www.nict.go.jp/quantum/about/03kasai.html [nict.go.jp]
> 光パラメトリック発振器では光パラメトリック過程によりシグナル光とアイドラ光のモード間に強い量子相関が形成され、
> その出力光は量子相関光子対ビーム(Twin Beams)となります。
Re: (スコア:0)
読み進めていくと、プレスリリースはそういうキーワードだけをデタラメに羅列しているとしか思えないという話のようですが。去年の同じ研究の発表では量子とか一言も言っていないとか。単に量子ゲートでも量子アニーリングでもないから偽物なんて単純な話じゃない。
まあ役に立たない研究には金を出さないとか言うからこんな詐欺師まがいの演出せざるを得ないんでしょ。国民の皆様が望んだ通りの結果です。よかったですね。
Re: (スコア:0)
どの発表でしょうか?
Re: (スコア:0)
「古いプレスリリースを参照すると量子コンピュータとは書いていない」
ってのと
「その時関係者に直接話を聞いた人によれば『量子コンピュータではない』と言っていた」
ってのの二点らしいから、量子コンピュータとは言わなかったが量子とは言ってたはず。
Re: (スコア:0)
「古典的な光の干渉というのが的外れかどうか」は枝葉の問題だと思います。
OPOが確かに量子力学的特性を持っていても、それを利用して問題を解いているかは別なので。
元コメントの指摘しているポイントはその意味で真っ当ですし、
Togetterでも全部外してFPGAだけにしたほうが速いのでは?と言われてると書かれていますね。
OPOをピュアオーディオにおける効果があるのか無いのかわからんむしろ外した方がよい謎デバイスみたいな扱いにしていて、
かつそれを喧伝しているのであれば大問題でしょう。
Re:量子コンピュータの定義 (スコア:1)
>Togetterでも全部外してFPGAだけにしたほうが速いのでは?と言われてると書かれていますね。
田崎先生はその後twitterで、FPGAだけにしたほうが……ってのはさすがに言い過ぎ、と言ってますね。
プレスリリースがクソすぎるという意見は変わらないようですが。
Re: (スコア:0)
量子コンピュータはまだ基礎研究段階だから
他と比べて遅くても何も問題ない
実用できる段階でFPGAよりも遅いなら問題だが
Re: (スコア:0)
だったらそのようにプレスを打てばよい、あるいは速さに言及しなければよいのだが、
このプレスでは量子効果によって従来のスパコンより速いのだと言ってしまっているわけで。