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Nature誌など、子宮頸がんワクチンの安全性を訴えていた医師にジョン・マドックス賞を授与」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward

    村中氏のWedgeの記事はこちらで読めます。

    http://wedge.ismedia.jp/articles/-/5510 [ismedia.jp]

    医師として、個人的には全面的に村中氏の意見に賛同しておきます。小児科でも産婦人科でも感染症内科でもない私ですら、ワクチンと無関係にあの手の症状の患者がごまんといることくらいは知っています。

    ここ数年に限っても、「放射線と発がん」「地下水の汚染と発がん」「印刷会社勤務と胆管がん」「インフルエンザと飛び降り」と、定期的にこの手のデマが既成事実であるかのようにマスコミから湧いてきて、殆ど訂正されません(ごく小さい10行くらいの後追い記事が出ることはあるのですがほぼ注目されません)。全国民を敵に回してこんなのと毎回戦ってたら精神力がいくらあっても足りないので、匿名で応援せざるを得ないのですが、こういう人には頑張って欲しいと思っています。

    • by Anonymous Coward

      印刷会社勤務(1,2-ジクロロプロパン)と胆管がんの因果関係は素人目には十分ありそうに思うのですが、何か否定できる情報をお持ちなのですか?

      • by Anonymous Coward on 2017年12月04日 22時30分 (#3323308)

        例えば数千万件の診療報酬の内容を後ろ向きに確認したこの調査では、有意な相関関係は否定されています。少なくとも当時騒がれたような数百倍とかのリスク上昇はありません。
        https://www.jstage.jst.go.jp/article/joh/advpub/0/advpub_13-0067-BR/_article [jst.go.jp]

        この論文に関する記事は当時の産経新聞にあったはずですが、ほんの数行で、あれだけ誤報しまくってたのと比べて全く見合わない量でした(URLが残っていますがリンク切れ)

        親コメント
        • by Anonymous Coward

          ありがとうございます。
          論文中にも記載がありますが、協会けんぽのデータだけなので問題となった事業所の症例は含まれていないようですし、エビデンスとするにはちょっとイマイチな印象です(印刷業界に従事している人間がすべからく有機溶剤に暴露される現場作業員であるはずがありませんし、後ろ向き解析ですし)(素人の感想です)

          当該事業所は印刷品質向上のために締め切った作業場であったという特殊性があるため、そこから推定したリスクが大きい数字になることは仕方がないと思います。
          それを印刷作業員のリスクとして一般化するのは問題があるという指摘であればそのとおりだと思いますが...

          厚労省は胆管がんと業務との因果関係を認めていますね。
          http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/2r9852000002x6at.html [mhlw.go.jp]

          • by Anonymous Coward

            はい、相対リスク数倍程度の因果関係なら普通にあっても良いだろうと思っていますが、そういうのはよくある職業病の範疇です。放射線もワクチンもそうで、低い何らかのリスクはあるのですが、あくまで「マスコミがあのように連日大騒ぎして不安を煽るレベルにはない」という量的な話です。うちにも当時の報道を見て「家族が印刷業従事していたので今すぐMRIを受けさせたい!」と泣きそうな感じで相談して来る人がいましたが、そういうことではありませんよ、と。

※ただしPHPを除く -- あるAdmin

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