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助成金をだまし取ったとされる齊藤元章氏 [srad.jp]を好意的に取り上げた「プロフェッショナル 仕事の流儀」は放送前に差し替え [itmedia.co.jp]になりましたが、過去に齊藤元章氏を持ち上げた報道・放送をした3つの形跡をNHKは消しました。NHKは放送法にある「報道は事実をまげないですること。」に反して自分の不都合な事実を消しています。
まず、昨年9月7日のNHKクローズアップ現代+ 「逆転ホームランなるか?日本の新ものづくり革命」 [nhk.or.jp]でPEZYの齊藤元章氏を「優秀な人材に大きな資金が集まる」例として取り上げました。現在のウェブページではその部分だけを削除していますが、12月2日づけのキャッシュ [googleusercontent.com]には次のように書かれています。
今、優秀な人材に大きな資金が集まることで技術革新が加速する現象が起きています。
ベンチャー企業の経営者、齊藤元章さんです。齊藤さんは、みずから開発したスーパーコンピューターの独自性で注目されました。
こうした取り組みを高く評価し、起業のための数十億円もの資金を提供したのが金融機関や投資家たちです。
三菱UFJキャピタル 投資第二部 乾和彦副部長「0から1を生み出す人(起業家)は世界でもそんなに多くはない。そういった人が日本の中にも、これからたくさん生まれてきてほしいという思いもありますし、その中で一番最初にこういった動きをとっている齊藤さんを我々は応援したい。」
スーパーコンピューター開発 ペジーコンピューティング 齊藤元章さん(48歳)「大変恵まれた、ありがたい状況をいただいているので、成果をきちっと出していきたいと思います。」
齊藤氏への投資を勧めていると考える人もいるのではない
さすがに難癖だよ.
まだ逮捕された段階で,犯罪の事実は法的には確定していないんだよ.放送取りやめることは,一時的な対処として常識的な判断.
報道は,取材時点で確かなことを伝えているかがポイントで,もちろん事後の検証は必要だけど,昨日の今日でできる話ではない.
ニュースで取り上げているのを見て「投資を薦めている」と思っちゃう人は確率的に少数存在するとは思うけど,それは報道機関に原因を持ってくるのはどうなの?
まだ逮捕された段階で,犯罪の事実は法的には確定していないんだよ.
同意します。容疑者を過去に肯定的に放送・報道した形跡を隠蔽したNHKとのつながりはわかりませんが。
資金を得るために助成金を詐取した容疑のある人が、投資を得るためにNHKの放送・報道を利用した可能性や、その放送・報道が妥当だったのか検証することなく、(番組「プロフェッショナル」放送中止はともかく、それ以外の)過去に放送・報道の形跡を削除して隠蔽するのは、受信料を強制徴収する放送機関の責任ある姿勢なのでしょうか。ちなみに,日本経済新聞は齊藤元章氏を肯定的に取り上げたことを外部の評価や独自の取材を踏まえて掲載しました [nikkei.com]と言及しています。
難癖とのことなので、もう少し説明します。齊藤元章氏の会社の株式を投資会社が売却した(つまり,新しい投資が必要な)時期が公開されていますが、NHKの放送・報道時期と一致します。
日本アジア投資株式会社の投資実行事例 [jaic-vc.co.jp]株式会社ExaScaler (齊藤元章氏の会社)2014年11月28日 投資実行日2016年9月 投資Exit(回収)2016年9月 クローズアップ現代+放送
株式会社PEZY Computing (齊藤元章氏の会社)2015年2月26日 投資実行日2017年10月 投資Exit(回収)2017年10月 WEB特集掲載
また,別の投資会社サイバーダインも2015年8月に出資して取得した株式を既に全て売却して、資本関係をすべて解消している [cyberdyne.jp]と逮捕報道後に発表しているので、その売却されたときには資金が必要だったのではないでしょうか。もしそうなら、投資家に資金提供を依頼するときにNHKで放送・報道されたことは格好のアピール材料になったでしょう。
そして、前述のクローズアップ現代+において、齊藤元章氏は、メーカーとの協力やメーカーからの人材で成果を上げた他の3つの事例とは異なる、不思議な取り上げられ方をされています。1) ベンチャー企業が産業用ロボットの老舗とともにロボットを開発.20年続く人工知能ロボットのコンテストで世界最高点獲得2) ベンチャー企業が大手メーカーの垣根を越えた協力を得て指輪型の情報端末を開発3) ベンチャー企業に大企業を飛び出した技術者が集まり,ジャンルを超えたアイデアの商品を開発これらに対して、* 齊藤さんは、みずから開発したスーパーコンピューターの独自性で注目されました。特殊な液体を使って冷やす世界に例のない方法を確立。* 齊藤さんは、みずからの技術を応用して人工知能や新しい薬につながる研究開発など、すでに複数の会社を起業。技術革新を一気に進め、スーパーコンピューターを中心とした産業を興そうとしています。と、成果があいまいに紹介されています。2つ目は今後の話であり、技術的成果はありません。一方1つ目の「特殊な液体を使って冷やす世界に例のない方法を確立。」は間違った紹介です。齊藤元章氏の話をうのみにして、NHKが取材時点で裏付け調査しなかったことがわかります。特殊な液体であるフロリナートを冷媒に使う研究は30年以上前に開発されたCray-2 [wikipedia.org]から使われている、世界に知られた方法です。日本でも、雑誌記者である高橋敏也氏 [impress.co.jp]がフロリナートによるマザーボードの冷却を行ったことを2000年12月に出版した「高橋敏也の改造バカ一台」という本に書いています [srad.jp]。「齊藤元章氏は3Mの製造したフロリナートを基盤の冷却に使うために工夫・改善した」というのが妥当なところです。「世界に例を見ない」というのは明らかに間違いであり、これを見て「齊藤元章氏は世界に例のない方法を確立した」と信じた人には(投資しなくても)、公共放送を担うNHKにだまされたことになります。
1つ誤解していました。
1) ベンチャー企業が産業用ロボットの老舗とともにロボットを開発.20年続く人工知能ロボットのコンテストで世界最高点獲得
次のように訂正します。1) ベンチャー企業が産業用ロボットの老舗とともにロボットを開発.世界的なロボットコンテストで世界最高得点達成
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吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人
助成金詐取の容疑者を持ち上げた過去をなかったことにするNHK (スコア:3, 参考になる)
助成金をだまし取ったとされる齊藤元章氏 [srad.jp]を好意的に取り上げた「プロフェッショナル 仕事の流儀」は放送前に差し替え [itmedia.co.jp]になりましたが、過去に齊藤元章氏を持ち上げた報道・放送をした3つの形跡をNHKは消しました。NHKは放送法にある「報道は事実をまげないですること。」に反して自分の不都合な事実を消しています。
まず、昨年9月7日のNHKクローズアップ現代+ 「逆転ホームランなるか?日本の新ものづくり革命」 [nhk.or.jp]でPEZYの齊藤元章氏を「優秀な人材に大きな資金が集まる」例として取り上げました。現在のウェブページではその部分だけを削除していますが、12月2日づけのキャッシュ [googleusercontent.com]には次のように書かれています。
今、優秀な人材に大きな資金が集まることで技術革新が加速する現象が起きています。
ベンチャー企業の経営者、齊藤元章さんです。
齊藤さんは、みずから開発したスーパーコンピューターの独自性で注目されました。
こうした取り組みを高く評価し、起業のための数十億円もの資金を提供したのが金融機関や投資家たちです。
三菱UFJキャピタル 投資第二部 乾和彦副部長
「0から1を生み出す人(起業家)は世界でもそんなに多くはない。
そういった人が日本の中にも、これからたくさん生まれてきてほしいという思いもありますし、その中で一番最初にこういった動きをとっている齊藤さんを我々は応援したい。」
スーパーコンピューター開発 ペジーコンピューティング 齊藤元章さん(48歳)
「大変恵まれた、ありがたい状況をいただいているので、成果をきちっと出していきたいと思います。」
齊藤氏への投資を勧めていると考える人もいるのではない
Re: (スコア:0)
さすがに難癖だよ.
まだ逮捕された段階で,犯罪の事実は法的には確定していないんだよ.放送取りやめることは,一時的な対処として常識的な判断.
報道は,取材時点で確かなことを伝えているかがポイントで,もちろん事後の検証は必要だけど,昨日の今日でできる話ではない.
ニュースで取り上げているのを見て「投資を薦めている」と思っちゃう人は確率的に少数存在するとは思うけど,それは報道機関に原因を持ってくるのはどうなの?
Re:助成金詐取の容疑者を持ち上げた過去をなかったことにするNHK (スコア:0)
まだ逮捕された段階で,犯罪の事実は法的には確定していないんだよ.
同意します。容疑者を過去に肯定的に放送・報道した形跡を隠蔽したNHKとのつながりはわかりませんが。
資金を得るために助成金を詐取した容疑のある人が、投資を得るためにNHKの放送・報道を利用した可能性や、その放送・報道が妥当だったのか検証することなく、(番組「プロフェッショナル」放送中止はともかく、それ以外の)過去に放送・報道の形跡を削除して隠蔽するのは、受信料を強制徴収する放送機関の責任ある姿勢なのでしょうか。ちなみに,日本経済新聞は齊藤元章氏を肯定的に取り上げたことを外部の評価や独自の取材を踏まえて掲載しました [nikkei.com]と言及しています。
難癖とのことなので、もう少し説明します。
齊藤元章氏の会社の株式を投資会社が売却した(つまり,新しい投資が必要な)時期が公開されていますが、NHKの放送・報道時期と一致します。
日本アジア投資株式会社の投資実行事例 [jaic-vc.co.jp]
株式会社ExaScaler (齊藤元章氏の会社)
2014年11月28日 投資実行日
2016年9月 投資Exit(回収)
2016年9月 クローズアップ現代+放送
株式会社PEZY Computing (齊藤元章氏の会社)
2015年2月26日 投資実行日
2017年10月 投資Exit(回収)
2017年10月 WEB特集掲載
また,別の投資会社サイバーダインも2015年8月に出資して取得した株式を既に全て売却して、資本関係をすべて解消している [cyberdyne.jp]と逮捕報道後に発表しているので、その売却されたときには資金が必要だったのではないでしょうか。もしそうなら、投資家に資金提供を依頼するときにNHKで放送・報道されたことは格好のアピール材料になったでしょう。
そして、前述のクローズアップ現代+において、齊藤元章氏は、メーカーとの協力やメーカーからの人材で成果を上げた他の3つの事例とは異なる、不思議な取り上げられ方をされています。
1) ベンチャー企業が産業用ロボットの老舗とともにロボットを開発.20年続く人工知能ロボットのコンテストで世界最高点獲得
2) ベンチャー企業が大手メーカーの垣根を越えた協力を得て指輪型の情報端末を開発
3) ベンチャー企業に大企業を飛び出した技術者が集まり,ジャンルを超えたアイデアの商品を開発
これらに対して、
* 齊藤さんは、みずから開発したスーパーコンピューターの独自性で注目されました。特殊な液体を使って冷やす世界に例のない方法を確立。
* 齊藤さんは、みずからの技術を応用して人工知能や新しい薬につながる研究開発など、すでに複数の会社を起業。技術革新を一気に進め、スーパーコンピューターを中心とした産業を興そうとしています。
と、成果があいまいに紹介されています。2つ目は今後の話であり、技術的成果はありません。一方1つ目の「特殊な液体を使って冷やす世界に例のない方法を確立。」は間違った紹介です。齊藤元章氏の話をうのみにして、NHKが取材時点で裏付け調査しなかったことがわかります。
特殊な液体であるフロリナートを冷媒に使う研究は30年以上前に開発されたCray-2 [wikipedia.org]から使われている、世界に知られた方法です。日本でも、雑誌記者である高橋敏也氏 [impress.co.jp]がフロリナートによるマザーボードの冷却を行ったことを2000年12月に出版した「高橋敏也の改造バカ一台」という本に書いています [srad.jp]。「齊藤元章氏は3Mの製造したフロリナートを基盤の冷却に使うために工夫・改善した」というのが妥当なところです。「世界に例を見ない」というのは明らかに間違いであり、これを見て「齊藤元章氏は世界に例のない方法を確立した」と信じた人には(投資しなくても)、公共放送を担うNHKにだまされたことになります。
Re: (スコア:0)
1つ誤解していました。
1) ベンチャー企業が産業用ロボットの老舗とともにロボットを開発.20年続く人工知能ロボットのコンテストで世界最高点獲得
次のように訂正します。
1) ベンチャー企業が産業用ロボットの老舗とともにロボットを開発.世界的なロボットコンテストで世界最高得点達成