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手放しで歓迎できるようなストーリーになってるけど、実はかなり微妙。いいか悪いかは別として、希望に溢れるニュースと言うより、もうみんな、音楽についてはもう諦めましょうと言う話です。他のメディアは音楽の二の舞にならない様に、慎重に戦略を練りましょうね、と。
伸び率。これはほぼ統計の切り出し方によるマジック。一時期とんでもなく落ち込んだのですごい伸びているように見えるけど、音楽の売上そのものは、ピークで286億ドルあったので、これでも半分強にすぎなかったりする。
さらに、今後おそらくそれほど伸びない。というのは、定額サービスは利用人数に依存するため。急速に伸びは鈍化していくと思われる。さらに最大見込める市場規模もほぼ人数から決まるため、最大値は確定してしまう。(逆にこれがメリットのケースもあるんだけどね)例えば、日本で音楽にお金を払う習慣があるのは、20%ほどだと言われているので、ざっくり4000万人。一人1ヶ月1000円(定額音楽の基本的な金額)とすると、最大でも4800億円。日本の音楽産業のピークは6800億円だったので、頑張って習慣化すれば日本も多少は市場を戻せるかも知れないけど、産業的に見ればどう足掻いても長期的にじり貧でしかない、と言うのがもう分かってしまっている。
伸びるとしたらまだ市場が成熟してこない途上国が上がってくることだけど、ほぼほぼ音楽って言語と文化圏でブロックが作られるので、新しい音楽文化のブロックが登場するということになる。従って、このニュースで"今の"音楽ブロックに未来が開けたと考えるのは、ちょっと辛いと思う。
あとこれ
ストリーミングサービスの普及により海賊行為は2013年と比べて50%異常減少している
タレコミにもなくて [srad.jp]編集氏がわざわた追加したみたいだけど、公開された情報を見てもどうやって調査されたかが出てない [midiaresearch.com]。
出てないので具体的にどういうことをいってるのか不明だけど、おそらく海賊版が減っている理由はストリーミングは今のところあんまり関係がない。おそらく、昔は海賊版にカウントされていたYoutubeなどのメディアに溢れていた海賊版を押さえ込みきれず、なし崩し的に権利者、レコード会社が追認させられて集計から外れているという事が大きいと思われる。つまり、ある意味では海賊版に対する敗北なんだよ。
それでも、Spotifyなどが、海賊版以上の利便性を提供する事でマネタイズをできるようにしたのは非常に良いことだ。そう言う面では良いニュース。ただ、これは単にSpotifyが便利だから普及したという事を意味しない。海賊版側が、Spotifyのような利便性を不正に提供するのを防ぐ両輪によって実現したと言うことをよく考えて見ておく必要がある。
それを本人達がいうならいいんだけどね
実際にこの手の理屈を振り回す奴らは、同じ口で「海賊版を使うのは正規のサービスが駄目だから」とか言ったりするんだよなあ。
正直売り上げなんかどうでもいいので、肝心のアーティストの収入はどうなってるんでしょうね。
CD販売には、パッケージや物流のコストも入ってるんで、同じ金額になったらそれは音楽自体の価値が上がったという事ですね。それだけ無駄なコストを減らせてるという事ですし、アーティストの配当も多くなっているハズ・・・なのかな。
売り上げがピークの半分でも、CDの不必要なコストが半分以上を占めていたなら、十分回復したと言って良いんじゃないでしょうか。
まず、知的財産は売上に対して一定割合になるで、売上なんかどうでもいいというのは構造を理解してなさ過ぎかと。さらに、音楽については出荷額ベースで統計が出てくるので、物流コストなどは含まれてません。
さて、市場は縮小してます。一方でアーティスト収入の比率はと言うと、増えていません。音楽配信の場合、アーティストの印税率が上がったりしてません。むしろストリーミングを前提とした配信だと、CDなどの販売よりもかなり利率は低い。例えば、日本では音楽著作権収入の場合、割合がどれぐらいになっているかはJASRACが明確に表示しています。ほぼこれがベースになっているので、例えばこのうち著作隣接権だけが印税率高くなっているということはありません。
つまり、市場が縮小した分だけ同じように縮小している。
ミュージックビデオや歌詞での金持ち自慢するほど儲かってない。契約金とライブと他の投資頼りでどう考えても儲かる状況にない。活動は楽しいんだろうけどね。
昔ほどバブリーではないのは確実だろう。特に、ストリーミングサービスの再生単価が低いし、これだけで食べていけるのは知名度の高い人気アーティストくらいでしょう。
ストリーミングサービスは、アーティストが自分で参加できるようで、CD販売できなかったインディーズの人もカタログに載せやすいし、そういう意味でも市場の拡大になってそう。自分も知らなかったアーティスト結構見つけた。
娯楽ってパイの奪い合いで、全部が全部右肩上がりというわけにはいかないからしょうがないよね。
パイの奪い合いだから、海賊版って存在が現れて、その分野に金を払う習慣が失われると戻らなくなるんだよ。その結果、払える範囲のサービスを作ってなんとか持たしたのが音楽、って感じであり。
払える範囲のサービスを作ってなんとか持たしたというのはその通りだと思うが、海賊版がなくても、もう音楽なんかに金かけないよ。他に金払ってでもやりたい娯楽が増えたから。
その他の娯楽でも音楽使われてるんだよナァ
他の人が大きいパイを争っているのを横目にまな板を目指す。
奪い合いといっても、ライブに参加する人や信者は借金してでも金を払うから、いくらでもパイの大きさは大きくなるよ。パイがなくなったら借りてくればいい。
日本は少子高齢社会のおかげでほとんどの分野で右肩下がりが普通ですよ。それに加えてスマホなどの登場によるお金の使い道の変化などもあるし。ピーク時と比べてどうこう論じるのは酷すぎる。後半に至っては「おそらく」「思う」と個人の独断と偏見でデータを参考にしてすらいない。
>ほとんどの分野で右肩下がりが普通
んなわけない。 GDPって知ってるか? 経済は数値上でほんの少し成長することで、実質的には維持となる。 なのでここで論じられているような業界指標は普通、数年単位では上向くのが普通。
その上で「個人の独断と偏見でデータを参考にしてすらいない」ってアホかお前。 自己紹介乙とか言う気にもならんわ。
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UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie
ピークは286億ドル@1999年 (スコア:0)
手放しで歓迎できるようなストーリーになってるけど、実はかなり微妙。
いいか悪いかは別として、希望に溢れるニュースと言うより、もうみんな、音楽についてはもう諦めましょうと言う話です。他のメディアは音楽の二の舞にならない様に、慎重に戦略を練りましょうね、と。
伸び率。これはほぼ統計の切り出し方によるマジック。一時期とんでもなく落ち込んだのですごい伸びているように見えるけど、音楽の売上そのものは、ピークで286億ドルあったので、これでも半分強にすぎなかったりする。
さらに、今後おそらくそれほど伸びない。
というのは、定額サービスは利用人数に依存するため。急速に伸びは鈍化していくと思われる。さらに最大見込める市場規模もほぼ人数から決まるため、最大値は確定してしまう。(逆にこれがメリットのケースもあるんだけどね)
例えば、日本で音楽にお金を払う習慣があるのは、20%ほどだと言われているので、ざっくり4000万人。一人1ヶ月1000円(定額音楽の基本的な金額)とすると、最大でも4800億円。日本の音楽産業のピークは6800億円だったので、頑張って習慣化すれば日本も多少は市場を戻せるかも知れないけど、産業的に見ればどう足掻いても長期的にじり貧でしかない、と言うのがもう分かってしまっている。
伸びるとしたらまだ市場が成熟してこない途上国が上がってくることだけど、ほぼほぼ音楽って言語と文化圏でブロックが作られるので、新しい音楽文化のブロックが登場するということになる。従って、このニュースで"今の"音楽ブロックに未来が開けたと考えるのは、ちょっと辛いと思う。
あとこれ
ストリーミングサービスの普及により海賊行為は2013年と比べて50%異常減少している
タレコミにもなくて [srad.jp]編集氏がわざわた追加したみたいだけど、公開された情報を見てもどうやって調査されたかが出てない [midiaresearch.com]。
出てないので具体的にどういうことをいってるのか不明だけど、おそらく海賊版が減っている理由はストリーミングは今のところあんまり関係がない。
おそらく、昔は海賊版にカウントされていたYoutubeなどのメディアに溢れていた海賊版を押さえ込みきれず、なし崩し的に権利者、レコード会社が追認させられて集計から外れているという事が大きいと思われる。つまり、ある意味では海賊版に対する敗北なんだよ。
それでも、Spotifyなどが、海賊版以上の利便性を提供する事でマネタイズをできるようにしたのは非常に良いことだ。そう言う面では良いニュース。
ただ、これは単にSpotifyが便利だから普及したという事を意味しない。
海賊版側が、Spotifyのような利便性を不正に提供するのを防ぐ両輪によって実現したと言うことをよく考えて見ておく必要がある。
Re: (スコア:0)
Re: (スコア:0)
それを本人達がいうならいいんだけどね
実際にこの手の理屈を振り回す奴らは、同じ口で「海賊版を使うのは正規のサービスが駄目だから」とか言ったりするんだよなあ。
Re: (スコア:0)
正直売り上げなんかどうでもいいので、肝心のアーティストの収入はどうなってるんでしょうね。
CD販売には、パッケージや物流のコストも入ってるんで、同じ金額になったらそれは音楽自体の価値が上がったという事ですね。
それだけ無駄なコストを減らせてるという事ですし、アーティストの配当も多くなっているハズ・・・なのかな。
売り上げがピークの半分でも、CDの不必要なコストが半分以上を占めていたなら、十分回復したと言って良いんじゃないでしょうか。
Re:ピークは286億ドル@1999年 (スコア:1)
まず、知的財産は売上に対して一定割合になるで、売上なんかどうでもいいというのは構造を理解してなさ過ぎかと。
さらに、音楽については出荷額ベースで統計が出てくるので、物流コストなどは含まれてません。
さて、市場は縮小してます。一方でアーティスト収入の比率はと言うと、増えていません。音楽配信の場合、アーティストの印税率が上がったりしてません。むしろストリーミングを前提とした配信だと、CDなどの販売よりもかなり利率は低い。
例えば、日本では音楽著作権収入の場合、割合がどれぐらいになっているかはJASRACが明確に表示しています。ほぼこれがベースになっているので、例えばこのうち著作隣接権だけが印税率高くなっているということはありません。
つまり、市場が縮小した分だけ同じように縮小している。
Re: (スコア:0)
ミュージックビデオや歌詞での金持ち自慢するほど儲かってない。契約金とライブと他の投資頼りでどう考えても儲かる状況にない。活動は楽しいんだろうけどね。
Re: (スコア:0)
昔ほどバブリーではないのは確実だろう。
特に、ストリーミングサービスの再生単価が低いし、これだけで食べていけるのは知名度の高い人気アーティストくらいでしょう。
ストリーミングサービスは、アーティストが自分で参加できるようで、CD販売できなかったインディーズの人もカタログに載せやすいし、
そういう意味でも市場の拡大になってそう。自分も知らなかったアーティスト結構見つけた。
Re: (スコア:0)
娯楽ってパイの奪い合いで、全部が全部右肩上がりというわけにはいかないからしょうがないよね。
Re: (スコア:0)
パイの奪い合いだから、海賊版って存在が現れて、その分野に金を払う習慣が失われると戻らなくなるんだよ。
その結果、払える範囲のサービスを作ってなんとか持たしたのが音楽、って感じであり。
Re: (スコア:0)
払える範囲のサービスを作ってなんとか持たしたというのはその通りだと思うが、
海賊版がなくても、もう音楽なんかに金かけないよ。他に金払ってでもやりたい娯楽が増えたから。
Re:ピークは286億ドル@1999年 (スコア:1)
その他の娯楽でも音楽使われてるんだよナァ
Re: (スコア:0)
他の人が大きいパイを争っているのを横目にまな板を目指す。
何とか占いのうたかと思った (スコア:1)
Re: (スコア:0)
奪い合いといっても、ライブに参加する人や信者は借金してでも金を払うから、いくらでもパイの大きさは大きくなるよ。パイがなくなったら借りてくればいい。
Re: (スコア:0)
日本は少子高齢社会のおかげでほとんどの分野で右肩下がりが普通ですよ。
それに加えてスマホなどの登場によるお金の使い道の変化などもあるし。
ピーク時と比べてどうこう論じるのは酷すぎる。
後半に至っては「おそらく」「思う」と個人の独断と偏見でデータを参考にしてすらいない。
Re: (スコア:0)
>ほとんどの分野で右肩下がりが普通
んなわけない。
GDPって知ってるか?
経済は数値上でほんの少し成長することで、実質的には維持となる。
なのでここで論じられているような業界指標は普通、数年単位では上向くのが普通。
その上で「個人の独断と偏見でデータを参考にしてすらいない」ってアホかお前。
自己紹介乙とか言う気にもならんわ。