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どのエンジン系列も、一度は失敗して、経験則的な対応を入れて運用エンジンまで繋げて、機密ノウハウと化すって感じなのだけど、やっぱまだ完全な一般化と理論構築は出来ていないんだろうな。
逆に言うと、車両の再発明って悪い言い方もできるいっぽう、本気で一から全てを作っていくつもりなのだろう、とも考えられる。
すごく雑な話になりますが、他人のロケットって飛ばないんですよ。
エンジンを買って動かせるのはある程度自前で設計開発と運用ができているところだけで、いくら産業が栄えていてもだめなんです。フォン・ブラウンの運用部隊に全権を与えるまで発射台上での爆発が止まらなかったアメリカとか、ロシアに第一段輸送を委託しても2回失敗している韓国が良い例だと思います。弾道ミサイルに繋がる技術なので借りて混ぜるとライセンスが複雑になるという問題もありますが、一から作らなければ飛ぶとは思えないというのが率直な理由なのではないかと思います。
一度作ってしまえばロケットエンジンは上段に転用できるので、大きな損にもならないですし。
でも中国も北朝鮮もロシアのロケット(ミサイル)をベースにしてるし、アメリカもドイツのミサイルを…。
インターステラはゼロから開発って聞いた。本当かどうかは知らない。ただ、JAXAがアドバイス的なことをしてるとも聞いた気がするが、インターステラか別の会社に対してだったか定かではない。
…ドイツのミサイルをベースに改造してうまく行かず、ドイツ人のチームを敷いてNASAを作ってますよね、ええ。中国は火星探査機で知られる今のNASA JPLを設立した銭学森をトップに据え、ソ連に留学生を多数送り込んでいます。ロシアはペーパークリップ作戦の余り物を受け取って使っています。恐ろしいことに歴史に出てくるのは全員がソ連人ですが。
成功しているのは暖簾分けばかりなのです。
各国の軌道投入できるロケット技術って、ソ連→ロシア: ドイツからアメリカ: ドイツからフランス→欧州宇宙機関: ドイツから中国: ロシアからイギリス: アメリカからインド: フランスからイスラエル: フランスからイラン: 中国から北朝鮮: 中国から日本(旧ISAS): 独自開発日本(旧NASDA): アメリカからってことで、独自技術で衛星を打ち上げたのは日本(旧ISAS)だけじゃないですかね。他はどれも元を辿るとドイツに行き着くという…
米国の固体ロケット技術って、ドイツ系なのか?ソ連(ロシア)・中国系は、米国から盗んだ技術かも。
ソ連のロケット技術はツィオルコフスキーやコロリョフといった基盤の上にドイツのV2ロケット開発者を拿捕したのが起源ですね。
で中国ロケットの父である銭学森は世界大戦前にアメリカに留学、博士号を取得し(指導教官はカルマン渦のセオドア・フォン・カルマン)アメリカ国防総省の科学顧問になってます。(米軍に投降したフォン・ブラウンの尋問にも当たっている)で、ジェット推進研究所(JPL)の共同設立者となったのですが1950年、共産主義者との県議で逮捕され朝鮮戦争の米軍捕虜と交換で中国に引き渡されて中国でミサイル・ロケットの開発を指揮することになったのでまあなんというか、「アメリカのロケット開発者が中国人だった」というのが正しいでしょう。盗んだとか失礼なことは言わないように。
御免なさい、「ソ連(ロシア)・中国系の『固体燃料ロケット技術』は、米国から盗んだ技術かも」の誤りです。訂正します。無論全ての固体燃料ロケット技術の始祖は古代中国に至りますが、米国国歌にロケット弾が謳われる様に、独立戦争頃から使われては来ていましたし、第二次世界大戦にも固体燃料ロケット兵器は使われていました。だが衛星打ち上げに使える様な実用的大規模固体燃料ロケットとしては、米国で開発されたミニットマン・ポラリスが始祖ではないでしょうか。そしてその血統がスペースシャトルや開発中のスペース・ローンチ・システムのSBR等の大型固体燃料打ち上げロケット(ブースター)に繋がっています。ソ連及びその系統の中国の弾道弾の固体燃料化が遅れた事はよく知られていますし、キャッチアップの為に米国から固体燃料弾道弾技術をスパイしただろう事は想像に難くありません。
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身近な人の偉大さは半減する -- あるアレゲ人
燃焼室の脈動って (スコア:2)
どのエンジン系列も、一度は失敗して、経験則的な対応を入れて運用エンジンまで繋げて、機密ノウハウと化すって感じなのだけど、やっぱまだ完全な一般化と理論構築は出来ていないんだろうな。
Re: (スコア:0)
逆に言うと、車両の再発明って悪い言い方もできるいっぽう、本気で一から全てを作っていくつもりなのだろう、とも考えられる。
Re: (スコア:5, 参考になる)
すごく雑な話になりますが、他人のロケットって飛ばないんですよ。
エンジンを買って動かせるのはある程度自前で設計開発と運用ができているところだけで、いくら産業が栄えていてもだめなんです。フォン・ブラウンの運用部隊に全権を与えるまで発射台上での爆発が止まらなかったアメリカとか、ロシアに第一段輸送を委託しても2回失敗している韓国が良い例だと思います。弾道ミサイルに繋がる技術なので借りて混ぜるとライセンスが複雑になるという問題もありますが、一から作らなければ飛ぶとは思えないというのが率直な理由なのではないかと思います。
一度作ってしまえばロケットエンジンは上段に転用できるので、大きな損にもならないですし。
Re: (スコア:0)
でも中国も北朝鮮もロシアのロケット(ミサイル)をベースにしてるし、アメリカもドイツのミサイルを…。
インターステラはゼロから開発って聞いた。
本当かどうかは知らない。
ただ、JAXAがアドバイス的なことをしてるとも聞いた気がするが、インターステラか別の会社に対してだったか定かではない。
Re: (スコア:5, 参考になる)
…ドイツのミサイルをベースに改造してうまく行かず、ドイツ人のチームを敷いてNASAを作ってますよね、ええ。
中国は火星探査機で知られる今のNASA JPLを設立した銭学森をトップに据え、ソ連に留学生を多数送り込んでいます。
ロシアはペーパークリップ作戦の余り物を受け取って使っています。恐ろしいことに歴史に出てくるのは全員がソ連人ですが。
成功しているのは暖簾分けばかりなのです。
Re: (スコア:3, 参考になる)
各国の軌道投入できるロケット技術って、
ソ連→ロシア: ドイツから
アメリカ: ドイツから
フランス→欧州宇宙機関: ドイツから
中国: ロシアから
イギリス: アメリカから
インド: フランスから
イスラエル: フランスから
イラン: 中国から
北朝鮮: 中国から
日本(旧ISAS): 独自開発
日本(旧NASDA): アメリカから
ってことで、独自技術で衛星を打ち上げたのは日本(旧ISAS)だけじゃないですかね。
他はどれも元を辿るとドイツに行き着くという…
Re: (スコア:0)
米国の固体ロケット技術って、ドイツ系なのか?
ソ連(ロシア)・中国系は、米国から盗んだ技術かも。
Re:燃焼室の脈動って (スコア:3)
米国の固体ロケット技術って、ドイツ系なのか?
ソ連(ロシア)・中国系は、米国から盗んだ技術かも。
ソ連のロケット技術はツィオルコフスキーやコロリョフといった基盤の上にドイツのV2ロケット開発者を拿捕したのが起源ですね。
で中国ロケットの父である銭学森は世界大戦前にアメリカに留学、博士号を取得し(指導教官はカルマン渦のセオドア・フォン・カルマン)アメリカ国防総省の科学顧問になってます。(米軍に投降したフォン・ブラウンの尋問にも当たっている)で、ジェット推進研究所(JPL)の共同設立者となったのですが1950年、共産主義者との県議で逮捕され朝鮮戦争の米軍捕虜と交換で中国に引き渡されて中国でミサイル・ロケットの開発を指揮することになったのでまあなんというか、「アメリカのロケット開発者が中国人だった」というのが正しいでしょう。盗んだとか失礼なことは言わないように。
Re: (スコア:0)
御免なさい、「ソ連(ロシア)・中国系の『固体燃料ロケット技術』は、米国から盗んだ技術かも」の誤りです。訂正します。
無論全ての固体燃料ロケット技術の始祖は古代中国に至りますが、米国国歌にロケット弾が謳われる様に、独立戦争頃から使われては来ていましたし、第二次世界大戦にも固体燃料ロケット兵器は使われていました。
だが衛星打ち上げに使える様な実用的大規模固体燃料ロケットとしては、米国で開発されたミニットマン・ポラリスが始祖ではないでしょうか。
そしてその血統がスペースシャトルや開発中のスペース・ローンチ・システムのSBR等の大型固体燃料打ち上げロケット(ブースター)に繋がっています。
ソ連及びその系統の中国の弾道弾の固体燃料化が遅れた事はよく知られていますし、キャッチアップの為に米国から固体燃料弾道弾技術をスパイしただろう事は想像に難くありません。