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ソースを見ろ -- ある4桁UID
こどもとインターネット (スコア:3, 参考になる)
ここで「問題」とは、ちょっとした無礼な言動程度を指すことにしておきます。すなわち、オフラインならば「その現場にいた人には不快感を与えるものの、一般に問題が知らされるほどのニュースバリューを持たない事件」とします。
本格的に法律がからむ問題(=殺人ほか、犯罪行為)も同様に考えることはできそうですが、情報化された現在では大規模な(ニュースバリューのある)事件に関してはオフライン社会とオンライン社会における情報流通の差異が比較的小さくなり、議論の前提の一部が崩れます。
・オフライン社会の場合
子供が問題を起こした場合、それを導くべき周囲の大人は(現場にいさえすれば)「その問題を起こした人が子供である」ことを明確に認識できる。
なので、当の子供に対しては対応として「不快→排除」ではなく、「不快→教導」を選ぶことについて(被害者=周囲の大人の間での)コンセンサスが容易に得られる。
・オンライン社会(掲示板等)の場合
その事件を起こした人が子供なのかどうかわからない、すなわち、被害者間での「不快→教導」を選ぶとするコンセンサスがとれなくなる。すなわち、「不快→排除」とするコンセンサスが成立する。この点において、子供と大人がまったく同じに扱われる。
その結果、問題を起こした子供は大人と同じ扱いをされることになる。
ここから見える結論として。
・子供であっても、インターネット上では大人とまったく同じ権利をもち、まったく同じ行動が取れる以上、大人と同じ責任を負わされる可能性はある。
「大人と子供が同じ権利を持つ→同じ責任を取る」論理が正当か不当かは別として、少なくとも(被害者側が)相手の年齢を知らずに責任を取らせる行動においては「子供に大人と同じ責任を取らせる」積極的故意はないので、不当行為とはいえない。
ということがいえると思います。
今回は相手側(加害者周辺)の行動が完全に理にかなったものであったことは間違いなく、被害者側の行動にかかわりなく悪くないといえる結果を迎えることができたのはよい話でした。