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日本人の3分の1は日本語が読めない?」記事へのコメント

  • 「読めない」の意味に含まれているのだろうけれど、
    根本的に論理構造が把握できない、思考できない、ということだと思う。

    昔、金魚を飼っていて10年生きたのだけれど、ついに1日おきに餌をやることの
    「1日置き」が理解できずに死んでしまった。金魚の脳の能力では「今日と今日以外」
    を理解するのがやっとな感じだった。

    • by Anonymous Coward on 2019年02月19日 11時26分 (#3567431)

      我輩は金魚である。
      普通の金魚は自我を持って思考したりはしないのだが、我輩はスーパー金魚なのであるからして、当然思考もできる。

      我輩の生活環境は、壁で囲まれた四角い領域だ。壁は光を反射して我輩の姿を映したり、向こう側が透けて見えたりする。
      天井から差し込む明かりは不規則に明暗を繰り返すが、おおむね明るい時間とおおむね暗い時間を合わせると同じぐらいの長さになる。我輩はこれを「一周期」と名付けることにした。

      我輩の生活環境の天井より上には、息のできない死の領域があるらしい。
      そして、時折その死の領域から、我輩の生きるための糧が落ちてくる。天井や壁の向こうに何かもやもやした〈大きなもの〉が動いて見えるときに限って。
      我輩は〈大きなもの〉が見えたとき、糧が落ちてくる天井へ近づき、口を開く習慣ができた。とはいえ、〈大きなもの〉が見えても、必ずしも糧が落ちてくるわけではないのだが。

      あるとき我輩は、この糧が落ちてくる間隔が「一周期」二回分であることに気づいた。
      必ず、ではない。ごくたまに「一周期」一回分だったり、三回分だったりもする。
      もっとも、だからといって何が変わるわけでもない。我輩としては〈大きなもの〉が見えたら口を開くだけだ。
      何しろ、我輩にはほかにすることがないし、口を開くことは大した労力でもない。

      長いこと、この四角い生活環境で暮らしてきたが、どうやら我輩には寿命が近づいているらしい。
      最近、ふとこんなことを夢想する。〈大きなもの〉は我輩と同じく思考する存在で、糧の間隔が「一周期」二回分であると我輩が気づくことを期待していたのではないかと。
      だとしても、知ったことではない。我輩がそんなことに付き合う筋合いはない。
      まあ、所詮はただの夢想なのだが。

      我輩は金魚である。
      スーパー金魚であることは、我輩に何ももたらさない。
      金魚の生には、自我も思考も必要とされないのだから。

      親コメント

アレゲはアレゲを呼ぶ -- ある傍観者

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