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溶媒抽出法って、一日あたり数万トンの処理とかにも使えるのかなあ?処理速度が遅いイメージがあるんだが。逆浸透膜みたいに界面を固体で作る手法なら、複雑な形状にすることで界面の面積を増やせるだろうけど液-液の界面じゃあ難しそうだよね。
撹拌してコロイド状にしてやればええんでないの?
うむ。撹拌するとか流体を細いノズルから噴出することで乱流化するとか、界面を広げるのはむしろ固体よりも楽でしょうね。(それには動力が必要ですが) しかし、抽出後の二液相分離を重力に頼る場合は一定の時間がかかりますし、処理速度は色々と律速される(短縮したければ、遠心分離とかさらに動力の投入が必要)という感覚は間違ってないように思います。
ちなみに、論文の要旨 [acs.org]を見る限りは、塩濃度が低い場合は逆浸透膜の方がエネルギー消費は低くてすむみたいです。 どうも膜分離は塩濃度7~8%くらい(海水の塩濃度の2倍程度)までしか使えず、それ以上の高塩分濃度である産業排水には今回の方法が低エネルギー消費である、ということのようです。 ちょっとタレコミ文にミスリーディング感が…。それと、「加工元の水が70℃未満の温度であれば」ではなく「70℃未満程度の熱源があれば」利用可能(だから低温排熱や地熱やちょっとした太陽熱温水器と組み合わせて安価にできる)が正しいです。
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アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家
規模感 (スコア:3, 興味深い)
溶媒抽出法って、一日あたり数万トンの処理とかにも使えるのかなあ?処理速度が遅いイメージがあるんだが。
逆浸透膜みたいに界面を固体で作る手法なら、複雑な形状にすることで界面の面積を増やせるだろうけど液-液の界面じゃあ難しそうだよね。
Re: (スコア:0)
撹拌してコロイド状にしてやればええんでないの?
Re:規模感 (スコア:5, 参考になる)
うむ。撹拌するとか流体を細いノズルから噴出することで乱流化するとか、界面を広げるのはむしろ固体よりも楽でしょうね。(それには動力が必要ですが)
しかし、抽出後の二液相分離を重力に頼る場合は一定の時間がかかりますし、処理速度は色々と律速される(短縮したければ、遠心分離とかさらに動力の投入が必要)という感覚は間違ってないように思います。
ちなみに、論文の要旨 [acs.org]を見る限りは、塩濃度が低い場合は逆浸透膜の方がエネルギー消費は低くてすむみたいです。
どうも膜分離は塩濃度7~8%くらい(海水の塩濃度の2倍程度)までしか使えず、それ以上の高塩分濃度である産業排水には今回の方法が低エネルギー消費である、ということのようです。
ちょっとタレコミ文にミスリーディング感が…。それと、「加工元の水が70℃未満の温度であれば」ではなく「70℃未満程度の熱源があれば」利用可能(だから低温排熱や地熱やちょっとした太陽熱温水器と組み合わせて安価にできる)が正しいです。