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系外惑星はやはり重元素の多い恒星に」記事へのコメント

  • by nq (16642) on 2003年07月24日 18時16分 (#364984) 日記
    このような統計の研究は、いかに均質な母集団をつくるかが問題です。この太陽系外惑星をもつ恒星の場合も、さんざん苦労して見つけた、特別なサンプルがすでに存在しているわけです。

    それと比較して、重元素量で分類した「惑星を持たない」サンプルをつくるというのは、相当注意深く、また、さまざまな工夫をしてつくらなければいけないはず。また、「惑星をもたない」というのと、「惑星が見つかっていない」というのも区別しなくてはいけない。

    きっと、原著論文にはそのへんのことが詳しく書いてあるのだろうけど、単純明快な議論にはならないと思う。

    このように、あらかじめ特異な例をみつけておいて、そのような例が発生する確率は云々、という統計の議論は、後だしジャンケンか八百長競馬みたいなもので、私は、すべて眉につばをつけて聞くことにしています。
    • 原著論文 (スコア:3, 興味深い)

      by flutist (16098) on 2003年07月24日 19時29分 (#365024)
      プレスリリースのページでは、

      Presentation at the International Astronomical Union Meeting in Sydney

      とのことで、学会で3日前に発表された内容ということです。だからまだ論文雑誌には掲載されてないかもしれません。この学会のproceedingが出版されてれば載ってると思いますが、proceedingにはごく簡単な概要しかないことも多いですしね。

      web(たぶんここ [astronomy2003.com])からたどった範囲では、Fischerさんの "Host Stars with Planets" という講演がそれだと思いますが、内容は書いてありません。

      ということで詳細は、改めて論文が雑誌に発表されるのを待たねばならないのでは?と思います。

      プレスリリースには「1000個の恒星から1600のスペクトルを観察し、そこから754個の星を選んで、どの星も2年以上観察した」とあります。これがどう妥当なのかは、私は門外漢なので分かりませんが、いい仕事なんじゃないか、という印象を持ちました。
      親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2003年07月24日 18時40分 (#365000)

      確かに. 少なくとも「見つけやすい」という形容詞付きの惑星を持った恒星系しか検証されていないわけですからね.

      親コメント
    • by locate (5848) on 2003年07月24日 18時42分 (#365001) 日記
      > きっと、原著論文にはそのへんのことが詳しく書いてあるのだろうけど、
      > 単純明快な議論にはならないと思う。

      単純明快なら論文になってないと思う。
      それをきちんとやったから、論文として発表できたんだと思う。
      図には、エラーバーが入っているんだし、その中にnq氏が指摘した部分は、
      考慮されているんだと思う。
      親コメント
    • 太陽から直径100光年以内の距離で見つかっている恒星の数が1000個程度であることを考えると、『近隣の太陽に似た恒星』700個以上というのはサンプル選びで相当注意深くさまざまな工夫をそれほどしていなかったとしても充分な数ではなかろうか。

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