アカウント名:
パスワード:
携帯電話とか、一般に認可されている機器の電波程度でたやすく妨害されるとはそんな脆弱でどうすんのとか昔から思ってましたがまあ、気休めに近いような念の為なんでしょうけど
無線機というのは搬送波を作ってスピーカーアンプの入力に繋ぐと受信機になり、マイクアンプの出力に繋ぐと送信機になるというものです。なのでスピーカーアンプの入力バイアスがあるとノイズが送信され周囲の無線機をたやすく妨害します。これが一つ。
機内での電子機器使用が禁止されたころのディジタル回路応用製品は、自分では無線なんか積みませんし無線干渉なんかこれっぽっちも考えてませんが、冷陰極管だのプラズマ表示器だのは軽くて見栄えがよければ積極的に使っていました。なので何かしら干渉する恐れというのは十分にあったのでしょう。これが二つ。
飛行機というのは全世界で一日に一件くらいは緊急事態を宣言して緊急着陸します。そのうちで墜落事故に至る例は数年に数件程度ですが、乗客の猫が朝に食べた銀のさらを吐いて客室に異臭が立ち込めていてつらいとか、突然エンジンが爆発して機体が今にも分解しそうだとか、たぶん嘘だけど航空会社に爆破予告があったとか、理由がどんなに重くても軽くても手続きとして緊急事態の宣言から最優先での最寄り空港への着陸までの流れが決まっています。
機長さんだって一旦飛び上がったら生きて帰りたいのは当然ですから*1、機内アナウンスで「お客様の中にゲームやフライトシミュレーションで操縦を覚えた方はいらっしゃいませんか」と流れるまでは大船に乗った気でいればよいのですが、下手にラジオを聞いていて「緊急事態発生」の報とか、「○○便に爆破予告が……」というニュースとか、「目的地で暴動が発生」とか「株が無料!今すぐ買え!」とかを聞いて暴れる客がいたりすると確実に揉めて危険です。これが三つ。
旅客機内での電子機器、特にラジオや無線機器の使用が禁止されている理由は主に上の三つがあると思われ、一番重要なのは三つ目かと思われますが、あまり言及されることはないですよね。
*1 Germanwings事件は操縦士です。飛行機は左の座席が機長(≒船長)さん、右が副操縦士(≒操舵手、航海長)さん。
GPSやINSなんかが出てくる前は遠方の無線局の微弱な電波を基に位置測定してましたから、機内に電波雑音源があるとあっという間に迷子だったそうですね。# 今でも機種によっては機内で携帯の電源を入れるとすぐわかる席があるとかないとか…
> そんな脆弱でどうすんの まったくだ。電車で携帯禁止だったのと似たようなお気持ちの話ではないかと疑ってる。
しかしボーイング747の初期設計は1965年頃、767初期型が1975年頃、デジタル化された747-400も1985年頃と、「携帯電話」などという実装は影も形もなかった頃の話です概念ですら通信関係の研究所やSF作品の中だけだったでしょうな
(777が1995年頃から、787が2003年ごろからだから、ボーイングは10年ごとに新世代機を作ってるんだな…)
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
ハッカーとクラッカーの違い。大してないと思います -- あるアレゲ
航空無線機器のロバスト性って議論されないのか (スコア:0)
携帯電話とか、一般に認可されている機器の電波程度でたやすく妨害されるとは
そんな脆弱でどうすんのとか昔から思ってましたが
まあ、気休めに近いような念の為なんでしょうけど
Re:航空無線機器のロバスト性って議論されないのか (スコア:2)
無線機というのは搬送波を作ってスピーカーアンプの入力に繋ぐと受信機になり、マイクアンプの出力に繋ぐと送信機になるというものです。なのでスピーカーアンプの入力バイアスがあるとノイズが送信され周囲の無線機をたやすく妨害します。これが一つ。
機内での電子機器使用が禁止されたころのディジタル回路応用製品は、自分では無線なんか積みませんし無線干渉なんかこれっぽっちも考えてませんが、冷陰極管だのプラズマ表示器だのは軽くて見栄えがよければ積極的に使っていました。なので何かしら干渉する恐れというのは十分にあったのでしょう。これが二つ。
飛行機というのは全世界で一日に一件くらいは緊急事態を宣言して緊急着陸します。そのうちで墜落事故に至る例は数年に数件程度ですが、乗客の猫が朝に食べた銀のさらを吐いて客室に異臭が立ち込めていてつらいとか、突然エンジンが爆発して機体が今にも分解しそうだとか、たぶん嘘だけど航空会社に爆破予告があったとか、理由がどんなに重くても軽くても手続きとして緊急事態の宣言から最優先での最寄り空港への着陸までの流れが決まっています。
機長さんだって一旦飛び上がったら生きて帰りたいのは当然ですから*1、機内アナウンスで「お客様の中にゲームやフライトシミュレーションで操縦を覚えた方はいらっしゃいませんか」と流れるまでは大船に乗った気でいればよいのですが、下手にラジオを聞いていて「緊急事態発生」の報とか、「○○便に爆破予告が……」というニュースとか、「目的地で暴動が発生」とか「株が無料!今すぐ買え!」とかを聞いて暴れる客がいたりすると確実に揉めて危険です。これが三つ。
旅客機内での電子機器、特にラジオや無線機器の使用が禁止されている理由は主に上の三つがあると思われ、一番重要なのは三つ目かと思われますが、あまり言及されることはないですよね。
*1 Germanwings事件は操縦士です。飛行機は左の座席が機長(≒船長)さん、右が副操縦士(≒操舵手、航海長)さん。
Re: (スコア:0)
GPSやINSなんかが出てくる前は遠方の無線局の微弱な電波を基に位置測定してましたから、機内に電波雑音源があるとあっという間に迷子だったそうですね。
# 今でも機種によっては機内で携帯の電源を入れるとすぐわかる席があるとかないとか…
Re: (スコア:0)
> そんな脆弱でどうすんの
まったくだ。電車で携帯禁止だったのと似たようなお気持ちの話ではないかと疑ってる。
Re: (スコア:0)
しかしボーイング747の初期設計は1965年頃、767初期型が1975年頃、デジタル化された747-400も1985年頃と、「携帯電話」などという実装は影も形もなかった頃の話です
概念ですら通信関係の研究所やSF作品の中だけだったでしょうな
(777が1995年頃から、787が2003年ごろからだから、ボーイングは10年ごとに新世代機を作ってるんだな…)