アカウント名:
パスワード:
インプレスによると [impress.co.jp],電子書籍の市場規模は10億円程度らしいんだけど,なぜかこの手の話で電子辞書は除外されることが多いのが不思議。IC電子辞書の市場規模は今や450億円
単純にIC電子辞書に特化されたハードウェアに対して、汎用性のある電子ブックで勝負を挑んでも勝ち目がないからでは?
うーん,その土俵の設定の仕方がおかしいんじゃないか,といいたいわけです。まさにご指摘の通り,IC電子辞書は機能を特化しているからこそ成功しているわけで,そこからどの機能が受け入れられているかを評価すべきでしょう。松下はそれをちゃんとやってないと思う。ほかでも議論になっているけど,検索ができない電子データなんかほとんど価値がないと思いますし。
また,IC電子辞書で犠牲にしていた汎用性こそ,これからの技術革新で克服していくべき課題だと思
元コメントからは「複数のコンテンツを同時再生させるのは技術的には容易でも現実的には難しい」ということを読み取れなかったんだけど,別のアプリケーションから辞書を引いたり,複数の書籍をまたがって検索するという機能自体は,電子辞書でもPDAでもすでに実現しているよね。 電子辞書なら,たとえば英和で引いた単語を英英で引き直すということがボタン一発でできるし,PDAの辞書もテキストを読むアプリケーションからすぐに呼び出せる。 だから,そんな機能さえ提供しない「電子書籍」っていったい何?と思ってしまう。
もちろん,コピーが問題
なんか議論がかみ合わないなあ。「検索もできない,ただ紙を電子ペーパーに置き換えただけのプラットフォームを作ること自体に意味があんまりないんじゃないの?」ということを最初の書き込みから言ってるわけですが。 電子書籍というとすぐ紙からの置き換えがいつ実現するかというような議論になりがちだけど,実際には電子辞書という形で普及してきているから,これを出発点として改良が進めばいいと言ってるんだけど,それについての反応はほとんどなくて,今度出てきた規格にとって辞書は適合的じゃないという話しか出てこないのでフラストレーションがたま
>電子辞書の方が利益率は桁違いに高いです
それは何を根拠に書いてるの?「新文化」とか AERA にそういう記事が載ったと思うけど。 というか,メーカー側の理屈はそうなのかな? 「二次利用なので」ということは紙の辞書がすでにあることを前提としているわけでしょ。純粋に辞書1部あたりの収益で比較すると,電子辞書搭載のたとえば英和辞典は,1台売れるごとに出版社に入るロイヤルティは紙の辞書の定価の数パーセントだけど,紙の辞書ならざっと定価の1/3は出版社の収入になる。もちろんそこから製作費用も出さなきゃいけないわ
そうか,「利益率」という言葉の使い方がまずかった。ここでは発行部数と利益の比という意味で使っていました。ふつうはそういう言い方しないもんなあ。すいません。
紙の辞書の場合 売上:卸価格×発行部数 原価:製版・印刷・製本費用,流通経費,紙代,印税… 電子辞書の場合 売上:ロイヤルティ×売上部数 原価:データ修正費用,印税
電子辞書のほうが売上高利益率が高い(これはAC氏の指摘どおりだと思う)のでうまみのあるビジネスに見えるかもしれないけど,同じ部数の出荷で比較すると,粗利は紙の辞書の方が大きい。 しかも電子辞書の売上部数が伸びれば紙の辞書の売上部数は下がるから,増刷の部数や回数も影響を受け,さらに収益構造が悪化するという問題点もある。版元にとっては,紙の辞書が売れてくれる方がはるかにありがたいわけ。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
物事のやり方は一つではない -- Perlな人
成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:1)
インプレスによると [impress.co.jp],電子書籍の市場規模は10億円程度らしいんだけど,なぜかこの手の話で電子辞書は除外されることが多いのが不思議。IC電子辞書の市場規模は今や450億円
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:0)
辞書は読むものではなく引くものなので、入力・検索機能が必要になるのと、表示する対象を辞書に限定することで表示機能の簡略化(たとえば液晶の解像度やサイズなど)・ハードウェアの簡略化(データのマスクROM化、画像圧縮の非搭載など)ができます。だから、使い勝手・価格ともに勝負
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:1)
うーん,その土俵の設定の仕方がおかしいんじゃないか,といいたいわけです。まさにご指摘の通り,IC電子辞書は機能を特化しているからこそ成功しているわけで,そこからどの機能が受け入れられているかを評価すべきでしょう。松下はそれをちゃんとやってないと思う。ほかでも議論になっているけど,検索ができない電子データなんかほとんど価値がないと思いますし。
また,IC電子辞書で犠牲にしていた汎用性こそ,これからの技術革新で克服していくべき課題だと思
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:0)
> これ意味わかんなかったんで解説希望。
仮に電子辞書の機能を電子ブックで実現できるコンテンツがあったとしましょう。
で、電子ブックに表示されている別のコンテンツ(例えば小説でも、解説書でも、なんでもいいです)に出てくる言葉を調べようとしたときにはどうしたらよいのでしょうか?
一旦今読んでいるコンテンツのメディアを抜いて、辞書が入ったメディアを挿して調べてまた抜いて、元のメディアに戻して続きを読む、なんて悪夢です。
別のフラッシュメ
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:1)
元コメントからは「複数のコンテンツを同時再生させるのは技術的には容易でも現実的には難しい」ということを読み取れなかったんだけど,別のアプリケーションから辞書を引いたり,複数の書籍をまたがって検索するという機能自体は,電子辞書でもPDAでもすでに実現しているよね。
電子辞書なら,たとえば英和で引いた単語を英英で引き直すということがボタン一発でできるし,PDAの辞書もテキストを読むアプリケーションからすぐに呼び出せる。
だから,そんな機能さえ提供しない「電子書籍」っていったい何?と思ってしまう。
もちろん,コピーが問題
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:0)
ただ、複数アプリケーションを同時に動かそうとすると、それぞれのアプリケーションのためのメモリが増え、OSをのっけてマルチタスク化&ユーザーインタフェース実現の為のCPU性能が要求され・・・・、とかやってるうちに、PocketPCやタブレットPCと大差ないものができかねません。
機能・性能的に大差がないものであれば、よほどの事をしない限り消費電力も大差がないので、あえて別のプラットフォームを作る必要はなくなってしまいます。(「よほどのこと」は今の日本の大手電機メーカーでは無理です。やれるとしたらS社くらいじゃないかと。)
ちなみに今回の∑ブック
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:1)
なんか議論がかみ合わないなあ。「検索もできない,ただ紙を電子ペーパーに置き換えただけのプラットフォームを作ること自体に意味があんまりないんじゃないの?」ということを最初の書き込みから言ってるわけですが。 電子書籍というとすぐ紙からの置き換えがいつ実現するかというような議論になりがちだけど,実際には電子辞書という形で普及してきているから,これを出発点として改良が進めばいいと言ってるんだけど,それについての反応はほとんどなくて,今度出てきた規格にとって辞書は適合的じゃないという話しか出てこないのでフラストレーションがたま
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:1)
電子辞書の方が利益率は桁違いに高いです。
各社共既にデジタル入稿ですし、電子辞書に出すデータは二次利用なので丸儲けです。
また、書籍の辞書に使用す
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:1)
>電子辞書の方が利益率は桁違いに高いです
それは何を根拠に書いてるの?「新文化」とか AERA にそういう記事が載ったと思うけど。
というか,メーカー側の理屈はそうなのかな?
「二次利用なので」ということは紙の辞書がすでにあることを前提としているわけでしょ。純粋に辞書1部あたりの収益で比較すると,電子辞書搭載のたとえば英和辞典は,1台売れるごとに出版社に入るロイヤルティは紙の辞書の定価の数パーセントだけど,紙の辞書ならざっと定価の1/3は出版社の収入になる。もちろんそこから製作費用も出さなきゃいけないわ
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:0)
収入と利益率をごっちゃにしちゃいかんですよ。議論が成り立たない。ついでに言えば、粗利と営業利益もごっちゃにしてはいけないです。
まず、紙の辞書の方は、出版社が印刷・製本・問屋までの流通・棚卸在庫管理を行わなければならないので、出版社から問屋への卸価格(これがzokkonさんのいっている収入でしょう)から印刷・製本・流通・棚卸在庫管理の経費と、棚卸在庫にかかる資本コストが必要でしょう。これをAとします。実際には辞書を電子データとして作成する費用(B)と、紙
Re:成功例に学ばないのはなぜ? (スコア:1)
そうか,「利益率」という言葉の使い方がまずかった。ここでは発行部数と利益の比という意味で使っていました。ふつうはそういう言い方しないもんなあ。すいません。
紙の辞書の場合
売上:卸価格×発行部数
原価:製版・印刷・製本費用,流通経費,紙代,印税…
電子辞書の場合
売上:ロイヤルティ×売上部数
原価:データ修正費用,印税
電子辞書のほうが売上高利益率が高い(これはAC氏の指摘どおりだと思う)のでうまみのあるビジネスに見えるかもしれないけど,同じ部数の出荷で比較すると,粗利は紙の辞書の方が大きい。 しかも電子辞書の売上部数が伸びれば紙の辞書の売上部数は下がるから,増刷の部数や回数も影響を受け,さらに収益構造が悪化するという問題点もある。版元にとっては,紙の辞書が売れてくれる方がはるかにありがたいわけ。