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tweetの権利ってなんやろ。
それを表す良い単語がまだ無いので説明がややこしくならざるを得ないけど、
「何らかの著名な機関」が、「とあるデジタルデータ」は、「とあるアカウント」に紐付いている、とお墨付きを与えていることを広く公言している
という状態を、「そのデジタルデータの唯一の所有者はその人である」と呼ぼうね、ぐらいの話かと。
絵画とかだと現物を持っている人が所有者だけど、実体の無いデジタルデータではそうは行かない。コピーを売ってその使用料を貰う仕組みはすでに色々確立しているけど、そういう仕組みでは、「コピーや複製画は世界中の美術館とかでいくらでも見れるけど、本物を所蔵しているのは世界でただここだけ」というプレミアを付けることができない。古典的な「名画を所有する」という概念を、デジタル時代にも延命しようとすると上記のような工夫が必要になる。その「紐付け」を他人に譲り渡す仕組みも入れ込むと古典的な絵画オークションみたいなものの再現もできる。紐付けの情報を暗号通貨なんかのブロックチェーンにでも織り込んでおけば、その暗号通貨が残っている限り、譲渡も含めて紐付け情報も正しく保全され続ける。
これからの社会に必要な仕組みではあるかもしれないけど、詐欺もしくは詐欺的な安易なボロ儲けが横行しやすい仕組みなので、「これこそがこの世界に求められている極めて重要な革新的技術である」と必要以上に盛り上げようとする動きには警戒が必要。何らかのデジタルアニメ映画の「所有権」をクラウドファンディングで1口10万円ぐらいで、この映画がヒットすれば「所有権」は高騰するから、持っているだけで自慢できるし、投資商品としても狙い目だよと売って回るとか。
それでも著作権者のお墨付きがあればまだマシで、著作権者に許可も取らず、広く公的に認められている機関でもない無名の会社が勝手に所有権を売る、という詐欺もあり得るので注意が必要。
例えば「日本の文化庁」と「フランスの文化庁」と「無名の第三者」がそれぞれ好き勝手に別の人物を「所有者」と公言してしまう、みたいなことは技術的には制限できない。「それぞれがほんとに公言しているかどうか?」までは確認できるけど、「重複指定している誰の言い分が正しいのか?」を決める部分は技術の外の話になる。文化庁同士だったら、もしそういう事業を始めるんだったら、重複指定はしませんというような国際条約でも結んでからになるんだろう。無名の第三者に関しては、本当に作者のお墨付きがあるのか? からよくよく調べる必要がある。
暗号通貨がそれ自体は必要な技術だとしてもネズミ講のような短期的な利益のために、この革新的な技術の必要性が理解できないやつはバカだと主張したりしつつ、独自通貨を出しまくったような輩と似たようなのがいっぱい出てくる。
デジタル石貨かいな。
所得権の譲渡を示すのに、わざわざ現物渡すとか文明人のすることじゃないみんながその事実を知っていればそれで十分ヤップの人々は賢かった
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「毎々お世話になっております。仕様書を頂きたく。」「拝承」 -- ある会社の日常
Non-Fungible Token (スコア:1)
tweetの権利ってなんやろ。
Re:Non-Fungible Token (スコア:2, 参考になる)
それを表す良い単語がまだ無いので説明がややこしくならざるを得ないけど、
「何らかの著名な機関」が、「とあるデジタルデータ」は、「とあるアカウント」に紐付いている、とお墨付きを与えていることを広く公言している
という状態を、「そのデジタルデータの唯一の所有者はその人である」と呼ぼうね、ぐらいの話かと。
絵画とかだと現物を持っている人が所有者だけど、実体の無いデジタルデータではそうは行かない。
コピーを売ってその使用料を貰う仕組みはすでに色々確立しているけど、そういう仕組みでは、「コピーや複製画は世界中の美術館とかでいくらでも見れるけど、本物を所蔵しているのは世界でただここだけ」というプレミアを付けることができない。
古典的な「名画を所有する」という概念を、デジタル時代にも延命しようとすると上記のような工夫が必要になる。
その「紐付け」を他人に譲り渡す仕組みも入れ込むと古典的な絵画オークションみたいなものの再現もできる。
紐付けの情報を暗号通貨なんかのブロックチェーンにでも織り込んでおけば、その暗号通貨が残っている限り、譲渡も含めて紐付け情報も正しく保全され続ける。
これからの社会に必要な仕組みではあるかもしれないけど、詐欺もしくは詐欺的な安易なボロ儲けが横行しやすい仕組みなので、「これこそがこの世界に求められている極めて重要な革新的技術である」と必要以上に盛り上げようとする動きには警戒が必要。
何らかのデジタルアニメ映画の「所有権」をクラウドファンディングで1口10万円ぐらいで、この映画がヒットすれば「所有権」は高騰するから、持っているだけで自慢できるし、投資商品としても狙い目だよと売って回るとか。
それでも著作権者のお墨付きがあればまだマシで、著作権者に許可も取らず、広く公的に認められている機関でもない無名の会社が勝手に所有権を売る、という詐欺もあり得るので注意が必要。
例えば「日本の文化庁」と「フランスの文化庁」と「無名の第三者」がそれぞれ好き勝手に別の人物を「所有者」と公言してしまう、みたいなことは技術的には制限できない。
「それぞれがほんとに公言しているかどうか?」までは確認できるけど、「重複指定している誰の言い分が正しいのか?」を決める部分は技術の外の話になる。
文化庁同士だったら、もしそういう事業を始めるんだったら、重複指定はしませんというような国際条約でも結んでからになるんだろう。
無名の第三者に関しては、本当に作者のお墨付きがあるのか? からよくよく調べる必要がある。
暗号通貨がそれ自体は必要な技術だとしてもネズミ講のような短期的な利益のために、この革新的な技術の必要性が理解できないやつはバカだと主張したりしつつ、独自通貨を出しまくったような輩と似たようなのがいっぱい出てくる。
Re: (スコア:0)
デジタル石貨かいな。
Re: (スコア:0)
所得権の譲渡を示すのに、わざわざ現物渡すとか文明人のすることじゃない
みんながその事実を知っていればそれで十分
ヤップの人々は賢かった