アカウント名:
パスワード:
成分には西洋医学の医薬品と似たような物質も入ってるぞ良くも悪くも
知られた成分が入ってる入ってないの話でなくて
・必ずしも有効性について臨床試験を受けているとは限らない 安全性試験だけクリアして「伝統医薬だから許容する」みたいな扱いのものもある(漢方薬に限らず)
・試験で良好な結果があっても、その適応(患者の状態)と薬効との組み合わせの考え方が西洋医学とは異なる
・そもそもモノと使う人によって対象疾患や使用法に幅があって、(西洋医学でもままあるんだけど)「偉い人がこういったからこう」という手法がわりと生きてる
・こっちでいうイカサマ商品も漢方薬というカテゴリで売られてたりしてシロウトには区別できん
みたいな意味の怪しさだよ。
そもそも薬効の理由が説明の出来ない「新薬」も少なくないので、先人の多大な犠牲を経て発見された漢方薬だけを否定する理由にはならん。
「コロナ治療薬」だって「効くか効かないか分からんが既存薬の中から効きそうなのをとりあえず投与してみる」って状態じゃん。薬の探し方は漢方も西洋も根本的なところは同じ。
医師の適用外仕様と医薬品の認可の話を何か勘違いされているのでは。まず、医師が適応外使用をするのは医師の業務としてアリなので臨床試験を経てなくても使っちゃうケースはままあります(制限とか色々あるけどここはよく知らない)。めっちゃメジャーな市販薬を新型コロナに使っちゃうってのはコレ。十分なデータがまとまってないのに真に受けて「○○は効く!□□先生が使って効果あったって言ってる!政府は隠蔽してる!」とか騒がれるのはたいていコレ。
で、医薬品の方の話。西洋医学ってか近代社会における医薬品の認可ってのは、ざっくり分ければ3つくらいに分けられて
(1) 仕組みはどうあれ試験で安全性と有効性がある程度確認できればOK(ただし始める前の倫理委員会であまりに荒唐無稽なものはハネる) 漢方薬でも一部はこれを通ったものもあります。
(2) 緊急性があるので(1)のハードルを大幅に下げて「ある程度安全ならとりあえず使ってみる」 新型コロナへの薬とかはコレ。
(3) 地元に根付いた伝統医薬などのため、安全性試験さえ通ればひとまずOK これは漢方薬だけじゃなくて、めっちゃ過去に認可されたままの古い薬とか、地方限定でよく使われる薬(配置薬にけっこう多い)とかも含みます。
って感じです。実際はこれらの間にもっと細かい段階があったり例外(稀少疾患とか)もありますが、本題ではないので省略。で、大事なのはこれらを経て認可されたあとも市販後調査などで有効性、安全性がチェックされること。(これにも例外や問題があったりするけど省略)
ここで大事なのは「薬効の説明」といっても「作用機序」(どういう仕組みで効くのか)は、推定でもOKです。「効くか効かないか」は、ちゃんとデータを集めないといけません。
上の(1)は、販売前に十分なデータを集めないとダメです。(2)は、認可時にはある種不十分なデータで見切り発車しますが、(1)より厳しい基準で追跡調査、販売後調査のデータを出さねばなりません。ほいで問題の(3)は、安全性に問題がある(死亡者や後遺症が目立つほど出る)のでもなければそのままです。だから「悪い薬」だったらさすがに弾かれますが、「効くか効かないかあいまい」「効くけど効果は薄い」ものでも販売しつづけられる、というのが(3)カテゴリの特徴です。
あと、医薬品として認可が下りてるかどうかと、薬として強い薬効があるかどうかとは一応別です。(一応、費用効果は価格とかにも影響があるので弱すぎると売り出さなかったり販売後に市場から消えますが)「稀少疾患だし評価が難しいので臨床試験は一応クリアしたので認可が下りたけど販売後に効果がほとんどないことが分かって取り下げ」ってこともまれにあります。
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
ナニゲにアレゲなのは、ナニゲなアレゲ -- アレゲ研究家
漢方薬は怪しくないぞ (スコア:0)
成分には西洋医学の医薬品と似たような物質も入ってるぞ
良くも悪くも
Re: (スコア:1)
知られた成分が入ってる入ってないの話でなくて
・必ずしも有効性について臨床試験を受けているとは限らない
安全性試験だけクリアして「伝統医薬だから許容する」みたいな扱いのものもある(漢方薬に限らず)
・試験で良好な結果があっても、その適応(患者の状態)と薬効との組み合わせの考え方が西洋医学とは異なる
・そもそもモノと使う人によって対象疾患や使用法に幅があって、(西洋医学でもままあるんだけど)「偉い人がこういったからこう」という手法がわりと生きてる
・こっちでいうイカサマ商品も漢方薬というカテゴリで売られてたりしてシロウトには区別できん
みたいな意味の怪しさだよ。
Re: (スコア:0)
そもそも薬効の理由が説明の出来ない「新薬」も少なくないので、先人の多大な犠牲を経て発見された漢方薬だけを否定する理由にはならん。
「コロナ治療薬」だって「効くか効かないか分からんが既存薬の中から効きそうなのをとりあえず投与してみる」って状態じゃん。
薬の探し方は漢方も西洋も根本的なところは同じ。
Re:漢方薬は怪しくないぞ (スコア:0)
医師の適用外仕様と医薬品の認可の話を何か勘違いされているのでは。
まず、医師が適応外使用をするのは医師の業務としてアリなので臨床試験を経てなくても使っちゃうケースはままあります(制限とか色々あるけどここはよく知らない)。
めっちゃメジャーな市販薬を新型コロナに使っちゃうってのはコレ。十分なデータがまとまってないのに真に受けて「○○は効く!□□先生が使って効果あったって言ってる!政府は隠蔽してる!」とか騒がれるのはたいていコレ。
で、医薬品の方の話。
西洋医学ってか近代社会における医薬品の認可ってのは、ざっくり分ければ3つくらいに分けられて
(1) 仕組みはどうあれ試験で安全性と有効性がある程度確認できればOK(ただし始める前の倫理委員会であまりに荒唐無稽なものはハネる)
漢方薬でも一部はこれを通ったものもあります。
(2) 緊急性があるので(1)のハードルを大幅に下げて「ある程度安全ならとりあえず使ってみる」
新型コロナへの薬とかはコレ。
(3) 地元に根付いた伝統医薬などのため、安全性試験さえ通ればひとまずOK
これは漢方薬だけじゃなくて、めっちゃ過去に認可されたままの古い薬とか、地方限定でよく使われる薬(配置薬にけっこう多い)とかも含みます。
って感じです。実際はこれらの間にもっと細かい段階があったり例外(稀少疾患とか)もありますが、本題ではないので省略。
で、大事なのはこれらを経て認可されたあとも市販後調査などで有効性、安全性がチェックされること。(これにも例外や問題があったりするけど省略)
ここで大事なのは「薬効の説明」といっても「作用機序」(どういう仕組みで効くのか)は、推定でもOKです。
「効くか効かないか」は、ちゃんとデータを集めないといけません。
上の(1)は、販売前に十分なデータを集めないとダメです。
(2)は、認可時にはある種不十分なデータで見切り発車しますが、(1)より厳しい基準で追跡調査、販売後調査のデータを出さねばなりません。
ほいで問題の(3)は、安全性に問題がある(死亡者や後遺症が目立つほど出る)のでもなければそのままです。
だから「悪い薬」だったらさすがに弾かれますが、「効くか効かないかあいまい」「効くけど効果は薄い」ものでも販売しつづけられる、というのが(3)カテゴリの特徴です。
あと、医薬品として認可が下りてるかどうかと、薬として強い薬効があるかどうかとは一応別です。
(一応、費用効果は価格とかにも影響があるので弱すぎると売り出さなかったり販売後に市場から消えますが)
「稀少疾患だし評価が難しいので臨床試験は一応クリアしたので認可が下りたけど販売後に効果がほとんどないことが分かって取り下げ」ってこともまれにあります。