アカウント名:
パスワード:
ちょっと前に今回よりは大きめの(大学病院クラスの)レセプトシステムの監査を行ったことがありますが, その少ない経験から見ても問題が多そうに見受けられます. 売りっぱなしというのではなく, ある程度良心的なサポートをするつもりで作業項目を洗い出してみると,
システムのサイジング
大まかにはベッド数で見積もれるとは思うのですが, 病院毎の運営方針(例えば外来受付が午前のみか通日か等)によっても影響されますので簡単にはいかないと思います. これを解決するためにはシステム事例のデータベース化が必要でしょう.
システム構成設計
このシステムがどの程度の規模までを想定しているのか分からないのですが, 通常レセプトシステムはIO性能依存が高いので, データベースのディスク配置設計が性能に大きく影響してきます. これについてもサイジングと同様の事例の蓄積が必要です.
システム運用コンサル
データのバックアップ等は病院システムでは最も軽視されている作業です(RAIDでもバックアップは必要だよ!). このあたりを病院側の体制に合わせて(場合によってはテープチェンジャの導入なども含めて)コンサル/システム設定することは必須です.
セキュリティ教育
経験的に最も困難なのがセキュリティ教育です. 医療の現場の作業者レベルで良いパスワードを設定するように強制することは, ほぼ不可能ではないかと思われます. ネットワーク内の全クライアントをシステム部で管理し, サーバへの接続を全て制御するようなシステムも有りますが, 多くはネットワークを外部から隔離することでセキュリティをなんとか確保している状態です. IPv6でカルテ情報を共有というのは技術的には面白いし, 便利ではありますが, 現実問題として最も厳重に管理されなければならない個人情報を流通させるインフラとしては, あまりにもお粗末すぎるでしょう.
ざっと作業項目を挙げてはみましたが, これだけのことをやった場合どの程度の費用がかかるか, ちょっとすぐには分かりません. 少なくともハードとは別にサポート費をもらわないとやっていけないのは確実でしょう. でもソフト自体はタダだとゴネられそうな気もしますし, あまり商売としてはおいしくなさそうです.
サポート費をもらわないとやっていけないのは確実でしょう.
それは当たり前のことです。
この辺 [cruel.org] を呼んでもらえば分かりますが、 オープンソースの時代のソフトウエア産業はサポートで生きていくのが主流になるはずです。 相手はお医者さんですのでかなりの額を出してくれるはずです。
#サポート費をけちる病院/企業も出てくるで
ソフト技術者/企業にとって当たり前のことでも, それが相手にとって当たり前であるとは限りません. 説得するだけ無駄に終わることも決して少なくありません. 特に日本の病院というのは一部の先進的な所を除いて, 旧来の薬品メーカからのサポートと同等の物を情報部門についても求める傾向が強くあります. こういった所に対して純ソフト的なサービスを行う業者ができる対策は, 今のところ「相手にしない」ということだけです.
幸いにして, この不況の世の中でもソフト技術者/企業だけは食っていけることができていますから, いまの段階で自身に不利になることはやらなくても良いというのが私の考えです.
いえ、その考えはあまり正しくありません。 例えば100件の病院に営業をしたとして、 99件におっしゃるような特徴があった
導入から管理運営まで面倒見る商売が成り立ちそうですね。
なので、レセコン屋さんがLinuxを受け入れてくれさえすれば、医院側がLinuxだからいやがるという事はあまり無いでしょう。 むしろ、お医者さんって新らしものズキな人が多いから(^^;、医者は「このシステムにしたい」って言ってもレセコン屋さんが拒否するという可能性が高そうな予感...
本気でレセコン売るのなら、厚いサービス体制とか、人脈とか(^^;ソフト以外の多くのハードルをクリアする必要があります。 むしろ既存のレセコン屋さんがLinux使えるようになる方がハードルは低いでしょう。 ですから、既存レセコン屋さんの淘汰にはなるかもしれませんが、新規参入が増える(そして継続できる)かどうかは、不明ですね。
そういえば,健康診断で行った病院の受付で xlogo のスクリーンセーバが動いてる端末を見て,のけぞったことがあります :-)
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
コンピュータは旧約聖書の神に似ている、規則は多く、慈悲は無い -- Joseph Campbell
しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:1)
導入から管理運営まで面倒見る商売が成り立ちそうですね。
誰か起業しませんか?;-)
サポート費用を出してくれるか? (スコア:3, 興味深い)
ちょっと前に今回よりは大きめの(大学病院クラスの)レセプトシステムの監査を行ったことがありますが, その少ない経験から見ても問題が多そうに見受けられます. 売りっぱなしというのではなく, ある程度良心的なサポートをするつもりで作業項目を洗い出してみると,
システムのサイジング
大まかにはベッド数で見積もれるとは思うのですが, 病院毎の運営方針(例えば外来受付が午前のみか通日か等)によっても影響されますので簡単にはいかないと思います. これを解決するためにはシステム事例のデータベース化が必要でしょう.
システム構成設計
このシステムがどの程度の規模までを想定しているのか分からないのですが, 通常レセプトシステムはIO性能依存が高いので, データベースのディスク配置設計が性能に大きく影響してきます. これについてもサイジングと同様の事例の蓄積が必要です.
システム運用コンサル
データのバックアップ等は病院システムでは最も軽視されている作業です(RAIDでもバックアップは必要だよ!). このあたりを病院側の体制に合わせて(場合によってはテープチェンジャの導入なども含めて)コンサル/システム設定することは必須です.
セキュリティ教育
経験的に最も困難なのがセキュリティ教育です. 医療の現場の作業者レベルで良いパスワードを設定するように強制することは, ほぼ不可能ではないかと思われます. ネットワーク内の全クライアントをシステム部で管理し, サーバへの接続を全て制御するようなシステムも有りますが, 多くはネットワークを外部から隔離することでセキュリティをなんとか確保している状態です. IPv6でカルテ情報を共有というのは技術的には面白いし, 便利ではありますが, 現実問題として最も厳重に管理されなければならない個人情報を流通させるインフラとしては, あまりにもお粗末すぎるでしょう.
ざっと作業項目を挙げてはみましたが, これだけのことをやった場合どの程度の費用がかかるか, ちょっとすぐには分かりません. 少なくともハードとは別にサポート費をもらわないとやっていけないのは確実でしょう. でもソフト自体はタダだとゴネられそうな気もしますし, あまり商売としてはおいしくなさそうです.
サポート費用を出してもらうのは当たり前。 (スコア:0)
サポート費をもらわないとやっていけないのは確実でしょう.
それは当たり前のことです。
この辺 [cruel.org] を呼んでもらえば分かりますが、 オープンソースの時代のソフトウエア産業はサポートで生きていくのが主流になるはずです。 相手はお医者さんですのでかなりの額を出してくれるはずです。
#サポート費をけちる病院/企業も出てくるで
青いな (スコア:2)
ソフト技術者/企業にとって当たり前のことでも, それが相手にとって当たり前であるとは限りません. 説得するだけ無駄に終わることも決して少なくありません. 特に日本の病院というのは一部の先進的な所を除いて, 旧来の薬品メーカからのサポートと同等の物を情報部門についても求める傾向が強くあります. こういった所に対して純ソフト的なサービスを行う業者ができる対策は, 今のところ「相手にしない」ということだけです.
幸いにして, この不況の世の中でもソフト技術者/企業だけは食っていけることができていますから, いまの段階で自身に不利になることはやらなくても良いというのが私の考えです.
青いのはどっちでしょう? (スコア:0)
ソフト技術者/企業にとって当たり前のことでも, それが相手にとって当たり前であるとは限りません. 説得するだけ無駄に終わることも決して少なくありません. 特に日本の病院というのは一部の先進的な所を除いて, 旧来の薬品メーカからのサポートと同等の物を情報部門についても求める傾向が強くあります. こういった所に対して純ソフト的なサービスを行う業者ができる対策は, 今のところ「相手にしない」ということだけです.
いえ、その考えはあまり正しくありません。 例えば100件の病院に営業をしたとして、 99件におっしゃるような特徴があった
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:2)
今のレセコンでも、医院で全て入力→出力するのではなく、医院からは紙のカルテを渡して、レセコン屋さんが全部入力/レセプト作成してる場合も結構あります。
レセコンに医院で入力する場合でもレセコンのシステム自体を病院側が弄る事はまずありません。(アプリケーションのオペレーションをするだけ)
システム弄ると面倒見てくれなくなりますから(^^;
なので、レセコン屋さんがLinuxを受け入れてくれさえすれば、医院側がLinuxだからいやがるという事はあまり無いでしょう。
むしろ、お医者さんって新らしものズキな人が多いから(^^;、医者は「このシステムにしたい」って言ってもレセコン屋さんが拒否するという可能性が高そうな予感...
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:1)
しかし、レセコンって確か専用マシンですよね。というわけで、レセコン屋さんがLinuxに精通してるとは思えないんですよ。
#少なくとも私の知っている限りでは。
要するにhttp://itpro.nikkeibp.co.jp/free/NOS/NEWS/20010622/1/ [nikkeibp.co.jp] の
>寡占状態もなくなるだろう。オープン・ソースにすることで,
>これまで,参入してこれなかった,地域のソフトハウスや,
>ベンチャ企業もレセプト・コンピュータに参入できるようになる。
にあるように、↑のチャンスだから、誰かベンチャーしないですか?ということです。
今までレセコン屋さんに独占されていた市場が開放されるわけです。電子カルテ化の動きも活発になってきてますので、統合的なサービスを提供できれば顧客は見つかると思うんですが。商売成り立ちそうだと思いませんか?
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:2)
なので「ソフトはあるんだから安くなるだろう」と言われても、そううまく行くかどうかはわかんない所がありますね。
ITProのページにあるような50万とか150万ぐらいで出しちゃうとサービスが悪いって言われるかも...
本気でレセコン売るのなら、厚いサービス体制とか、人脈とか(^^;ソフト以外の多くのハードルをクリアする必要があります。
むしろ既存のレセコン屋さんがLinux使えるようになる方がハードルは低いでしょう。
ですから、既存レセコン屋さんの淘汰にはなるかもしれませんが、新規参入が増える(そして継続できる)かどうかは、不明ですね。
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:0)
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:1)
そういえば,健康診断で行った病院の受付で xlogo のスクリーンセーバが動いてる端末を見て,のけぞったことがあります :-)
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:2, 興味深い)
病院経営は数年後の規制緩和を見越して,厳しいコスト削減とその上でのIT化を迫られているので,Linux + PCサーバーというのは必然と言っても過言でないほどだそうです。
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:1)
Re:しかし、Linuxがボトルネックかも? (スコア:0)
Cobaltサーバなんかが良い例だと思います。
仮に、OS自体がおかしくなったら、OSのリストア&バックアップデータの復元。
こ