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インターネット速度記録:5.44Gbps」記事へのコメント

  • あえて指摘 (スコア:5, すばらしい洞察)

    by Anonymous Coward
    あえて指摘します。

    この実験に成功した研究所がIT専門の研究所ではなくて素粒子などの基礎研究を行っている研究施設です。(WWWもCERNですよね。)この記録の前の記録(昨日までの最高記録)もやはりこの二つの研究所とロスアラモス研究所で作ってますよね。

    「基礎科学の研究なんて要らない」という発言がたまにありますけど、ITの基礎を支えてきたのは紛れもなく「基礎科学の研究」なんですよね。(もっといえば素粒子研究などの最先
    • 確かに (スコア:1, 興味深い)

      by Anonymous Coward on 2003年10月19日 12時50分 (#417450)
      基礎研究は地味で目立ちませんが、長い目で見るとかなり重要な
      ものなんですよね。

      そもそも、日本で基礎研究が軽んじられる傾向にある理由として、
      戦争・そして敗戦の影響が大きく尾を引いているのではないかと
      思います。

      戦前・戦中には、欧米(特に米)の強大な軍事力に対抗するため、
      兵器に結びつく分野の研究・開発、それも、可及的速やかに実用化
      が可能であることが重要視されていたと思います。 日本の国力では
      欧米に対抗するのは難しいので、限られた研究・開発のリソースを
      有効に活用するためには、基礎研究の部分は他国の模倣でも構わない
      から応用的な分野に注力しよう… という風潮があったはずです。
      意識的に基礎研究を軽視したかどうかは分かりませんが、当時の
      世論(鬼畜米英云々)に同調して、軍事利用に主眼を置いた応用研究
      を重視した企業や大学も多いのではないでしょうか(推測)。

      実際、基礎研究も含めた総合的な技術水準が如実に現れるという
      航空分野においてその「研究」の結果が現れています。
      機体もエンジンも、「設計」こそ世界でもトップクラスでしょうが、
      その「素材(材料)」レベルでは欧米よりも明らかに劣ります。

      そして、敗戦。国は焦土と化し、将来を担うべき学生達も学徒動員
      によって戦場へ駆り出されて犠牲者も多い。国土の再建、そして経済
      の復興を早期に実現するためには基礎研究なんかやっている場合では
      なかったことでしょう。なにせ、今日食べるものにも困るような状況
      だったのですから。それこそなりふり構わずに目先のことだけを考え
      て「すぐに役に立つ」研究に注力し、その結果、見事なまでの復興
      を果たしたのです。基礎研究以外は。

      「戦争との関わり」という観点に限っていえば、今まで基礎研究が
      軽んじられていたのも理解できなくはないと思います。あまり長い目
      で見ていられなかったわけですから。

      しかし、今後は100年200年先を見据えて真面目に考え、基礎研究にも
      力を入れていってもらいたいものです。
      ノーベル賞受賞者の多くがアメリカ人(もしくはアメリカ在住)なのに
      日本人の受賞者は数年に一人… なんて状況にはうんざりです。
      親コメント
      • Re:確かに (スコア:1, すばらしい洞察)

        by Anonymous Coward on 2003年10月19日 15時26分 (#417489)
        > ノーベル賞受賞者の多くがアメリカ人(もしくはアメリカ在住)なのに
        > 日本人の受賞者は数年に一人… なんて状況にはうんざりです。

        ノーベル賞は、アメリカで盛んに行われている研究を対象に与える賞です。
        なので、アメリカ在住者に受賞者が多いのは、必然のことです。
        親コメント
      • by saitoh (10803) on 2003年10月19日 15時54分 (#417497)
        いまの流れは逆で、基礎研究には逆風ですね。 カミオカンデのように、派手な成果が出たところは スポット的に予算が潤沢になるでしょうが。。。

        基礎研究分野はあまりにも沢山分野があるので、それぞれに 潤沢に予算をばらまくのは無理でしょう。

        今の問題は、研究費の総額が増えているのは競争的経費が 増えているのであって、非競争的(そこに籍があるから貰える 研究費:国立大学で言うと校費)は減ってるってこと。 まだ成果が上がっていない、成功するか どうかも分からない基礎研究は、この非競争的経費でなんとか 食いつないで、「いつか芽が出たら科研費をとって、 メジャーになるんだ」とがんばってるのですが。

        親コメント
        • by Francis (12546) on 2003年10月19日 23時16分 (#417633) ホームページ 日記
          「いつか芽が出たら科研費をとって、 メジャーになるんだ」

          日本の基礎科学研究シーンはインディーズのハングリー精神で成り立っていたのか…

          親コメント
          • by saitoh (10803) on 2003年10月19日 23時33分 (#417649)
            そうですよ。科研費の申請書のフォームには研究実績の欄が 非常に大きく取ってあって、実績がすでに上がった研究が 優遇される。最近は「萌芽的研究」という分類が追加されまし たけど。

            基礎研究もベンチャーと同じで、ハズレの方が多い。 でも、沢山の人がいろいろなやり方を試してその中で だれかが成功を引き当てれば社会全体としてはOKと。 いうように、私は考えていますが。

            これを裏返すと、何とも分からないものに、 まるで実用化前夜の技術と同じように ドカンと予算をつけて 沢山の研究者が殺到するのはよくないと。 常温核融合がそうでしたが。

            親コメント
      • by bytes (17046) on 2003年10月20日 8時37分 (#417772)
        総合的に見た場合や戦争直前、戦中に限った場合の話は僕には分かりませんが、朝永さんの本などを読む限り、少なくとも明治維新以降しばらくはかなり積極的に基礎研究を行える人材を育成していたように思えます。(今よりも熱心だったように思える。)

        その後の高度成長も、その時の土台があったから成し得たものではないでしょうか。

        // 団塊の世代の知り合いにその話をしたら、「そう、僕たちは貯金を使い果たしてきた世代なんだ」と
        // 言われたことを思い出します。

        // 敗戦時に基礎研究施設がいろいろ破壊されてしまった、ということはあるようですね。
        親コメント

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