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塩野義のCOVID-19経口薬、効果が確認される。イベルメクチンは有意差なしの結果」記事へのコメント

  • by tamaco (19059) on 2022年10月05日 18時10分 (#4339317)

    画期的な改良でもあった新薬なのかと思いきや、前回7月の延長のようですね

    2022年7月21日 [nhk.or.jp]

    ・当初の評価項目としていた下痢や吐き気などを加えた12の症状を合わせて比較すると、偽の薬グループと比べて明確な差は出なかった
    ・せき、喉の痛み、鼻水・鼻づまり、息切れ、熱っぽさがあることの5つの症状だけであれば偽の薬を服用したグループと比べ改善

    このとき専門家からはボロクソ [mixonline.jp]に言われてる

    山梨大学学長の島田眞路氏(医薬品第二部会委員)は、「呼吸器症状をピックアップしてちょっと有意差があったと言うが、後からエンドポイントをいじるのはご法度。有意差が認められるところをピックアップするというのは、臨床試験としてあってはいけないこと」と批判した。PMDAの藤原理事長も、「塩野義製薬は後から何度も何度も解析しているが、何度も解析すると有意差が出るということはある」とし、「繰り返し解析するときは、有意にするP値をすごく小さく設定することが必要だが、このような調整が行われていない」と苦言を呈した。

    そして第3相試験の今回 [nikkeibp.co.jp]は

    塩野義によれば「2b相試験の実施時に流行していたオミクロン株は、呼吸器や発熱以外の症状がほとんど認められない、またはその程度は軽いことから、デルタ株以前の株の感染者に特徴的な症状として報告されていた 12 症状を対象とした合計スコアの変化量では、臨床症状の改善効果を捉えることは難しかった」と考察している。今回の第3相では、評価の対象を12症状から減らして、オミクロン株に特徴的な5症状とした。

    5症状なら確かに1日減らせられるだけの有意差はでたみたい。
    あとはPMDAの専門家からどのように判断されるか。前回の指摘事項はなんら変わっていないし。
    ・動物実験で催奇性がでたので妊娠可能性ある場合は禁忌。
    ・CYP3Aの阻害作用が強いため慢性疾患の高齢の患者に使えない
    →ファイザーのパキロビットパックではこの問題はないのに同系統機序で制限のある新薬を緊急使用許可させるかどうか。

    ここに返信
    • by Anonymous Coward on 2022年10月05日 22時01分 (#4339461)

      前回のは緊急承認です。これは、迅速な対応のため、第2相試験の結果で承認しようというもの。

      もともと、第2相試験では探索的臨床試験をすることになっていて、どういうことかというと、単に仮説をたてて検証するのではなく、第3相試験で検証する仮説を確立するために、様々な条件で試験します。つまり、その段階では対象とする症状を広くとるのは不思議ではなくて、有効かもしれない症状は全て試験するのが普通ということになります。で、その結果から、12症状のうち7症状はどうもオミクロン相手では効果が見られず、緊急承認はしないことになったものの、5症状で有効性が認められるという仮説ができて、それを第3相試験で検証するという手順になったのでしょうね。


      • もはや、緊急承認の要件を満たしているとは言えない状況ですね
        https://www.mhlw.go.jp/hourei/doc/tsuchi/T220523I0010.pdf

        ・蔓延しているとは言えない
        ・医療がひっ迫しているとは言えない
        ・ほかの薬(より効果のある)が安定供給出来ている
        • by Anonymous Coward

          その厚生省資料に書いてある通り、治療薬の緊急承認制度は第2相試験が対象でしょ。今回のは第3相試験なんで、緊急承認ではない。
          緊急承認するかどうかという話と、第3相試験での有効性検証の結果を見て承認するかどうかという話は別なんで、そのあたりきちんと理解した上でコメントしてほしいものである。

          ついでに言っとくと、「蔓延」「逼迫」は、現在蔓延してるかどうかではなく、そういう状況の発生が予想されるかどうかで判断するもの。今そうなってないから放置しておいて、蔓延しはじめてから慌てて承認とか有り得ん。実際、塩野義が緊急承認の申請をしたのは5月末で、当時の感染状況は今よりましだった。

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