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【 分解してチップ確認 】 ネット上では「粗悪」評価のあるメーカーなので、リマーク品か確認してみた。 結果:メモリチップの型番記載と思しき部分が白ライン3本で消されていた。 チップの隅に「PFH45」という文字あり。 検索すると、復旧を試みた(?)と思しきロシア語の掲示板 [4pda.to]のみヒット。----------------------------------------------------------------------【 フリーソフトで出来る範囲の検査結果 】 Crystal Disk Info:正常(通電時間= 550 Hr, 代替処理等エラーがらみの情報:無し) Crystal Disk Mark:シーケンシャルリード=約 500 MB/s、
Crystal Disk Markは、何MBでテストしました?低性能NAND搭載品で、疑似SLC領域等のキャッシュ領域に空きがある間は早くて、使い切るとゴミ性能ってパターンでは?SecureErase直後や、一定時間放置すると高速になる奴。HD Tune Proで連続書き込みすると解りやすい。
コメントありがとうございます。ご指摘を参考に再調査しました所、どうも書込みの遅い主原因が不良セルの存在ではない可能性が出てきました。やり始めると泥沼にはまりそうなので、取り敢えずざっと一通り流してみた結果を記載しておきます。
>Crystal Disk Markは、何MBでテストしました?
ver 2.1 デフォルトの 50MB でした。で、詳細を見ようと ver 8.0.1 容量変えて再調査の結果、(ファイル容量の種類:16,32,64,128,256,512MB, 1,2,4,8,16,32,64GB)・32GB までは シーケンシャルリード=約 480 MB/s、同ライト=約 480 MB/s・64GB でのみ シーケンシャルリード=約 480 MB/s、同ライト=約 20 MB/s・わざと上記テストの 64GB ファイルの真ん中になる位置で領域を分割して第2領域でテストしても結果は同じ → 不良セルが存在するとすれば矛盾する結果
>SecureErase直後や、一定時間放置すると高速になる奴。
この条件で状況が変わる事はありません。
>HD Tune Proで連続書き込みすると解りやすい。
「これDo台」のリアルタイム速度表示が一番確かなデータなのですが、ずっと目視する訳にもいかずグラフの描けるフリーソフトを探してたんですが、有料の HD Tune Pro しか無いようですね。取り敢えず体験版でもライトが出来るのでやってみました。
結果のグラフは『見事な矩形波(笑)』← 上が 250MB/s、下が 20MB/s、幅がどちらもほぼ同じ。但し、測定する度にその幅が大幅に異なる。 ↑ ある測定では矩形波の山が 512GB の範囲に7個、別な測定では3個、5個、無しとまちまち ↑ HD Tune Pro のデータが『全数データではない』事は注意が必要かもしれない
>わざと上記テストの 64GB ファイルの真ん中になる位置で領域を分割して第2領域でテストしても結果は同じ釈迦に説法かと思いますが、SSDはHDDと違って論理アドレスと物理的な書き込みアドレスが1:1ではないので、パーティション分割でのテストはあまり意味がありません。
>>SecureErase直後や、一定時間放置すると高速になる奴。>この条件で状況が変わる事はありません。一定時間放置と言っても書き込む量によっては数秒から数十秒とかの短時間な話です。瓦方式HDDと同じでそう長時間ではありませんし、測定は意外と困難。
>HD Tune Pro のデータが『全数データではない』事は注意が必要かもしれない設定でフルテストを選べます。サンプル測定間のタイミングでキャッシュ領域が復活してる可能性があります。もしくは、キャッシュがフルになったら空にするのを優先する仕様なのかも。
典型的な格安品の挙動で、壊れてはないけど……みたいな奴ですかね。キャッシュ領域さえ高速ならベンチマークの見栄えは良くなるので。
コメントありがとうございます。
>釈迦に説法かと思いますが、
いえ、「愚者に説法」です。当該作業中、頭の中は HDD でした。
※第2段落(Erase直後や一定時間放置の件)はそのまま納得です。
>設定でフルテストを選べます。
設定を発見、実施してみました。(ブロックサイズを小さくするとかなり時間がかかるので、取り敢えず最大の「8MB」にて)グラフは『「450MB/s」と「50MB/s」を行ったり来たり』で中途半端なデータはほぼ無し。「450MB/s」の山の幅は「10GB」ぐらいが多いが、瞬間的なピークに見える山も有り。「山」の出現はランダムな感じで、全体の3割ぐらい。残りの7割ぐらいが「谷」の「50MB/s」。
>サンプル測定間のタイミングでキャッシュ領域が復活してる可能性があります。
『SLC キャッシュが効いている時が「450MB/s」で、効いてない時が「50MB/s」』と解釈すると納得の感じなグラフです。また、同じ設定でもう一度測定すると「山」「谷」の発生場所が異なるので、仰る通りではないかと。
>>典型的な格安品の挙動で、壊れてはないけど……みたいな奴ですかね
別スレッドの情報も併せて、多分そうだろうと思いました。
追記
2018年にネタになったドスパラSSDのレビューと似た挙動なので、コントローラーも同系列のSilicon Motion製コントローラかも?https://hardware.srad.jp/story/19/04/05/078213/ [hardware.srad.jp]https://chimolog.co/bto-ssd-colorful-sl500/ [chimolog.co]
情報ありがとうございます。
>2018年にネタになったドスパラSSDのレビューと似た挙動なので、コントローラーも同系列のSilicon Motion製コントローラかも?
記載を忘れていました。『Silicon Motion製 SM2259XT』です。データシート [siliconmotion.com]によると、お尻に「XT」が付くので「DRAMキャッシュ非対応」のタイプです。
>https://chimolog.co/bto-ssd-colorful-sl500/ [chimolog.co]
この引用サイトの後半(最大の弱点、大容量ファイルの書き込みがダメ)を見ると、おおむね同じ状況な感じがします。こちらは『SM2258XT』で「DRAMキャッシュ非対応」、SM2259XT とほぼ同等のコントローラのようです。
>https://hardware.srad.jp/story/19/04/05/078213/ [hardware.srad.jp]
KingSpec P3-512 は発売元恵安の商品紹介 [keian.co.jp]を見ると「Micron製」と記載されているのでこちらの「ドスパラZ1」の案件と共通点があるかもしれません。
# 一通り調査を終えたらチップ表面削ってみようか思案中# ヒートガンで炙ると上手に剥がせる [twitter.com]という情報もあるが...(ヒートガン持ってる...)
> SSDはHDDと違って論理アドレスと物理的な書き込みアドレスが1:1ではない
> サンプル測定間のタイミングでキャッシュ領域が復活してる可能性
これが正解でしょうね。
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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
KingSpec P3-512 調査内容 (スコア:3)
【 分解してチップ確認 】
ネット上では「粗悪」評価のあるメーカーなので、リマーク品か確認してみた。
結果:メモリチップの型番記載と思しき部分が白ライン3本で消されていた。
チップの隅に「PFH45」という文字あり。
検索すると、復旧を試みた(?)と思しきロシア語の掲示板 [4pda.to]のみヒット。
----------------------------------------------------------------------
【 フリーソフトで出来る範囲の検査結果 】
Crystal Disk Info:正常(通電時間= 550 Hr, 代替処理等エラーがらみの情報:無し)
Crystal Disk Mark:シーケンシャルリード=約 500 MB/s、
Re: (スコア:0)
Crystal Disk Markは、何MBでテストしました?
低性能NAND搭載品で、疑似SLC領域等のキャッシュ領域に空きがある間は早くて、使い切るとゴミ性能ってパターンでは?
SecureErase直後や、一定時間放置すると高速になる奴。
HD Tune Proで連続書き込みすると解りやすい。
Re:KingSpec P3-512 調査内容 (スコア:2)
コメントありがとうございます。
ご指摘を参考に再調査しました所、どうも書込みの遅い主原因が不良セルの存在ではない可能性が出てきました。
やり始めると泥沼にはまりそうなので、取り敢えずざっと一通り流してみた結果を記載しておきます。
>Crystal Disk Markは、何MBでテストしました?
ver 2.1 デフォルトの 50MB でした。で、詳細を見ようと ver 8.0.1 容量変えて再調査の結果、
(ファイル容量の種類:16,32,64,128,256,512MB, 1,2,4,8,16,32,64GB)
・32GB までは シーケンシャルリード=約 480 MB/s、同ライト=約 480 MB/s
・64GB でのみ シーケンシャルリード=約 480 MB/s、同ライト=約 20 MB/s
・わざと上記テストの 64GB ファイルの真ん中になる位置で領域を分割して第2領域でテストしても結果は同じ
→ 不良セルが存在するとすれば矛盾する結果
>SecureErase直後や、一定時間放置すると高速になる奴。
この条件で状況が変わる事はありません。
>HD Tune Proで連続書き込みすると解りやすい。
「これDo台」のリアルタイム速度表示が一番確かなデータなのですが、ずっと目視する訳にもいかず
グラフの描けるフリーソフトを探してたんですが、有料の HD Tune Pro しか無いようですね。
取り敢えず体験版でもライトが出来るのでやってみました。
結果のグラフは『見事な矩形波(笑)』← 上が 250MB/s、下が 20MB/s、幅がどちらもほぼ同じ。
但し、測定する度にその幅が大幅に異なる。
↑ ある測定では矩形波の山が 512GB の範囲に7個、別な測定では3個、5個、無しとまちまち
↑ HD Tune Pro のデータが『全数データではない』事は注意が必要かもしれない
Re: (スコア:0)
>わざと上記テストの 64GB ファイルの真ん中になる位置で領域を分割して第2領域でテストしても結果は同じ
釈迦に説法かと思いますが、SSDはHDDと違って論理アドレスと物理的な書き込みアドレスが1:1ではないので、パーティション分割でのテストはあまり意味がありません。
>>SecureErase直後や、一定時間放置すると高速になる奴。
>この条件で状況が変わる事はありません。
一定時間放置と言っても書き込む量によっては数秒から数十秒とかの短時間な話です。
瓦方式HDDと同じでそう長時間ではありませんし、測定は意外と困難。
>HD Tune Pro のデータが『全数データではない』事は注意が必要かもしれない
設定でフルテストを選べます。
サンプル測定間のタイミングでキャッシュ領域が復活してる可能性があります。
もしくは、キャッシュがフルになったら空にするのを優先する仕様なのかも。
典型的な格安品の挙動で、壊れてはないけど……みたいな奴ですかね。
キャッシュ領域さえ高速ならベンチマークの見栄えは良くなるので。
Re:KingSpec P3-512 調査内容 (スコア:2)
コメントありがとうございます。
>釈迦に説法かと思いますが、
いえ、「愚者に説法」です。当該作業中、頭の中は HDD でした。
※第2段落(Erase直後や一定時間放置の件)はそのまま納得です。
>設定でフルテストを選べます。
設定を発見、実施してみました。
(ブロックサイズを小さくするとかなり時間がかかるので、取り敢えず最大の「8MB」にて)
グラフは『「450MB/s」と「50MB/s」を行ったり来たり』で中途半端なデータはほぼ無し。
「450MB/s」の山の幅は「10GB」ぐらいが多いが、瞬間的なピークに見える山も有り。
「山」の出現はランダムな感じで、全体の3割ぐらい。残りの7割ぐらいが「谷」の「50MB/s」。
>サンプル測定間のタイミングでキャッシュ領域が復活してる可能性があります。
『SLC キャッシュが効いている時が「450MB/s」で、効いてない時が「50MB/s」』と解釈すると納得の感じなグラフです。
また、同じ設定でもう一度測定すると「山」「谷」の発生場所が異なるので、仰る通りではないかと。
>>典型的な格安品の挙動で、壊れてはないけど……みたいな奴ですかね
別スレッドの情報も併せて、多分そうだろうと思いました。
Re: (スコア:0)
追記
2018年にネタになったドスパラSSDのレビューと似た挙動なので、コントローラーも同系列のSilicon Motion製コントローラかも?
https://hardware.srad.jp/story/19/04/05/078213/ [hardware.srad.jp]
https://chimolog.co/bto-ssd-colorful-sl500/ [chimolog.co]
Re:KingSpec P3-512 調査内容 (スコア:2)
情報ありがとうございます。
>2018年にネタになったドスパラSSDのレビューと似た挙動なので、コントローラーも同系列のSilicon Motion製コントローラかも?
記載を忘れていました。『Silicon Motion製 SM2259XT』です。
データシート [siliconmotion.com]によると、お尻に「XT」が付くので「DRAMキャッシュ非対応」のタイプです。
>https://chimolog.co/bto-ssd-colorful-sl500/ [chimolog.co]
この引用サイトの後半(最大の弱点、大容量ファイルの書き込みがダメ)を見ると、おおむね同じ状況な感じがします。
こちらは『SM2258XT』で「DRAMキャッシュ非対応」、SM2259XT とほぼ同等のコントローラのようです。
>https://hardware.srad.jp/story/19/04/05/078213/ [hardware.srad.jp]
KingSpec P3-512 は発売元恵安の商品紹介 [keian.co.jp]を見ると「Micron製」と記載されているので
こちらの「ドスパラZ1」の案件と共通点があるかもしれません。
# 一通り調査を終えたらチップ表面削ってみようか思案中
# ヒートガンで炙ると上手に剥がせる [twitter.com]という情報もあるが...(ヒートガン持ってる...)
Re: (スコア:0)
> SSDはHDDと違って論理アドレスと物理的な書き込みアドレスが1:1ではない
> サンプル測定間のタイミングでキャッシュ領域が復活してる可能性
これが正解でしょうね。