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天保暦まで実装したら公開すればいい
その場合天保15年(1844年)以降のみ対応で公開するの? 先発天保暦にするの?太陰太陽暦は新しい暦法ほど正確な代わりに複雑な計算が必要になっているから、天保暦が実装できたらそれ以前の暦法の実装は容易だと思うけど
親コメントの「天保暦まで実装」は「元嘉暦から天保暦までを実装」という意味だと思う。
また、「新しい暦法ほど複雑な計算なので、それが出来たらそれ以前の暦法の実装は容易」とは一概に言えない。
寛政暦や天保暦だと三角関数を用いて計算していて、暦法に書いているとおりに式を組み立てれば実装出来るところを、それ以前の暦だと三角関数を用いていない代わりに数表からの表引きを使っていて、この数表がどうやって出来上がったものなのかがわからないので、ひたすら暦法に書いてあるとおりにテーブルを作っていかなければいけないのだが、
・ 暦法が、宋書・唐書などの史書に転載される際、数表は省略されがち。数表を探し求めるところから作業が始まる(見つかるとは限らない)。
・ 前後の連続性や表内の整合性(これとこれとを足したらこれになるはず、等)を考えたとき、異常値がときどき混じる。 これが、暦法が作られた当時からのもので、その暦が実用されていた当時から、異常値をもとに作暦していたのか、 当時は正しい値だったのだが、後世の書写の際に誤ったものなのかがわからない。 実際の作暦と突き合わせて、どちらで計算した方が作暦と合うかを見るなどして、数表の校訂をしていかないといけない。
などがあってかなり面倒。寛政暦とか天保暦の方がはるかに楽。
また、天保暦の計算はフーリエ展開したような感じの式で、振幅・周期・位相が異なる三角関数を足し合わせていくだけなので、式が単純。寛政暦は、力学的計算(の近似計算)をガリガリやっていく式で、式の意味を理解するのに一苦労する。天保暦は定気法で寛政暦は平気法だから、中気を求める際に太陽黄経の運行遅速を求める必要がない分、寛政暦の方が楽なんじゃないかと思うかも知れないが、定朔を求める時に月黄経の運行遅速だけでなく太陽黄経の運行遅速が必要なので、実装上、楽になるわけではない。
結局、実装するなら天保暦が一番楽。
「天保暦が一番楽」は言い過ぎかな。平朔平気の元嘉暦はマジで簡単。カレンダーを作れればいいレベルであれば、数行で計算方法を説明できる。
そうなんだよな、カレンダーを作れればいいレベルまでなら簡単。そのレベルを越えて、実際に使われた暦の再現は、結局、実際の暦に当たらないといけないからやっかい。(計算結果の縁起が悪かったら朔を1日ずらすとかしてるから、実際の暦は計算結果からズレてるんだよな、あちこち。たとえば、朔旦冬至をでっちあげるとか。)
実際に使われた暦にずれがある可能性があるのはどの暦も一緒で天保暦以外が特に不利な理由はないのでは?
ていうか例外処理の実装なんて例外テーブルを用意するしかないから、実装する観点からはむしろ一番簡単(表データの用意を除けば)。結局基本の計算式の複雑さが実装の難易度を左右すると思うんだけど。
元号制(始まりは645年頃とされる大化元年)の前から使われてきた「干支」制の方が実装は楽なんじゃ?(元号中断期がある様な時代ではほぼ公式に使われてた筈)
むしろ干支のほうが普段遣いでは多かった。(一世一元になるまでは)数年~長くても十数年で、しかも不定期に改元される元号よりも干支のほうが楽に決まってる。それでも太陰太陽暦の計算は避けて通れないが。
それ以外にも、地域によって同じ暦でも日付が違っているとか。暦の発行元によって違うとか。色々あったような。
不定時法の天保暦が一番楽はさすがに言い過ぎ
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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
とりあえず (スコア:0)
天保暦まで実装したら公開すればいい
Re: (スコア:0)
その場合天保15年(1844年)以降のみ対応で公開するの? 先発天保暦にするの?
太陰太陽暦は新しい暦法ほど正確な代わりに複雑な計算が必要になっているから、天保暦が実装できたらそれ以前の暦法の実装は容易だと思うけど
Re:とりあえず (スコア:4, 興味深い)
親コメントの「天保暦まで実装」は「元嘉暦から天保暦までを実装」という意味だと思う。
また、「新しい暦法ほど複雑な計算なので、それが出来たらそれ以前の暦法の実装は容易」とは一概に言えない。
寛政暦や天保暦だと三角関数を用いて計算していて、暦法に書いているとおりに式を組み立てれば実装出来るところを、
それ以前の暦だと三角関数を用いていない代わりに数表からの表引きを使っていて、この数表がどうやって出来上がったものなのかがわからないので、ひたすら暦法に書いてあるとおりにテーブルを作っていかなければいけないのだが、
・ 暦法が、宋書・唐書などの史書に転載される際、数表は省略されがち。数表を探し求めるところから作業が始まる(見つかるとは限らない)。
・ 前後の連続性や表内の整合性(これとこれとを足したらこれになるはず、等)を考えたとき、異常値がときどき混じる。
これが、暦法が作られた当時からのもので、その暦が実用されていた当時から、異常値をもとに作暦していたのか、
当時は正しい値だったのだが、後世の書写の際に誤ったものなのかがわからない。
実際の作暦と突き合わせて、どちらで計算した方が作暦と合うかを見るなどして、数表の校訂をしていかないといけない。
などがあってかなり面倒。寛政暦とか天保暦の方がはるかに楽。
また、天保暦の計算はフーリエ展開したような感じの式で、振幅・周期・位相が異なる三角関数を足し合わせていくだけなので、式が単純。
寛政暦は、力学的計算(の近似計算)をガリガリやっていく式で、式の意味を理解するのに一苦労する。
天保暦は定気法で寛政暦は平気法だから、中気を求める際に太陽黄経の運行遅速を求める必要がない分、寛政暦の方が楽なんじゃないかと思うかも知れないが、定朔を求める時に月黄経の運行遅速だけでなく太陽黄経の運行遅速が必要なので、実装上、楽になるわけではない。
結局、実装するなら天保暦が一番楽。
Re: (スコア:0)
「天保暦が一番楽」は言い過ぎかな。
平朔平気の元嘉暦はマジで簡単。カレンダーを作れればいいレベルであれば、数行で計算方法を説明できる。
Re:とりあえず (スコア:1)
そうなんだよな、カレンダーを作れればいいレベルまでなら簡単。
そのレベルを越えて、実際に使われた暦の再現は、結局、実際の暦に当たらないといけないからやっかい。
(計算結果の縁起が悪かったら朔を1日ずらすとかしてるから、実際の暦は計算結果からズレてるんだよな、あちこち。
たとえば、朔旦冬至をでっちあげるとか。)
Re: (スコア:0)
実際に使われた暦にずれがある可能性があるのはどの暦も一緒で天保暦以外が特に不利な理由はないのでは?
Re: (スコア:0)
ていうか例外処理の実装なんて例外テーブルを用意するしかないから、実装する観点からはむしろ一番簡単(表データの用意を除けば)。結局基本の計算式の複雑さが実装の難易度を左右すると思うんだけど。
Re: (スコア:0)
元号制(始まりは645年頃とされる大化元年)の前から使われてきた「干支」制の方が実装は楽なんじゃ?(元号中断期がある様な時代ではほぼ公式に使われてた筈)
Re: (スコア:0)
むしろ干支のほうが普段遣いでは多かった。(一世一元になるまでは)数年~長くても十数年で、しかも不定期に改元される元号よりも干支のほうが楽に決まってる。それでも太陰太陽暦の計算は避けて通れないが。
Re: (スコア:0)
それ以外にも、地域によって同じ暦でも日付が違っているとか。
暦の発行元によって違うとか。
色々あったような。
Re: (スコア:0)
不定時法の天保暦が一番楽はさすがに言い過ぎ