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総務省が固定電話の施設設置負担金廃止を提案へ」記事へのコメント

  • by gedo (7079) on 2003年12月09日 10時00分 (#450797) 日記
    どこにつけようか迷ったのですが...
    そもそも、施設設置負担金の大元は、まだインフラが未整備で積滞だらけだった頃、インフラ整備の費用を負担する代わりに、優先して開通させるという制度が始まりです。
    その後、電電公社が発足し、電話債権となって、この制度が標準になりましたが、インフラ整備資金の確保という意義はあまり変わることなく、あくまでも「債権」ですから、資産といえなくはないでしょう。

    間違いはその後、積滞が解消し、NTTが発足した後も、「施設設置負担金」というわけのわからない名称で、この制度を続けてしまったことです。

    そもそも、この問題はNTT発足前に、国鉄同様に電電公社清算事業団を作って清算するとかして、解決するべき問題ではなかったかと思います。(ついでにJRみたいに分割されれば、競争も促進されたかも)
    しかし、日本人お得意の先延ばしで今まで来てしまい、どうにもならない状態になってしまったのではないかという気がします。

    そういうことを言うと、国鉄は累積赤字だらけ、電電公社は黒字だと主張される方がいますが、この電話「債権」を赤字と考えたら、そうとも言い切れないのではないでしょうか?
    • NTTが施設設置負担金として定義している『資産』という言葉にだまされがちだけど、歴史的経緯では確かに『債権』なんですよね。つまり、NTTは合法的に債権放棄を…
      その意味で、今からでも清算事業団を考慮すべきとも思うのですが。

      #INS導入以前の名残で負担金を2回線持ってるのでID
      --
      ---- 何ぃ!ザシャー
      親コメント
    • > それまで携帯電話やPHSしか持っていなかった人が、
      > ADSL加入に際し固定電話にも新たに加入した人もいるだろう。
      というタレコミ人の言葉を、
      CNET(11/21)の記事 “ブロードバンド「日本の奇蹟」は、なぜ起こったか” [cnet.com]の
      > 加入電話網の崩壊が急速に進んでいて、このペースで電話事業が縮小すると
      > 遠からず大都市圏以外では営利事業としては成り立たなくなるだろう。
      に重ねてみると、 DSLの新規キャリアが、ほとんど自前の設備を持たないで、 NTTのインフラ上にネットワークを構築している(例:ソフトバンク)現状で、 NTTの固定電話網が崩壊するというのは、DSL利用者には「問題有り」ですよね。
      (私の住んでるあたりは真っ先にサービス(電話!)が停止しそうです)

      高額な加入権料を無くして新規加入者を増やそうという試みは、 電話網(インフラ)の維持の為に必要だと思います。

      問題は現在の「施設設置負担金」の扱いですが、 gedoさんの説明はとても分かりやすくて有り難かったです。
      いっその事、「施設維持負担金」にしたらどんなものでしょう?
      加入権料を負担していない人は、 毎月回線使用料640円を支払っているわけですから、 現状は施設維持料金の一括払いと分割払いとも取れるわけです。
      精算という事で、一括払いにした分から料金徴収(実質は月々の料金の値引きになる) っていう事には出来ないものなのでしょうか?

      親コメント
      • >加入権料を負担していない人は、毎月回線使用料640円を支払っているわけですから
        >、現状は施設維持料金の一括払いと分割払いとも取れるわけです。

        そう取っちゃうと、負担金を一括返金したら即時移行、
        もしくは経過措置で10年後くらいまで値引きで、
        ライトプランへ統一移行されちゃいそうな危惧もあるような無いような。

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ研究家

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