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鳥インフルエンザのワクチン製造に特許の壁」記事へのコメント

  • A型インフルエンザの治療に用いられている抗インフルエンザウイルス薬が、鳥インフルエンザにも効果があると言われており、厚生労働省は養鶏業者らに感染防御策として抗インフルエンザウイルス薬の服用を指示し

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    • Re:予防投与 (スコア:2, 興味深い)

      by YOUPohwa (17275) on 2004年01月25日 18時00分 (#480541) ホームページ 日記
      こういう「いたちごっこ」になる問題は、(他に画期的な解決策があればその方がいいけど)「実害のない範囲で平衡を保つ」ということが重要になります。

      そもそも、人間が感染症にかかるのも病原体の活動が実害の出る範囲にまで活発化してしまうのが原因で、抗ウイルス剤をはじめとする感染症治療薬の働きは、この「平衡点をめぐる綱引きへの加勢」ということになります(抗生剤の一部には病原体の細胞自体を破壊するものもあるけど)。

      /*
      免疫系が対策を終了させてしまえば、たいてい綱を大きく引き戻すことができますが、その前に死んでしまうこともありますし、HIVのように免疫系の機能を破壊してしまう病原体もあります。
      */

      また、病原体の増殖速度は雪だるま式に加速するもの(とは限らないけど原則的にはそう)なので、あまりに病原体の勢力が強くなると「今更加勢しても大勢は変えられない」という状況になります。

      /*
      一方、治療薬を投与した環境下で耐性種が発生する確率は、病原体の個体数の平方根に近似した値に比例するはずなので、ここでもやはり早期治療は有効です。
      */

      で、耐性種の問題もやはり「耐性種の発生速度と人間側の対応速度」から生じる平衡の問題で、人間が対応するまでのタイムラグ期間に最も大きな被害が発生することになります。

      この辺を踏まえたうえで、「耐性種が発生するから抗ウイルス剤の類いはダメ」ではなく、「耐性種の発生速度をできるだけ抑える」「耐性種への対応時間をできるだけ短縮する」といったポリシーのもとで、「できる限り有効活用する」のがポイントになります。

      /*
      いずれにせよ、病原体の進化過程(実は人間のも)に人工的なチャチャが入っていることは確かなので、それが望ましくないといえば望ましくないのですが、薬を使わなければ死んでしまうかもしれないという具体的な危険を無視できるほどことだとは考えにくいと思います。
      */
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      yp
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私は悩みをリストアップし始めたが、そのあまりの長さにいやけがさし、何も考えないことにした。-- Robert C. Pike

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