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長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds
まずは人材 (スコア:2, 興味深い)
中心になる技術や意志をもった人材がいない状態で、
組織の組み替えだけやっても、問題は解決しないと思います。
細分化する
Re:まずは人材 (スコア:1)
開発にかけるコストも圧縮していてそのツケが回っただけなのでは
Re:まずは人材 (スコア:1)
問題の根本原因を突き止めずに、問題を完全につぶさないまま、結果的に適当にごまかしたことにより物づくりとして最悪な結果を残しました。このような高い性能と高い信頼性が必要なものにごまかしは一切利きません。
「物づくり」の原点を見失った「心」、つまり、物づくりの原点を見失った人間が生み出した最悪の結果として大きな教訓を残しました。
# 第一期ホンダ F-1 チームの本田宗一郎氏の「完全主義」と中村良夫氏とのぶつかり合いを今になって見たような気がします。
Re:まずは人材 (スコア:4, 参考になる)
今回の事故の原因となった固体燃料ロケットSRB-Aのノズルは,流体力学的に優れた特性をもつ釣鐘状のベル型ノズルではなく,製造の容易さと低コスト性を重視した直線状のコニカル・ノズルが採用されました。これはH-IIロケットでも採用され,H-IIではこのノズルによる事故はおきていません。H-IIAではこのノズルを小型化したため,より高圧化した内圧にノズルが耐えられなかった,というのが,内壁損傷の原因だそうです。
旧NASDAも製造メーカもこの問題は認識しており,開発中の改良型「SRB-A2」では釣鐘状のノズルを採用しています。SRB-Aでは内壁を補強する事で対応しましたが,それはH-IIAロケットの開発スケジュール・予算・リスクをバランスさせた結果でしょう。今回はこの判断が裏目に出た結果となりました。
# ソースは松浦晋也著「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」 [bk1.jp]
つまり,(上で挙げたソースを信じるなら),原因は分かっていたが,判断を誤った(甘かった)という事でしょう。しかしその判断は多様な評価軸によるものであり,単に「物づくりの原点を見失った」から為された訳では無いと思います。
Re:まずは人材 (スコア:3, 参考になる)
>H-IIAではこのノズルを小型化したため,より高圧化した内圧にノズルが耐えられなかった,というのが,内壁損傷の原因だそうです。
これはSRB-A開発時の話です。正確には,開発時の試験において想定以上の内壁損傷・剥離が確認され,その原因はノズルの小型化による高圧化であった,という事です。これに内壁を補強する事で対処しました。
JAXAの報告書 [www.jaxa.jp]を読むと,打ち上げ時にはノズル内壁の損傷は起きるもので,今回はそれが許容範囲を超えた。その原因として:
表面後退量を増大させる原因は複数存在するようなので,今回の場合,「CFRPの層間剥離の起きやすさ」の影響で,ノズル内壁の表面後退量の増大が想定値を超えてしまった(という可能性がある),という事でしょうか。
人材に尽きると思うけど… (スコア:1, 参考になる)
それなのに派生する事があるというコトは振動燃焼(0はあり得ない)の発生によって発生するノズル側に掛かる各種外力ぎ(熱・圧・流速)の揺らぎが当初想定していた設計値以上に大きいと推測するしかないため、構造重量に大きく寄与しないと考えられる断熱材を増やす事で対処したと。
この考え方は決して間違ってはいないと考えますよ。
ただし万全では無かったというところでしょう。
やっぱりAC。
Re:まずは人材 (スコア:3, 参考になる)
>結果的に適当にごまかしたことにより物づくりとして最悪な結果を
>残しました。このような高い性能と高い信頼性が必要なものにごま
>かしは一切利きません。
どんなに信頼性の要求されるものでも、この規模になると妥協一切
なしではプロジェクトが進まなくなってしまうでしょう。
実際、ある程度順調にいっているシステムでも、いくらか妥協は
あるはずです。システム管理者の方や、SEの方は実感できるかと
思います。ポイントは、妥協したらしたで、それによるリスクが許容
できるかどうか、定量的に数字を出して判断することです。
今回のトラブルは、またすぐに再発するだろうとかで、看過できない、
といったところでしょうか。
#泥くさい運用で弱点をカバー、というのはよくあること。