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H2A 6号機の打ち上げ失敗原因判明、設計からの総点検へ」記事へのコメント

  • ロケットを作る技術の難易度が、どれくらいのものか想像はつかないのですが、
    中心になる技術や意志をもった人材がいない状態で、
    組織の組み替えだけやっても、問題は解決しないと思います。
    細分化する
    • 元々H2Aが計画されたのは 「H2ではコストが高いのでコストダウンを計る」と言うお題目があって積極的な部品の海外調達などをやって開発したのですから、

      開発にかけるコストも圧縮していてそのツケが回っただけなのでは
      •  以前、テレビで放送されていた話なのですが(うろ覚えでニュースソースは覚えていません。申し訳ない)、ロケット発射以前の燃焼実験でノズル内壁の損傷が認められたものの、その原因が分からずじまいで、応急策として内壁の厚さを増すことで問題解決を図ろうとしたようです。その結果は「打ち上げ失敗」でした。

         問題の根本原因を突き止めずに、問題を完全につぶさないまま、結果的に適当にごまかしたことにより物づ
        • Re:まずは人材 (スコア:4, 参考になる)

          by skimsr (9280) on 2004年02月21日 3時03分 (#500083) ホームページ 日記
          >ロケット発射以前の燃焼実験でノズル内壁の損傷が認められたものの、その原因が分からずじまいで、応急策として内壁の厚さを増すことで問題解決を図ろうとしたようです。その結果は「打ち上げ失敗」でした。

          今回の事故の原因となった固体燃料ロケットSRB-Aのノズルは,流体力学的に優れた特性をもつ釣鐘状のベル型ノズルではなく,製造の容易さと低コスト性を重視した直線状のコニカル・ノズルが採用されました。これはH-IIロケットでも採用され,H-IIではこのノズルによる事故はおきていません。H-IIAではこのノズルを小型化したため,より高圧化した内圧にノズルが耐えられなかった,というのが,内壁損傷の原因だそうです。

          旧NASDAも製造メーカもこの問題は認識しており,開発中の改良型「SRB-A2」では釣鐘状のノズルを採用しています。SRB-Aでは内壁を補強する事で対応しましたが,それはH-IIAロケットの開発スケジュール・予算・リスクをバランスさせた結果でしょう。今回はこの判断が裏目に出た結果となりました。

          # ソースは松浦晋也著「国産ロケットはなぜ墜ちるのか」 [bk1.jp]

          つまり,(上で挙げたソースを信じるなら),原因は分かっていたが,判断を誤った(甘かった)という事でしょう。しかしその判断は多様な評価軸によるものであり,単に「物づくりの原点を見失った」から為された訳では無いと思います。
          親コメント
          • Re:まずは人材 (スコア:3, 参考になる)

            by skimsr (9280) on 2004年02月21日 4時12分 (#500095) ホームページ 日記
            自己レスれす。

            >H-IIAではこのノズルを小型化したため,より高圧化した内圧にノズルが耐えられなかった,というのが,内壁損傷の原因だそうです。

            これはSRB-A開発時の話です。正確には,開発時の試験において想定以上の内壁損傷・剥離が確認され,その原因はノズルの小型化による高圧化であった,という事です。これに内壁を補強する事で対処しました。

            JAXAの報告書 [www.jaxa.jp]を読むと,打ち上げ時にはノズル内壁の損傷は起きるもので,今回はそれが許容範囲を超えた。その原因として:

            • H-IIA 6号機のノズル内壁(CFRP)は,他号機のCFRPに比べて,ある特定の条件下(層間剥離が発生しやすい条件)で層間剥離が起きやすいという傾向がみられた。
            • 層間剥離の影響によりCFRPの剥離・脱落が助長された可能性がある。この脱落により,内壁の表面後退量が急激に増加した(ノズル内壁が急激に削り取られた)事が考えられる。

            表面後退量を増大させる原因は複数存在するようなので,今回の場合,「CFRPの層間剥離の起きやすさ」の影響で,ノズル内壁の表面後退量の増大が想定値を超えてしまった(という可能性がある),という事でしょうか。
            親コメント
            • by Anonymous Coward on 2004年02月21日 10時57分 (#500173)
              それ以上にアレなのは、製造時において行う品質チェックでは全く問題が出なかったコトです。当然ですが製造前、製造後に行われるX線撮影による検査も超音波による検査もパスしています。

              それなのに派生する事があるというコトは振動燃焼(0はあり得ない)の発生によって発生するノズル側に掛かる各種外力ぎ(熱・圧・流速)の揺らぎが当初想定していた設計値以上に大きいと推測するしかないため、構造重量に大きく寄与しないと考えられる断熱材を増やす事で対処したと。

              この考え方は決して間違ってはいないと考えますよ。
              ただし万全では無かったというところでしょう。

              やっぱりAC。
              親コメント

クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人

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