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米下院がチーズバーガー法案を可決」記事へのコメント

  • これってアメリカの弁護士連中が訴訟の開始費用がやすいので、とりあえず訴えとけって暴走するからその歯止めのひとつだと。
    前の大統領とそのカミさんはこの業界の人だったからこんな法案、通すわけない。
    かの国の連中はBSE騒ぎをみても解るように国民の健康よりは経済活動に重点をおく。
    • by cica (16417) on 2004年03月12日 15時32分 (#513078)
      その前大統領は偽証の司法取引で弁護士資格停止中なんじゃなかったかと思いますが、それはともかくコトは大統領個人の問題じゃありません。 あんまり有名じゃないですが、アメリカ有数の圧力団体に American Trial Lawyers' Association(アメリカ法廷弁護士協会)というのがあって、これが消費者保護を口実に政治資金委員会を通して民主党系の議員を多く支援しています。

      この団体の実力がどれくらいあるかというと、連邦選挙委員会による2000年の連邦選挙(前回の大統領選挙を含む)における献金額を元にした政治資金委員会トップ50 [fec.gov]を見てください。 ATLA系の政治資金委員会は、なんと不動産業界に続いて全体で2位、合計266万ドルもの献金を出しています。 民主党系の代表的な圧力団体としては労組がありますが、どの労組よりも献金規模は大きいです。 かの有名なNRAは19位、軍事産業最大手のロッキードマーティンが36位という中で、突出しています。

      ちなみに消費者運動と言えば前回の大統領選挙でブッシュを当選させた最大の戦犯と言われているラルフ・ネーダー「緑の党」候補が有名ですが(フロリダで彼に投じられた票の1%でもゴアに流れていればゴアが当選していた)、彼はもともとATLAの元会長です。 緑の党に担ぎ上げられる前のネーダーは、消費者運動の指導者の振りをしつつ、実は法廷弁護士の利益を代弁するロビイストとして民主党議員に大きな影響を与えていたという話。
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      • 単に
        >民主党議員に大きな影響を与えていた
        とか
        >民主党系の議員を多く支援しています。

        とかいうだけでは何が問題だかよくわからんのですが。
        それによってどういう社会のどういう利益が損なわれていると主張しているのか、教えていただきたいです。
        •  この「肥満の理由として食品会社を訴えるのを禁止する」、弁護士の利権を制約する法案が可決された理由として、大統領がクリントンからブッシュになったから、ではなくて弁護士団体の支援を受けている民主党系大統領から、共和党系大統領になったから、と言いたいのでは?
           なんで「利益が損なわれていると主張」しているという話になるのか良くわからない
          --
          Foot to the Home
          変なもの部 [slashdot.jp]
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        • 別に利益が損なわれているとは主張してませんし、問題だとも言ってませんが…

          例えばネーダーによる消費者保護運動の活動が「消費者の利益」ではなく「法廷弁護士の利益」を狙ったものであったとしても、彼のおかげでさまざまな消費者保護・製造物責任の法律ができた事は確かなわけで、一消費者として彼の功績には感謝しています。 むしろ、彼は「緑の党」に担ぎ上げられてからの方が弊害(ブッシュ政権誕生に貢献)が大きいわけで、今年もまた大統領選挙に出るとかホザいている事は個人的に許しがたいですが(笑)

          わたしが言いたいのは、単に大統領個人が弁護士出身だからとかそういう単純な事ではなくて、アメリカの政界では法廷弁護士の団体というのが抜群の献金額を背景とした大きな力を持っていて、「消費者が企業を訴える権利」を広げたり狭めたりする際には必ず民主党に代弁される「法廷弁護士団体」と、共和党に代弁される「企業」によるせめぎ合いがあるという事です。 現時点では議会もホワイトハウスも共和党が支配しているので、法廷弁護士団体の影響力は弱まっていると考えられます。
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    • > 前の大統領とそのカミさんはこの業界の人だったからこんな法案、通すわけない。

      次期大統領候補の奥さんは、ケチャップ屋さん [srad.jp]ですね。
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    • 国民の健康よりは経済活動に重点を置いているのは、日本も同じでしょう。BSEはたまたま役所の自己保身の方針が国民の健康の方向に働いただけ。
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    • >かの国の連中はBSE騒ぎをみても解るように国民の健康よりは経済活動に重点をおく。

      逆に日本の場合リスクマネージメントのバランスも考えず
      どれだけ有効か分からない全頭検査を盲信しているわけで。

      他所が馬鹿に見えるのは分からないでもないけど。
      • by esuyan (7005) on 2004年03月12日 15時01分 (#513058)
        >逆に日本の場合リスクマネージメントのバランスも考えず
        >どれだけ有効か分からない全頭検査を盲信しているわけで。

         米農務省動植物検疫局副局長は「全頭検査だけでは不十分だ」と
        言ってますが、逆にBSEの発見者は「全頭検査が最も有効だ」と
        言っています。
         専門家ではないのでどちらが正しいか正確に評価することはでき
        ませんが、アメリカはちゃんとしたプレゼンテーションもなく「と
        にかく問題ないから輸入再開しろ」の一本やりのようにも思えま
        す。これは単に報道のされ方が悪いだけかもしれませんけど。
         また、リスクマネジメントの結果どれだけそれがコストに跳ね返
        るのか、その上でそのリスクマネジメント分の上乗せを甘んじて受
        けるのかは、消費者が選べばいいことです。
         個人的には、別にしばらく牛丼を食えなくっても困らないので、
        アメリカが日本産牛肉の輸入を再開してから考えても遅くはないと
        思っています。
        #あれだけ自国のBSEに対して無頓着(冷静という人もいるかもし
        #れませんが)な米国が、先のBSE騒ぎ以降、日本からの牛肉輸入
        #を停止したままなのは、案外と知られていないようで。
        親コメント
      • リスクは考えていると思いますよ。
        全頭検査をしないことで、正常な牛肉まで買い控えが起こるというリスクを。
        #実際起こったし

        消費者が求めているのは「安全」ではなくて「安心」だとおもいます。
        もちろん、「安心」のためには「安全」が不可欠なのだけれど、
        元ACさんの言う「リスクマネージメントのバランス」が取れた対策というものでは、
        仮に「安全」が確認出来るとしても、
        消費者の「安心」は、全頭検査するより明らかに低いと思います。

        #元ACさんが、「どのような」「どのくらいの」検査を行えば
        #「リスクマネージメントのバランスが取れた」と言えると考えているのかが
        #わからないので、ひょっとすると的はずれかもしれないです。
        #ひょっとすると「全頭検査では足りない」と言っているのかもしれないし、
        #「そんなことをしてもBSE対策にはならない」と言っているのかもしれない。
        親コメント
      • >かの国の連中はBSE騒ぎをみても解るように国民の健康よりは経済活動に重点をおく。

        >逆に日本の場合リスクマネージメントのバランスも考えず どれだけ有効か分からない全頭検査を盲信しているわけで。

        購入者が条件を選ぶのは当然の権利ですし、購入者が気に入らない商品が売れなくともそれは仕方がない

        • > 購入者が条件を選ぶのは当然の権利ですし、購入者が気に入らない商品が売れなくともそれは仕方がないですが?

          それはそれで認めるとして、そうなると、日本の消費者(購入者)が「リスクマネージメントのバランスも考えずどれだけ有効か分からない全頭検査を盲信」していることになるのでは...
          親コメント
          • by Anonymous Coward on 2004年03月12日 15時17分 (#513071)
            それは違う。

            日本の消費者は、「全頭検査をしないとリスク管理が不可能なことを知っている」からです。

            だって、いまだに米国農務省のうその問題が解決されないでしょ。
            雪印と同じ構造じゃない。
            親コメント
            • こういう見解もありますよ。

              http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/04011601.htm

              「全頭検査しているから安心」という日本国民一般の認識は
              必ずしも根拠のあるリスクマネージメントの姿ではなさそうです。
              親コメント
              • by QwertyZZZ (8195) on 2004年03月12日 16時06分 (#513126) 日記
                「だから検査しなくて良い」ってなる訳では無いかと。
                私的には、
                「せめて全頭検査位はやってくれ。」
                って意見なんですが。
                発見効率は兎も角、安全性が上がるのも確か。

                SRM除去もね~、ディスカバリーチャネルの昔の番組で、危険部位を混ぜてミンチを作ったらホルモン異常で人死が出たってのはアメリカのお話だった筈。

                でも、リスクマネージメントを行うにあたって完全に全てが解るって事の方が実は少ないでしょうから、結局は自分達が欲しい安全度と選択し得る手段との組み合わせの中からしか選べないんですよ。
                #完全なリスクマネージメントが出来ない時は何も対処しないのが正しいって訳では無いと思いますが。
                #不完全でも少しでも安全マージンを得る事は意味はあります。

                親コメント
              • 今朝の毎日新聞の「記者の目」にもこんな記事が。

                http://www.mainichi.co.jp/eye/kishanome/200403/12.html

                「そもそも全頭検査の主目的は、感染牛の分布や感染源の解明を目的にしたサーベイランス(監視)であって、安全性を確保する手
                段ではない」、「多くの科学者や厚生労働省の担当者は『最優先すべきは全頭検査よりも危険部位の除去』と言っている」

                だそうです。
              • 私的には、
                「せめて全頭検査位はやってくれ。」
                って意見なんですが。

                うーん、話がずれてるな。ここで指摘されてるのは、「一体何を根拠に『せめて』と言えるのか」ということですから。

                でも、リスクマネージメントを行うにあたって完全に全てが解るって事の方が実は少ないでしょうから、結局は自分達が欲しい安全度と選択し得る手段との組み合わせの中からし

              • >ほんとにマージンを多少なりとも増やせてるんですか、という疑問に尽きますね、この話は。

                少なくとも、先日の件はちゃんと検査に引っかかってますから、全く意味が無い訳では無い=マージンを多少なりとも増やせていると取るべきでは?

                #BSEが全く無害である場合を除いて。それでも気持ち悪いから食いたく無いが。

                親コメント
              • その1件を拾えたことが、全ての感染牛を拾ったことの
                証明にはなっていないのはお分かりですよね?
              • でも、確実に1頭減ってるじゃん。
                別に、全部をつぶせとは言わないって。誰も。

                効果があるか無いかで言うなら、「発見した」以上効果はある。
                コストパフォーマンスの問題は「貧乏人は牛を食べないでください」
                で解決。日本国民の大多数はそれくらい(金銭的に)裕福だから問題なし。

                一部の金無き人々のために危険性をとるか、って話。
              • このツリーで暴れているACは
                きっと食肉業界の中の人なんだよ。
                そっとしておいてやれ。
              •  すいません。ダウトがあったんで。

                 18万頭ものBSE感染牛が発生した英国でさえ、食べる牛については一切検査していない。

                ってなってるんですが、確か30ヶ月以上の牛については全頭、検
                査していたはずです。検査をしないのはそれより若い、「一般に発
                症年齢前とされている」牛です。検査によるBSE対策をしてない
                のではなく、英国の場合は検査のボーダーをそこに定めているだけ
                で、そのボーダーも去年日本で二歳以下のBSE感染牛が見つかっ
                たことで、正統なものか疑わしくなってきました。
                 実際、世間で恐れられているほどにはBSE牛のリスクは高くは
                ないと思いますが、「新聞に書いてあるから」と鵜呑みにするのも
                危険だと思いますよ。
                親コメント
              • http://www.juno.dti.ne.jp/~tkitaba/bse/news/03110501.htm
              • >ほんとにマージンを多少なりとも増やせてるんですか、という疑問に尽きますね、この話は。

                実際、全頭検査で発見されているBSE牛がいるわけですから、増えてるのは自明でしょう?
                全頭検査では検出限界に達していない牛は発見できないってだけで、検出限界以上の牛は発見できるわけだからね。
          • 根本的な問題として、
            >リスクマネージメントのバランスも考えず
            自体が全然証明されていないと思うが。

            彼の国は確か、自国で禁止されている農薬を使った食品を拒絶された時にも同様の事を言った筈だし、BSEの問題だけ考えても、現状で日本からの輸入を制限している時点で説得力無しだと思うが。

            #単なるFUDでは?

          • >それはそれで認めるとして、そうなると、日本の消費者(購入者)が「リスクマネージメントのバランスも考えずどれだけ有効か分からない全頭検査を盲信」していることになるのでは...

            しかたないでしょう。国産牛のBSE問題のときにあれだけ騒いじゃったんですから...
            #その結果として、国産牛に関しては全頭検査しないと信用できないってのが世論になっちゃったんだろうし。今回はそれが米国牛にもって話でしょう。
            #まあ、誰も(自分の周りでは)そんなこと言ってないという意見もあるでしょうが、現状では「みんなそういう認識でいいです
          • 盲信だろうが根拠薄だろうが関係無いのじゃ?
            例え内容が単に「オレそれ好かん」であったとしてもそれはそれで良いだろ。
            全然科学的根拠もナシに肉を嫌う国(宗教とかで)もある事だし。
      • >逆に日本の場合リスクマネージメントのバランスも考えず
        >どれだけ有効か分からない全頭検査を盲信しているわけで。

        何がどれだけ有効かわからないから、
        選択可能なもっとも安全な手段をとってるんじゃないの?

        これにはなんか問題あるわけ?
        • BSEの発症年齢と検査を行う時の年齢が食い違っているので
          全頭しようが、検査そのものに意味が無いという主張があります。

          このまえ11頭目のBSE牛が見つかったのは全頭検査の結果だったのか
          他の要因によるものだったのか、どうだったんでしょう?
          教えてエ(ry
          •  すいません。私の理解では、現在日本が行っている全頭検査は食肉
            用に解体された牛の延髄を検査にかけ、その検査をパスするまで安全
            部位も流通させない、という仕組みだったように思うのですが、発症
            年齢と検査時の年齢が食い違っているというのはどういう意味でしょ
            う? よくわからないのですが……
            親コメント
            •  自己レスですが。
               #513101のACさんは、要は「出荷時の年齢が一般的に発症年齢とさ
              れる年齢より低い牛まで検査にかけるのは意味がない」という主張
              だとおっしゃりたかったのですね?
               九頭目のが二歳未満だった [yomiuri.co.jp]という話ですから、
              結局これも効率の問題で「まったく意味がない」とまで断言は出来
              ないと思いますが……
               11頭目のBSE牛については、股関節脱臼で死亡した乳牛 [yahoo.co.jp]
              とのことなので、「いわゆる」全頭検査ではありませんが、同等の
              手法で検査が行われたのでしょうね。
              親コメント
        • 何がどれだけ有効かわからないから、
          選択可能なもっとも安全な手段をとってるんじゃないの?

          これにはなんか問題あるわけ?
          あつものに懲りてなますをふいてるのでは。
      • 出荷前のアメリカ産牛肉は全頭に含まれていないのかなぁooo
        国産牛肉は在庫も全部破棄したけれど、なぜアメリカ産牛肉は在庫を使ったのかなぁooo
        国民の方々はどうして平気で(牛丼などで)その(汚染されているかもしれない)牛肉を何の疑問も無く食えるかなぁooo

        とか思う今日この頃
      • > 逆に日本の場合リスクマネージメントのバランスも考えず
        > どれだけ有効か分からない全頭検査を盲信しているわけで。

        これって、工業製品と食品を同列に扱うから、
        おかしくなるんじゃないですか?
        たとえ工業製品なら不良品がごく稀に見つかっても交換すればすみますが、
        食料品の場合、それもBSEのように消費者には判断できないものの場合、
        そうもいかないと思います。

        現状の、いまだに散
        • >と言うことは、リスクマネージメントとは、
          >消費者に対して、もしかしたら今食べてる牛肉はBSE牛かもしれないけど、
          >確率的にはほとんどありえないし、
          >それでも心配なら食べるなっ!ってことですか?

          米国ではそうしていますよ。
          過剰な全頭検査してコストが高くなるより
          ある一定のリスク(しかも極めて感染数は少ない)を享受して
          安くて美味い牛肉を食べる方を選択する。

          100%安全であることを最優先にして、コストがいくらかかっても
          構わないという日本の選択も、1つの有様ですけどね。
          ただそれも、全頭検査が有効であるという前提での話しですが…
          #そうでなかったら、ただの税金お無駄遣い
          親コメント

UNIXはシンプルである。必要なのはそのシンプルさを理解する素質だけである -- Dennis Ritchie

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