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世界最大 40インチの有機ELディスプレイ」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2004年05月18日 22時17分 (#551091)
    > 省電力・長寿命。薄くて画像も鮮明で、

    セイコーエプソンがインクジェットで用いている材料は
    CDT (Cambridge Display Technology) によるπ共役系導電性高分子である。
    数年前に白川先生がノーベル化学賞を受賞した導電性高分子である。
    CDT はノーベル賞同時受賞した Cambridge 大の Prof. Alan Heeger 氏によるベンチャーである。
    セイコーエプソンは CDT からライセンスを受けてその材料を使っている。

    さて、π共役系材料は CDT / Dow Chemical が高性能材料の開発に注力し、
    寿命、効率ともかなりモノになってきた。
    ただし、まだ液晶にはかなわないところも多い。
    画像の鮮明化を目論むと消費電力増大などのトレードオフがある。
    また、今回の試作パネルの「寿命」は有機EL業界での「輝度半減時間」であろう。
    ブラウン管や液晶の「寿命」と比較するととてつもなく短いので
    まだしばらくは家電用途に使えないのは確実。
    数万時間で輝度が半分、では TV にはならない。

    p-Si TFT が必要というのもパネルコストを上昇させる。
    このままだと価格競争で PDP、LCD に敵わない。
    すなわち普及が遅れる。

    有機 EL に携わっている者は、まずは採算度外視でも
    実機販売という実績を作ることも考えている。
    技術的判断ではなく政治的判断であるが。

    難癖を付けたが、40 inch で欠陥やムラなく成膜したノウハウには感心した。
    大したものだ。
    • by Anonymous Coward on 2004年05月18日 22時33分 (#551109)
      • by Anonymous Coward on 2004年05月19日 0時24分 (#551195)
        どうもありがとう、↑の人。
        城戸先生のコラム [yamagata-u.ac.jp]、面白過ぎます。名文家ですね。

        有機ELの寿命の問題でいろいろ述べた [yamagata-u.ac.jp]後
        >以上、心配の種に対してお答えしました。心配性の人たち、これからは熟睡して
        >いただきても結構です。起きなくて結構です。あなたの出番はもうありません。
        だって。わはは。
        親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年05月18日 22時29分 (#551104)
      > p-Si TFT が必要というのもパネルコストを上昇させる。
      > このままだと価格競争で PDP、LCD に敵わない。
      > すなわち普及が遅れる。

      a-Si TFTでも有機ELは駆動しますよ?
      (ポインタが示せないですが・・・資料は会社だし)
      親コメント
      • 元AC。

        台湾の企業でしたね。
        ただ、駆動による特性ドリフトをどう克服するかが難しい。
        有機ELは電流駆動なので、駆動を続けてTFTがドリフトすると
        パネルの表示画像はメチャクチャになる。

        これを解決するロジック設計も行われつつある。
        まだほとんど公開されていないが。
    • あのー、エプソンが20インチのpSiパネルを作ったら 有機ELパネルか液晶パネルかにかかわらず、それだけで 大ニュースなんですが...

あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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