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弘法筆を選ばず、アレゲはキーボードを選ぶ -- アレゲ研究家
アスピリンについて (スコア:3, 参考になる)
まず薬の働きですが、シクロオキシゲナーゼ(通称COX)という酵素の働きを邪魔して、プロスタグランジン(通称PG)という物質が生産されないようにします。このPGというのは種類が多く、体内でさまざまな仕事を行っていますが、アスピリンはそれらを「まとめて」止めます。その結果、体内のいろいろな活動がストップないしスローダウンします。中でも特に「止まって嬉しい」のが、痛み・発熱・凝血あたりの機能、ということです。
副作用も多様ですが、長期投与する場合は、消化器・肝臓・腎臓・血液の定期的な検査
yp
Re:アスピリンについて (スコア:2, 参考になる)
COXにはCOX-1とCOX-2の2つのタイプがあります。どちらもプロスタグランジン合成に関わってはいるのですが、このうちCOX-1はほぼ全ての細胞に発現していて主に炎症反応の発生に関わっていると考えられてますが、COX-2の方は癌細胞に特異的に発現します。癌細胞でCOX-2が具体的に何をしているかはまだ判っていないようですが、少なくともCOX-2の働きを阻害してやると癌抑制の効果が出ることは確かなようです。それで、少し前からCOX-2の特異的阻害剤というのが注目され研究されてます。聞いたところによるとアメリカの方で5件くらいは臨床試験のフェーズに入っているとか。
アスピリンは確かにCOX-2も抑えるのですがCOX-1も抑制する、選択性の低い薬剤ですので、がんの治療という観点からはあまりそれに特化した薬剤とは言えません。しかし、すでに抗炎症薬として使われている歴史が古く、その分安全性に関する情報がたくさん蓄積されていることもあって、現場投入への障壁がさまざまな点で少ない。そのため主に臨床医が直接ヒトのデータを出せるというメリットからいちばん研究が進んでいるそうです。
COXとか炎症とかについて断片的に (スコア:2, 参考になる)
アスピリンに癌を予防する作用があるというのも、結局はこの「慢性的な炎症を防ぐ」というところがミソなのではないかと思われます。ぐぐってみたところ、わかりやすい説明 [geocities.co.jp]がネットに公開されていました(COX自体についても説明があります)。
COX-2を選択的に阻害する薬は数年前から販売されていますが、COX-3が存在するという仮説もあるようです(上のリンクから辿れるページに詳しい解説があります)。
# 「スーパーアスピリン」という単語をニュースで見たとき、
# 「プ、ださい造語」と思ったのですが、
# 名称として生き残った [google.com]ようで、びっくりしました。
> 臨床医が直接ヒトのデータを出せる
実際の作用は別として、世間一般のイメージから「アスピリン出して怒られることはまずあるまい」という判断は出てきがちですね。
yp