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温風にのせてクラスターイオンを室内に放出し、プラスとマイナスのイオンが空気中に浮遊しているカビ菌をやっつけ、カビの発生を防ぎ、清潔暖房を実現しました。
何で「マイナスイオン発生」と称して”プラスとマイナスのイオンが”って話になるわけ? 全然理解できない。いずれにせよ、マイナスイオンの効能があるというのが嘘じゃなかったというなら、この水蒸気で焼くオーブンにも「除菌イオン」で浮遊カビ菌を
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マイナスイオンと同程度の有用性じゃないの? (スコア:1)
何で「マイナスイオン発生」と称して”プラスとマイナスのイオンが”って話になるわけ? 全然理解できない。いずれにせよ、マイナスイオンの効能があるというのが嘘じゃなかったというなら、この水蒸気で焼くオーブンにも「除菌イオン」で浮遊カビ菌を
Re:マイナスイオンと同程度の有用性じゃないの? (スコア:2, 興味深い)
すなおに「バイキン」と呼ぶ方がまだまし。
「菌」という語は実は厄介で、真菌(カビやキノコの仲間)や細菌(ここでは広く原核生物全般を指す)を一緒くたにした、割と曖昧なものです。生物学上、単に「菌類」と言った場合には真核生物である真菌(と粘菌)を指し細菌とは区別しますが、実際には個々の細菌の名称は「大腸菌」などのように「菌」で終わるようになってます。「○○菌」というのは大抵、菌類ではなく細菌なのです。
#「酵母菌」とか「イースト菌」なんてのは一応真菌ですが特定の菌を指す名前ではないし、そもそも生物学用語でもない。
ついでにバイキンは「黴菌」と書き「黴」がカビを表します。これも生物学上の用語ではないですが、新しくこれ以上訳の判らん言葉を増やされるよりは前々からある言葉を使われる方がましです。
Re:マイナスイオンと同程度の有用性じゃないの? (スコア:0)
だとしたらOなんたらという名称は何なんだろう?
Re:マイナスイオンと同程度の有用性じゃないの? (スコア:2, 参考になる)
ここからは、かなり細かい話になるんですが。
「Oなんたら」という名称というのは「血清型」と呼ばれる分類です。
同じ「大腸菌」であっても、ヒトに対して病気を起こさないものから、起こすもの、命に関わることすらあるものまで、いろいろあります。でも生物学上ではマイナーな違いにすぎませんから、種レベルの分類には影響しません。
しかし、そういう性質というのは医学上とても重要なので医学的立場からは同じ大腸菌の中で区別する必要があるわけです。血清型というのは、医学的診断法と結びついた方法で、大腸菌の表面にある分子の構造の小さな違いを、それと特異的に結合する抗体(抗血清)を利用してタイピングするものです。
「Oなんたら」というO抗原(外膜のリポ多糖)の他、K抗原(莢膜)、H抗原(鞭毛)などが、このような血清型による分類に使われています。大腸菌では現在、O抗原が約170、K抗原が約100、H抗原が56、知られてます。おそらく皆さんがいちばんよく知っているのは、集団食中毒で有名になった「腸管出血性大腸菌 O157」だと思いますが、これは正式には「O157:H7」といって、157番目の型のO抗原と7番目の型のH抗原を持っているものを意味します。
#このほかにもO23, O55, O111, O113, O117などが腸管出血性大腸菌です。