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siRNAでヒトの乳がん細胞の増殖を制御することに成功」記事へのコメント

  • いくら何でも、この読売記事はひどいよorz

    今回、NatureのAOP [nature.com]に出たのは 「Induction of DNA methylation and gene silencing by short interfering RNAs in human cells」 単なるsiRNAの話ではなくて、CpG islandをターゲットにしたsiRNAによってDNA methylationによるgene silencingを哺乳細胞で可能にしたという報告なのです。

    従来のsiRNAによる遺伝子発現抑制は、発現したmRNAに相補的なsiRNAが結合することでそのmRNAが分解され、結果として発現抑制されるという原理で、この実験系はノックアウト生物の代替手法としてほぼ確立された(されつつあ
    • かつて植物バイオの世界でもアンチセンスmRNA法といわれる技術があって、日持ちのするトマト「フレーバーセーバー」なんてのがこの方法で作られていた。ある蛋白質をコードするmRNAに対して相補的な配列をもつRNAを遺伝子組み替えで作らせる。するとそのmRNAを元にしてできるはずの蛋白質ができなくなる。フレーバーセーバー・トマトは細胞壁分解酵素を抑えていたっけ。
      • いや、アンチセンスの方は、むしろsiRNAと類似の機構だと考えられているのでは?
        今回はCpG islandのDNAメチレーションを制御する場合で、mRNAにコードされない部分を標的にしてます。それに対してアンチセンスはあくまでmRNAに相補的なものを使うわけで。

        アンチセンス一本鎖RNAが細胞内に取り込まれて相補的なものと結合して二本鎖になると、ダイサーという酵素によって切断されて20mer以下になり、結果的に2本鎖siRNAができるという機構があることが見つかってますし。

        ついでにいうと、2本鎖の長いRNAだとでも原理的には同じことがおきそ
        • 実は長いアンチセンスRNAが高等動物で使えないというのが寡聞にして初耳。調べてみたら本当ですね。ショウジョウバエのごとく普通にRNAiが出来るものと思いこんでました。なるほど。情報に感謝します。

          あとアンチセンス法と転写抑制の話ですが、RNAi以前のアンチセンス法でも非翻訳領域やゲノムDNAの部分配列を用いる場合があったと記憶。この時に配列中に含まれていた非コード領域が断片化して核に到達→今回の報告のように働いて転写抑制に至ったのかな、と憶測したわけです。はい。
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