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2007年の世界SF大会は日本で開催」記事へのコメント

  • SF漫画の代名詞ドラえもんの道具の実現可能性を議論してみる
    • 開催される2007年はハインライン生誕100年です。
      ハインラインの誕生日はなんと7/7、日本古典SFの傑作「竹取物語」の日です。

      そこで、「伝承・神話の中のSF」といったテーマ設定はいかがでしょうか。

      「人形つかい」つながりで攻殻機動隊関連ネタ、「愛に時間を」つながりでトップをねらえネタとい手もありますが、ちょっとありきたりすぎますから。
      • あまりに恥しい勘違いなので、AirHでポスト。acは不便だ。
        あー、かっこわるい。

        でも、伝承・神話の中のSFはそのままいけるよね。
        • 恥ずかしい間違いの上、世界中からSF作家や
          熱心なファンの人たちが来るというのに
          なんだかちっともSFな感じのしないことばっかり考えてますねぇ。
          グレッグ・イーガンとかテッド・チャンとか読んでます?
          • 別に本格Science FictionだけがSFではないでしょう。

            攻殻やトップも充分にSFだと思います。トップはアレゲさも…。
            全部をそれにするのはちょっと考えものですが、日本が誇る
            ライトなSF文化を世界に向けてアピールするのもホス
            --
            Your 金銭的 potential. Our passion - Micro$oft

            Tsukitomo(月友)
            • あんまり、ライト過ぎて、SFとは呼べないものまで含むのは止めて欲しいと思う、今日この頃。

              攻殻やトップはまだしも、SFアニメを名乗ってる作品の中には、SFじゃないものも多いしねぃ。ライトノベルもそんなのが増えてる
              • by Anonymous Coward on 2004年09月07日 11時06分 (#618219)
                そうやってSFの範囲を狭めたがるSFファンが多いから、SFは衰退したんだと思う。
                親コメント
              • むしろ、逆かと?

                狭めるも何も、SFの周辺部や外側の人達がどんどん勝手に希釈してるんだと思うんだけどな。

                有名な例で言えば、初代ガンダムなんかもそうでしょう。
                (たしか、高千穂氏なんかは批判してたよね。当時に)

                衰退じゃなくて、希釈されすぎて、定義も何もかも分からなくなってしまっているだけっすよ。

                だから、道具だけ揃えりゃ、SFだと名乗る作品が増えてるわけでね。内部的整合性すら保ってない作品が増えすぎ。(ガンダムもそうだけど)
                親コメント
              • by Anonymous Coward on 2004年09月07日 11時39分 (#618246)
                #別AC。

                SFが浸透し拡散していく時代に、SFとはこういうもんだ、といろいろ否定しすぎたから90年代の日本SF暗黒の時代があった。
                それが多少マシになって、2000年代、ライトノベルの新人賞からデビューした作家がたくさんSF方面に入ってきて良い作品を書き始めたから復興しはじめた。それをもはやとめることはできないと思う。
                今年の星雲賞メディア部門はロードオブザリング、次点は宇宙のステルビアだった。少なくともSF大会に足を運んで、積極的に出て行って楽しもうとしている能動的なSFファンはそう投票した人が多かったわけだ。そういう流れさ。

                #ガンダムはSFか、は昔からの命題だが、大抵の人は付いていけないよ。
                #この手の「○○はSFか」の議論を持ち出すから排他的といわれてしまうわけで。
                #個人的には現状にちょっとさみしい気持ちもあるのでAC……こうなったら「SFよ、何もかも飲み込んでしまえ」と思う。
                親コメント
              • ステルヴィアはむしろ、希釈ではなく濃縮の方向に向かった作品だと思うんだけど。

                ジュブナイルSF風の話の流れで、クラーク風の話をやるってのは、SF関係者でなきゃ無理だったのでは?堺氏が参加していた時点で、あれは他所の作品とは区別して考えています。個人的には良い傾向とは思うものの、残念ながら特殊ケースだと思う。

                現状は今でも希釈の方向性だと思いますね。他ジャンルを呑み込んでいるのではなく、むしろ呑み込まれてるんじゃないかと?

                もはや、SFを書いたり作ったりすることは目的ではなく、ただの味付けだと心得ている人物が増えただけかと?
                親コメント
              • >だから、道具だけ揃えりゃ、SFだと名乗る作品が増えてるわけでね。内部的整合性すら保ってない作品が増えすぎ。(ガンダムもそうだけど)

                ほら、切り捨ててる。切り捨ててる。

                だいたい、古典的SFなら内部的整合性を保っているかと言うと、そうとは言い切れないし。それは、作品としての出来不出来の問題であって、SFか否かとは関係ないでしょ。

                結局、偏狭なSFファンが自分が気に入らないものを「SFではない」と切り捨ててしまったのが現状でしょう。

                希釈? 何でSFに濃いだの薄いだのが関係あるの?

                ところで…当時の喧々諤々の議論の末、結局は「ヤマトもガンダムもSFのう
              • どうせ読む気にゃならないのだから, どうでもいいですよ.

                あたしゃいわゆるハードSF好きなんで, もともと国内の作品は作家指定でピンポイントで読むしかありませんでしたから. 特にSF宝石 [nifty.com]がポシャったあたり(もう20年以上前か)で, ジャンルとしてのSFに期待する物は無くなりました.

                # じじいのたわごとなのでID

                親コメント
              • by Anonymous Coward on 2004年09月07日 17時37分 (#618435)
                なるほど、ステルビアは濃縮方向にあるSFですか。
                では、その他の星雲賞受賞作品 [junkyard.jp]ならいかがでしょう?

                特徴的なところでは

                ・第13回 第21回日本SF大会
                 大会メディア部門賞 『DAICON-3オープニングアニメーション』 DAICON-3実行委員会

                 これなんかは「SF的ガジェットだけそろえてみました」な作品だよね。
                 個人的には、この頃から一般のSFファンはSFと言うものを広く捉えるようになっていったように感じます。

                ・第18回 第26回日本SF大会
                 コミック部門 『うる星やつら』 高橋留美子

                 この作品は、現在あふれかえっている「押しかけ女房もの」「ハーレムもの」の祖ですね。
                 このような「突然、美少女宇宙人がたくさんやってきて、宇宙人ゆえの非常識さに主人公が振り回される」と言う形式は、現在でも「DearS」等が連載・放映されています。
                 また、「宇宙だから」「宇宙人だから」でどんな非常識も許容される奔放さは、「ギャラクシーエンジェル」等に受け継がれています。

                第19回 第27回日本SF大会
                 コミック部門 『究極超人あ~る』 ゆうきまさみ

                 ただの現在の日常にロボットだのを放り込んだものの成功例の一つですね。
                 いや…ただの日常ではないか。

                第21回 第29回日本SF大会
                 コミック部門 『So What?』 わかつきめぐみ

                 この作品におけるSF的要素は「タイムマシンの製作に失敗して、異世界の少女を呼び寄せてしまった」と言う部分だけです。

                第30回 第38回日本SF大会
                 メディア部門 『劇場版 機動戦艦ナデシコ The Prince of Darkness』 佐藤竜雄監督

                 ガンダム的作品の末裔。SFか否かは理論云々より雰囲気が大切という好例。

                第32回 第40回日本SF大会
                 コミック部門 『カードキャプターさくら』 CLAMP

                 ごめん。俺にも何故これがSFなのかわからない…。

                第34回 第42回日本SF大会
                 メディア部門 『ほしのこえ』 新海 誠

                 「長距離恋愛が書きたかったので、とにかく遠くへ行かせようと…」「ロボットの一つも出てこないとウケないかと思って」など、作者本人としてはSF的要素は味付けの一つに過ぎないと考えているようです。

                 このように、SF的要素を味付けとして使用しているだけ作品が、SFファンの投票によって選ばれる星雲賞を受賞している以上、「SF的要素を含んでいるものはSF」という考え方をするSFファンが一般化してきていると言わざるをえないでしょうね。

                ちなみに、
                第24回 第32回日本SF大会
                 メディア部門 『ママは小学四年生』 井内秀治監督

                これについてのコメントは事情に詳しい人に譲ります。
                親コメント
              • >そうやってSFの範囲を狭めたがるSFファンが多いから、SFは衰退したんだと思う。

                私は衰退しているとは思いません。
                SF的なるものは多くのジャンルの物語の中に浸透と拡散を進めていると思います。
                いまやSFというラベルは小難しいから売れないというのが出版界の定説らしいです。
                オレ定義ではSFは物語世界の設定における飛躍が命なのですが、奇をてらって
                読者を置いてきぼりにした粗製濫造作品がほとんど売れず、出版人に
                トラウマを作ってしまったそうです。歴史的にはニューウェーブがとどめだとか。
              • まぁこの手の話は1970年代から延々と言われていたので、アレっすが、正直拡散して肥沃な大地が広がっていたかというとそうでもなかったなー、というのが正直なところ。
                最低限、「センス・オブ・ワンダー」というセリフにときめかない人が作ったものはいくらSFの要件を満たして
              • 最低限、整合性に気を配ってる作品なら、多少ぶっ飛んでても、受け入れるだけの余裕は、SF側にもあると思うんだけどね。

                つーか、定義にこだわって騒ぐのって、SFの周辺部か外側の人じゃないのかナァ。内部の人なら、騒ぎまでもなく見分けがついてるかと?(個体差はかなりあるが(笑))

                個人的に、SFの書き方(アメリカSF作家協会によるもの。既に絶版) [fukkan.com]に書かれていることを満たしているなら、文句は言わないことにしてるんですが。

                #アニメでもさ。宮崎監督なんかは上手に嘘を積み重ねてと言ってたりもするけど、SFでいう整合性って同じ意味だと思うんだけどね。荒唐無稽なら何でもいいとは思えない。
                親コメント
              • > つーか、定義にこだわって騒ぐのって、SFの周辺部か外側の人
                > じゃないのかナァ。内部の人なら、騒ぎまでもなく見分けが
                > ついてるかと?(個体差はかなりあるが(笑))

                すまん、思わず笑った。

                #最初から、その「個体差はかなりあるが」って部分の話をしてるわけじゃないですか
              • >第21回 第29回日本SF大会
                > コミック部門 『So What?』 わかつきめぐみ
                > この作品におけるSF的要素は「タイムマシンの製作に失敗して、異世界の少女を呼び寄せてしまった」と言う部分だけです。

                 『アルジャーノンに花束を』は主人公が脳の手術を受けて知能が飛躍的に拡大すると言う部分だけがSF的要素であるにも関わらずSF作品として評価を得ているというあとがきを思い出しました。
                --
                李 露星
                親コメント
              • 星雲賞って、コミック部門がすごく迷走してるような気がします。
                ここ10年の受賞作品は

                第26回(1995年) 『風の谷のナウシカ』 宮崎駿 (徳間書店)
                第27回(1996年) 『寄生獣』岩明均 (講談社)
                第28回(1997年) 『うしおととら』藤田和日郎 (小学館)
                第29回(1998年) 『SF大将』 とり・みき (早川書房)
                第30回(1999年) 『ルンナ姫放浪記』 横山えいじ (早川書房)
                第31回(2000年) 『イティハーサ』 水樹和佳子 (集英社)
                第32回(2001年) 『カードキャプターさくら』 CLAMP (講談社)
                第33回(2002年) 『プラネテス』 幸村誠 (講談社)
                第34回(2003年) 『クロノアイズ』 長谷川裕一 (講談社)
                第35回(2004年) 『彼方から』 ひかわきょうこ (白泉社)

                って感じですが、Science Fiction なのは
                「クロノアイズ」タイムパトロールもの
                「プラネテス」近未来の宇宙開発もの
                「ルンナ姫放浪記」宇宙が舞台の水戸黄門
                「SF大将」…名作SFパロディ劇場?
                ぐらいじゃないでしょうか。

                あと、メディア部門にもたまに変なのがありますね。

                小説の方はどれも順当なのが多いですし、
                この傾向は、「○○はSFとして受け入れられている」と考えるよりは
                「コミック部門ではSFな作品が他になかったので仕方なく○○を星雲賞に」
                って方向なんじゃないかと思います。
                親コメント
              • ステルヴィア [stellvia.com]で御座います。
                ステルビアって書かれると甘味料みたいではないですか。

                なぜママ4がSFかといいますとタイムトラベルものだからです。
                またCCさくらがSFかといいますと1930年代の黎明期SFを書くものはファンタジーも書き逆もまた真なりという時代がありまして上質のファンタジーはSFに非常に近いものがありまして…

                無理。弁護するの無理。
                奴らは一本筋の通った面白いフィクションを褒め称えるためにSFってレッテル貼ってるだけですから。
                「面白い」以外の共通点なんて大して見つかるわけがない。
                親コメント
              •  そういえば、ユースケのドラマ版アルジャーノンは、
                現代の話として描かれたんだよね、多分。
                 SF的要素が現実に起こりうる事象になっちゃうという
                のもすごい。
                親コメント
              • 「彼方から」の冒頭はファーストコンタクト物そのものだと思うんだけど。

                #……読んだ事あります?
              • > 「彼方から」の冒頭はファーストコンタクト物そのものだと思うんだけど。
                > #……読んだ事あります?

                単行本持ってますよ。結構好きな作品でこないだ読み返したばっかりです…

                あれは「SFによくあるファーストコンタクト物の要素をファンタジーに取り入れた」作品ではあるけど、「SF作品」ではないと思ってます。

                「ファーストコンタクト物」を成立させるのにSFにするのが作りやすいとか、SFの中で「ファーストコンタクト物」が一分野を形成しているからといって、「ファーストコンタクト物⇒SF」ではない、というか、

                「SFの一分野として、SFミステリってものがあるが、だからといってミステリが入っていればSFというわけではない」って感じでしょうか。

                そういう点では、SFのガジェットって他の分野に応用しやすいものが多いので、
                それをSFって認める方向だとSFという分野が希薄で広いものになってしまう、
                という気がします。
                親コメント
              • うーん、そうすると、SF作品をSF作品たらしめる決定的要素って何なんでしょうね。

                ゼラズニイの「光の王」とか。
                ブラッドリーの「ダーコーヴァ年代記」とか。
                ブラウンの「発狂した宇宙」とか。

                最近のSF基準(?)に照らしてみると、
                これらの作品は「SF色が薄い」とか「SF作品ではない」とかになるのかな?
              • 第24回 第32回日本SF大会  メディア部門 『ママは小学四年生』 井内秀治監督 これについてのコメントは事情に詳しい人に譲ります。

                ♪ね~、ど~して、ど~して、おしえて~

                #アニメママ4のオープニングテーマは名曲だとおもうAC

              • >最低限、整合性に気を配ってる作品なら、多少ぶっ飛んでても、受け入れるだけの余裕は、SF側にもあると思うんだけどね。

                ほら、自分に好ましいものだけSFだと言い張ってる。整合性云々ってのは作品の出来の問題で、ジャンルの問題じゃないでしょう。
                私は、多少整合性が破綻していてもそれを受け入れるだけの余裕が、SFにはあると思いま
              • >『アルジャーノンに花束を』は主人公が脳の手術を受けて知能が飛躍的に拡大すると言う部分だけが
                >SF的要素であるにも関わらずSF作品として評価を得ているというあとがきを思い出しました。

                その手術の効果と影響が物語世界の柱となる設定なのだから、
                躊躇する必要はないと思います。
                親コメント
              • いや...その...星雲賞は単なるファン投票だから。
                しかもSF大会の参加者の1/10かそこらしか投票してないし。
                分母も小さいし分析してもぜんぜん意味ないよ。
              • 同意。

                その母体の特性を加味する、つまり「SF大会に参加して、星雲賞に投票するほど能動的に楽しもうとしているファン」などとするなら、多少は意味がありますが、それをSF全体としてみるのは間違ってる。

                権威は……まぁ多少あっても、もっと気楽なものだと思う。

                #行くつもりで仮登録したが、結局行けずに星雲賞だけ投票したのでAC

計算機科学者とは、壊れていないものを修理する人々のことである

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