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南極には天文台がよく似合う?」記事へのコメント

  • by tamaco (19059) on 2004年09月18日 11時33分 (#624124)
    タレコミリンク先『訳文』 [mypress.jp]にある、
    ==
    2004年1月に自動研究所をそこにセット・アップしました。

    地球上の他の高い高度の地域でさえも、星々は2.44346095 × 10の-6乗程度
    (140 millionths of a degree)空中でちらつくように見えます。

    しかし、ドームCの上空では、ちらつきはより低く、3.31612558 × 10の-7乗程度
    (19 millionths of a degree)になり、これまで報告されたどんな値よりも
    遙かに良好だ、という事を研究者達は発見しました。
    ==

    ほぉ、と思いました。

    ●南極日食中継のシーイング
    たしか去年NHKが南極で日食中継を行ったとき、
    ・地上から
    ・飛行機による上空から
    2つの太陽映像がありました。その時の映像からは明らかに
    地上より上空からの方がシーイング良かったです。
    空気が薄いところの方が結局ゆらぎが少なくシーイングの良い
    ものが得られるんだと思いました。

    ●今回Nature報告
    でもこのNatureの報告では「高い高度の地域」について触れているので、
    ・ハワイ島マウナケア山頂(標高約4200m)
    ・チリ北部のアタカマ高原(標高5000m)
    これらより南極地上が優位ということなのでしょう。
    意外でした。
    • by tamaco (19059) on 2004年09月18日 11時44分 (#624134)
      自己レスです。

      南極日食観測は「太陽観測」だったのがミソなのかも。

      今回の星の話しは、
      ・冬の24時間夜中になる頃のお話し
      ・地上が太陽光を吸収した輻射熱が起こらない(-89℃の世界ですし)
      ・上空の空気も地上からの熱によるゆらぎが最小限になる
      →結果として世界最高

      日食観察では全く逆の、シーイング的には最悪の状況だったりします(笑

      参考に「冬の24時間夜中」というのは嘘で、正中時間に相当する
      前後2~3時間は、新聞が読めるぐらいの明るさにはなるそうです。
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2004年09月18日 12時23分 (#624171)
      観測天文学者の間では南極の望遠鏡サイトとしての適性はずっと話題になっていて、様々な調査が行われているはずです。
      特に、赤外線の波長域(>1μm)での感度が劇的に改善して、次世代の宇宙望遠鏡(JWST)にも匹敵するともいわれています。

      いま手元に資料がないのでうろおぼえでもうしわけないのですが、
      いくつかのポイントをあげると
      ●上空の気流が非常に安定していて、シーイングが非常に良い(<0.1”とか)
      ●気温が非常に低く、大気からの熱雑音が桁で低くなる
      ●気温が低い → 大気中の水蒸気量が非常に少なくなって、水による赤外線の吸収が抑えられるので、マウナケアからですら観測不可能な波長域の観測が可能になる

      といったところでしょうか。
      実際に、アリゾナ大学などのグループでは30mクラスの望遠鏡 [umich.edu]を南極に建設したい [unsw.edu.au]、という提案が出ていたりします。

      ただ、南極のあの環境に大型望遠鏡を作るとなると大変だろうあ…
      土台は氷の上だからずぶずぶ沈んでいくだろうし…
      親コメント
    • by SteppingWind (2654) on 2004年09月18日 12時44分 (#624189)

      南極には平均で2000mを越える氷床が乗っかっているので, 内陸の平原部では標高3000mを越える場所が多くあります. 例えば日本のドームF(ふじ)は標高3810mにあったりします.

      さらに有利な点としては

      • 高原部では斜面でブリザードの様な猛烈な風が吹くのとは対照的に空気が安定している
      • 気温が低いため大気層の厚さが薄い
      • 空気中の水蒸気の量が少ないため, これに吸収される帯域の減少が少ない. もちろん雲も無い.

      なんかも有ると思います.

      欠点としては建設や観測がきついというのもありますけど, 独特の物としては場所が氷の上なので, ほっておくと流れていっちゃうというものがあります. まあGPSか何かで位置補正をすれば大丈夫なんでしょうけど.

      親コメント
    • シーイングというのは、大気の揺らぎが原因ですから、大気が多くても上層で風が吹いていなければよいのです。
      この Dome Cの上空は風が吹いていないのでしょう。
      (関東ですと天気がよくても季節風のある冬より、風のない夏のほうが、星が小さく見えるのと同じ理由ですね)

      貿易風や偏西風のように地球の回転が原因となっている季節風は、西も東もない南極では原理的に吹かないはずですね。(現実は、もちろんもっと複雑でしょうが)
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      • by ferrocyan (7486) on 2004年09月18日 22時44分 (#624376)
        貿易風や偏西風のように地球の回転が原因となっている季節風は、
        貿易風や偏西風のような風は、季節風とはいわないと思います。理科の教科書には「大気の大循環」として出てきます。少し調べてみたところでは、「惑星循環」といういい方もあるようです。
        親コメント
        • 季節風とは、卓越風(一定方向へ特によく吹く傾向がある風)の方向が季節によって変化するときにそう呼びます。
          元コメントの日本の冬の北西風などがそうです。

          貿易風(偏東風)、偏西風は季節に依存しないと考え
    • by Anonymous Coward
      南極も結構標高が高いから、その辺に立てるのはどうでしょうか?
      もちろん、建設するのも物資を運ぶのもとんでもない難易度でしょうけど・・・

吾輩はリファレンスである。名前はまだ無い -- perlの中の人

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