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人類は現在高地で進化中?」記事へのコメント

  • #アフリカのどこかでAIDSに対する耐性が出現したという話がありましたね。あと、マラリアの多いところでも、住民はマラリアに耐性を持ってるとか(進化というより、まさに淘汰されちゃってるようですが)。

    高地での話は、所得水準や医療水準が上がれば、乳幼児死亡率の差はなくなるかもしれない。結果的にどうなるかっていう時に、関わってくるファクタって、色々ですよね。

    ヒトの場
    • > ヒトの場合、文化・文明を発達させてしまった以上、残る「有利」は子供の数ではなかろうか。つまり乳幼児の死亡率は先進国ではどこでも低そうな気がするから、子供を多くもつ母親達に何らかの「傾向」があるどうか。

      種としてのヒトの数を決めているのは先進国ではないので、あながちそういうわけでも
      ありません.母親というよりも家族の環境であるとか、慣習であるとか,結婚の傾向で
      あるとかになると思います.進化的には性選択と言いますが、これは行き過ぎると生存
      に明らかな不利なレベルまで行ってしまう(クジャクの羽だとか)のでまだ適応度との
      どのような関係であるのか議論のあるところです.
      見た目の良さは内部的な有利さ(寄生虫に対する耐性であるとか)と関係するという説
      もありますが,外部から見たら苦し紛れの説明ですし.

      > 傾向は健康状態(それこそ血の巡りがいいとか)だったり、所得階層だったり、性格だったりするかもしれない。今はまだ分からないけれど、ある種のカルチャーかもしれない。

      所得階層に関しては今も昔も所得が高い方が子供が多く(「貧乏人の子だくさん」は人
      口学的には誤り),都市部は江戸時代も含めて出生率が人口を維持できないほどに低い
      ことは一般的な傾向のようです.(これから言えば出生率を上げるには地方の所得水準
      を上げて定着させるような施策の方が都会の家庭支援よりも有効)
      こういった人口動態は遺伝子の進化にはあまり影響がなく(全く違った人種集団からの
      人口流入は別),急激な環境の変化(主に疫病)があったときに持っている遺伝子によ
      って適応度に差が出て,その影響により遺伝子の頻度が影響を受けることがあるかもし
      れないと考えられています.
      今回の研究はそういった変化の,痕跡ではなく過程を見ている(かもしれない)という
      意味で新しい発見だと言えます.
      ただし,日記 [srad.jp]にも書いたように,適応度を決めるという遺伝子そのものは
      「おそらくあるだろう」というレベルであって、特定ができているわけではないのが少
      し(人によっては決定的に)弱いところで、各個人の遺伝型もあまり明確でないけれど
      もとりあえず決めているといったものなのでそれほど強い証拠が挙げられているわけで
      はありません.
      --
      kaho
      親コメント
      • by maia (16220) on 2004年09月21日 14時12分 (#625223) 日記
        「母親に何らかの傾向」とは、何らかの共通項で、置かれた環境も含んでます。まあ、それよりも、

        > こういった人口動態は遺伝子の進化にはあまり影響がなく(中略)急激な環境の変化...

        が主旨ですね。う~む。この場合は高地への(先祖の)移住が、進化学的には急激な環境の変化に該当するのかな。でも、それは衛生・医療水準が上がれば関係なくなってしまうかもしれないし、集団が高地に留まる限りでしか有効でない。人口動態が遺伝子プールに影響しないとしたら、それは単に間違ってるように思えますが...

        >種としてのヒトの数を決めているのは先進国ではないので

        いずれにせよ、ごく長期的に見た場合、(いつ、どんな破局があるかも分からないし)結果的にどんな遺伝子が残るかは、分かりません。どの集団が有利か不利かもあらかじめ分からないと思いますが。
        親コメント

長期的な見通しやビジョンはあえて持たないようにしてる -- Linus Torvalds

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