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どうやってQWERTY配列は主流となったか」記事へのコメント

  • 私も、HCIやUI関係の文献等から「印字ハンマーが絡まらないようにした説」を信じておりましたので、興味深く拝読させていただきました。大変勉強になっております。

    しかしながら、これはいくつかの問題に切り分けるべきなのではないかと思います。
    ざっと考えますと、
    1. QWERTY配列の決定がどのような由来でなされたものなのか。
    2. Dvorak配列はQWERTY配列よりも優れているのか。
    3. Dvorak配列のほうが優れているなら、なぜ広まらないのか。
    ということが挙げられると思います。

    1.については、安岡先生のお調べになったことが、現在まで通説化していた
    • 永野のBlogにコメントいただき、ありがとうございました。
      キーボード配列に関する通説をめぐる状況についてはあまりよく知りませんでしたが、大変参考になりました。
      私の主な関心事は、経営的な観点です。
      ロックインを成功させるためにはどうするか?
      他社によりロックインが
      • 「ロックインを成功させるためにはどうするか?」に対しては、私はやはり「寡占」しかないと考えます。で、「他社によりロックインが成功されている市場に対してはどのような戦略をもってあたるべきか?」については、Wagner Typewriter Company (のちのUnderwood Typewriter Company)の例を、ここでは挙げることにします。

        Wagnerが『Underwood No.1』をひっさげてタイプライター市場に参入したのは1897年のことで、Typewriter Trustによる寡占がほぼ完成した時期です。Wagnerの戦略は、Remingtonと全く同じキー配列を用いていながらRemingtonより良いタイプライター(frontstrike機構を完成したことで印字位置が見えるようになった)、という点にありました。キー配列を互換にすることで、Remingtonからの移行が容易なようにしていたわけです。もちろん、すぐにはTypewriter Trustの市場に食い込めなかったのですが、Wagnerは改良を重ね部品点数を少なくしていくことにより、さらに安価で故障の少ない『Underwood No.5』を1901年に完成します。結果から言えば『Underwood No.5』は、アメリカのタイプライター史上もっとも売れた機械式タイプライターとなるわけです。

        ただ、『Underwood No.5』はTypewriter Trustの寡占に風穴をあけたものの、QWERTY配列の普及に対しては手を貸すことになってしまっています。ここをどう捉えるかが難しいところですが…。

        親コメント
        • by HNagano (26180) on 2005年02月21日 23時04分 (#697122)
          ありがとうございます。
          「寡占」というのは、後から振り返ると寡占状態になったというのはわかりますが、どれだけ意図してそのような状態を作り出せるのでしょうか?
          所謂「ポジティブフィードバック」を通じた「自己組織化」が「寡占状態」を作り出すように思えるのですが、これは自ら意図したとおりに起こることは現実の経営を考えると少ないように思えます。
          親コメント
          • 確かに意図して「寡占」を作り出すのは、相当むずかしいでしょうね。Typewriter Trustの場合は、上位5社の株を3分の2以上買い漁るっていう、まさにカネにモノを言わせたやり方でムリヤリ成立させた上で、それらの間で特許を融通しあって残りの会社を完全に置き去りにする、っていう方法で「寡占」を成立させたわけですし。
            親コメント

あと、僕は馬鹿なことをするのは嫌いですよ (わざとやるとき以外は)。-- Larry Wall

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