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プログラマも、おなじ
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アレゲはアレゲ以上のなにものでもなさげ -- アレゲ研究家
諸行無常 (スコア:1)
既存のソフトウェアがGPLのもとに配布されるソフトウェアと
置き換えられていった場合、
自分の生計に多少なりとも影響が出ないとは限らない。
うまく変化に対応できるかは不安でもある。
弱肉強食 (スコア:2, すばらしい洞察)
手作業でものを作っていた職人たちのほとんどは、駆逐されてしまいました。
現在では、手作業でないとどうしてもできないものや、特別な高級品、
観光目的の伝統工芸など、ほそぼそと生き残っているだけです。
プログラマも、おなじ
Re:弱肉強食 (スコア:1, 興味深い)
>不安で当然だと思います。むしろ、資本主義の世の中で、
>不安のない業種や業界なんてあったら見てみたいものです。
GPLは資本主義とは違い共産主義的なものです。
共産主義は皆で作って皆で平等に共有する。
資本主義は資本家が金を出し、労働者が労働して稼ぐ。
資本主義での労働者は労働力を商品として資本家に高く
売るためにがんばるわけ。
共産主義は、労働者の気力が高ければ資本主義に負けない
いい製
GPLの目的 (スコア:2, すばらしい洞察)
「ハッカーが幸せにコンピュータを使える世界」
でしょう。
「共産主義(きょうさんしゅぎ)は、生産手段を私有から社会所有化することによって、貧富差のない平等な社会の成立を目指す社会理論および政治運動、イデオロギーを意味する。」
(資本論とか読んだことがないので、Wikipedia [wikipedia.org]より引用。強調はbakuchikujuuによる。)
ってのとは目指すものがまったく違います。
幸せにコンピュータを使える=自由にソフトウェアを作成・改造できる、ってのを実現するために
>我々の一般公有使用許諾の各条項は、次の事柄を確実に実現することを目的として立案されています。
>・ フリー・ソフトウェアの複製物を自由に頒布できること(そして、望むならあなた
> のこのサービスに対して対価を請求できること)。
>・ ソース・コードを実際に受け取るか、あるいは、希望しさえすればそれを入手する
> ことが可能であること。
>・ 入手したソフトウェアを変更したり、新しいフリー・プログラムの一部として使用
> できること。
>・ 以上の各内容を行なうことができるということをユーザ自身が知っていること
(GNU 一般公有使用許諾書 バージョン2より)
というGPLを定めた、とわたしゃは理解しているのですが。
#この手の議論は散々言い尽くされていると思うけど。
そりゃGPLなソフトの宣伝の仕方のせいですよ (スコア:0)
GPLでソフトウェア特許から防衛しソフト価格高騰を抑えましょうとか喧伝してりゃ
>貧富差のない平等な社会の成立を目指す
と勘違いされたって仕方ないでしょうが。
Re:そりゃGPLなソフトの宣伝の仕方のせいですよ (スコア:1)
>GPLでソフトウェア特許から防衛しソフト価格高騰を抑えましょうとか喧伝してりゃ
GPLを定めたFSFはそんなことは一言も言っていないかと…。自分が書いたプログラムににGPLを適用して公開している人もそんなことは言っていないでしょう。
そんなことを言う奴ははっきりいてアホです。そんな奴いるのか?…いるんだろうなぁ。orz
「GNU 一般公有使用許諾書」のどこを読んだらそんなふうになるのか?と小一時間問いつめたいところです。
Re:GPLの目的 (スコア:0)
>「ハッカーが幸せにコンピュータを使える世界」
>でしょう。
これってどこかで定められているんですか?
GPLってはたして全てのハッカーが幸せにコンピュータを使える世界を
作ることに関して適切でしょうか?
GPLの目的は「ハッカーが幸せに…」などという曖昧なものではなく、
単純に「全てのユーザがフリーで使える」だと思うのですが。
しかし、全てのユーザがフリーで使えることがハッカーを含む
開発者が幸せになれることにもなるかといえば、必ずしもそうではなく、
場合によっては不幸になることも多いと思います
Re:GPLの目的 (スコア:1)
>言い尽くされていません。
こちらの言葉が悪かったようです。これではまるで「勝利宣言」でしたね。
結論が出ているという意味ではありませんでした。同じような議論が各所で何度も繰り返されてきた、という意味です。過去に何度も紙面やWeb等で議論されてますし、現にここで議論してますし、本家のスレッド(閾値:4) [slashdot.org]でも"communism"という単語が何度も登場してますし…。そして、これからも繰り返されるのでしょう。
>>「ハッカーが幸せにコンピュータを使える世界」
>これってどこかで定められているんですか?
>GPLの目的は「ハッカーが幸せに…」などという曖昧なものではなく、
>単純に「全てのユーザがフリーで使える」だと思うのですが。
GPLの文章自体には明記されていません。GPLの文面上は単に、複製の自由・ソースコードの入手の保証・プログラム全体ないし一部を自由に利用できること、を定めているだけです。
GNUのエピソードに、Xeroxのプリンタのドライバに新しい機能を追加しようとしたがソースが非公開だったためにできなかった、というのがあります(参考:Stallman's talk at ETL [m17n.org]。このエピソードなどから、GPLを定めた目的が伺えると思います。
そもそも、#731532 [srad.jp]にてACさんが書いているように、GPLは決して単なるユーザのためのライセンスではありません。自分でコードを書かないただのユーザは眼中にないといってもいいでしょう。
>いずれにしろ、GPL=共産主義とまでは思いませんが、GPLの考えは
>共産主義社会の考え方とかなりの部分で一致しており、
>資本主義社会において共産主義的戦略を著作権・ライセンス
>という手段を持って実現しようというものですよね。
>そう明言はされていなくても、事実上やっていることは同じ。
GPLのどの辺が共産主義的なのでしょうか? 価格競争を生むメカニズムが弱いという意味で確かに資本主義的ではないでしょう。しかし、共産主義かと言われれば、それは違うと思います。
別に貧富の解消なんて目指しませんし、生産手段の国有化に関してはそもそもコンピュータソフトウェアには旧来の生産手段という概念が当てはまりませんし(コンパイラを生産手段と言う?)、中央政府みたいなのによる生産のコントロールもありません。
ただ、私は資本論も読んだことがないような共産主義に関しては表面的な知識しかない輩です。もっと深いところ・根本的なGPLと共産主義の共通点があればご教授願います。
もっとも、「例えば、ウェブサイトを見ても分かるようにStallman自身は強固な反商業主義者(と言われると当人は怒るかもしれないが)だが、」( [linux.com]
japan.linux.com | GNU GPL登場前夜より引用)ということなので、GPLが共産主義的といわれるのは仕方のないことなのかもしれませんけど。
>しかし、全てのユーザがフリーで使えることがハッカーを含む
>開発者が幸せになれることにもなるかといえば、必ずしもそうではなく、
>場合によっては不幸になることも多いと思います。
「全てのユーザがフリーで使える」というのがどのような範囲を指すかが不明確ですが、全てのソフトにGPL的ライセンスを適用することだとすればその通りだと思います。
しかし、幸いにも、全てのソフトがGPLedになる日は永遠に来ないでしょう。
Re:GPLの目的 (スコア:0)
>複製の自由・ソースコードの入手の保証・プログラム全体ないし
>一部を自由に利用できること、を定めているだけです。
以下の文章が「明記されている」に入らないのか、
それとも解釈が読む人によって違うのか。
>the GNU General Public License is intended to
> guarantee your freedom to share and change free
>software--to make sure the software is free for
> all its users.
確かに「使える」とは書いてませんが、共有できる、
変更できるとは書いてありますね。
共有はで
Re:GPLの目的 (スコア:0)
> 単純に「全てのユーザがフリーで使える」だと思うのですが。
だったらソースの入手性を保証する/させることのみに全力を注ぐようなライセンスにはなりません。
GPLはあくまでソースを読めるユーザ(=ハッカー)のためのライセンスです。
Re:GPLの目的 (スコア:0)
って事の実現手法として取った手段が共産主義的手法(ソースコードの社会的共有)であるって事なんだと思うけど?
だから
Re:GPLの目的 (スコア:0)
目指してると思うんだけどね。
貧富の基準がお金じゃなくてコードと知識になっただけで。