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クラックを法規制強化で止められると思ってる奴は頭がおかしい -- あるアレゲ人
サルファ剤と同じ機構 (スコア:2, 参考になる)
この経路は、2水素プテリンとp-アミノ安息香酸とグルタミン酸から、2水素葉酸を経て、4水素葉酸を作り出す経路です。細菌などはこの経路で葉酸を自ら作り出しますが、動物細胞はそもそも葉酸自体をビタミンとして外から摂取してますから、この経路が存在しないため潰しようがなく、そのために細菌に特異的に作用します。
この経路に働くものには、ドマクが開発した(初めて実用化された近代的抗菌薬と言ってもよい)サルファ剤や、結核菌の治療に用いられたPAS(p-アミノサリチル酸)やトリメトプリムがあります。ただ、今回のは生物由来である(=真の意味で抗生物質である)という点だけは目新しいかな、という印象です。尤も、経路のどの点に作用するかはタイトルだけでは分からないので、それがサルファ剤やトリメトプリムなど既存の薬剤とは異なるのであれば、併用することで効果が倍増することは期待できます。
上で出ている耐性菌についてですが、基本的には臨床に投入されたら一年後にはもう耐性菌が現れると言っていいです。葉酸代謝経路阻害剤も例外ではありません。実際には病原菌が耐性を獲得するのにはもう少し時間が掛かりますが、数年のうちには最初の症例が出るとみてかまいません。
ただ、それはもう当たり前の運命なので、それを勘定に入れてどの程度使えるか、ということになるのですが、少なくともMRSAに有効なのであれば、現在MRSAの治療に用いられているバンコマイシンの代わりに使える可能性があります。特にバンコマイシンに対する耐性をも獲得したMRSA(VRSA/VISA)が現れていることでもあることですし、その治療に有効なのであれば有望だろうと思います。
ただまぁ、実際に使い物になるかどうかは、これから安全性試験などをやってからになるので…。