アカウント名:
パスワード:
より多くのコメントがこの議論にあるかもしれませんが、JavaScriptが有効ではない環境を使用している場合、クラシックなコメントシステム(D1)に設定を変更する必要があります。
海軍に入るくらいなら海賊になった方がいい -- Steven Paul Jobs
秀明の言い分もあるんだろう (スコア:1)
今時の教育カリキュラムが、実用的ではないことぐらい学校を営んでる側は判ってるはず。秀明がこの期にこういった主張をするのは、入試を前提とした学歴社会の肯定を表明してるんじゃないかと思うんです。
学歴社会が、(本来の理想から思いっきりハズれてる事を考慮に入れても)科挙制による人材登用の延長上にあることは、世襲制の登用に対する世間一般の嫌悪感をみれば判ると思います。学歴社会こそが雇用機会均等の平等をもたらしたのだと・・・教育する側の言い分はこんな感じじゃないかな。世襲制の登用や雇用がデフォルトっていう国なら、国家としてちゃんと機能するかどうかすら怪しいから三流といわれても甘んじるしかないでしょう。
じゃあ、学歴社会がなぜ疎んじられるかといったら、現代の学歴と呼ばれているものが、教育歴でしかないからでしょう。学ぶことと教育を受けることは本質的に別物で、科挙制が判じようとしたのも、なにをどれほど学んだかであって、なにをどれだけ教えられたかではなかったはずです。
ゆとり教育とかいうものが、雇用のパラダイムを科挙制以前の時代まで戻す可能性は無いと思うんですけどね。三流国に落ちるかどうかは、教育制度以外の別な要因も必要でしょう。
秀明のコピーは、是非はともあれ、親の欲目にかなってはいるだろうし、こうした議論も喚起できた以上、秀明側の思惑通りの展開を生んでいると思います。