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専門家は悪口は書けないでしょうねぇ。
専門書の場合、著者も評者も同じ分野に属しています。とくに学術書の場合、同じ学会に属していて、お互い顔見知りだったりするでしょう。実際、陰でボロボロにいっている本であっても、書評を頼まれた場合、あたりさわりのない褒め言葉を書くのが普通。良心的な人は、そもそも書評を引き受けないでしょうが、実社会のしがらみもあって、引き受けざるをえないこともあります。本当の意見は、文章の端々に、それとなく、匂わすことができる程度。
誰が書評を書いているか、というのはある種の規準になりえます。ちゃんとした人が書評を引き受けるということは、著者もそれなりにちゃんとしていることが多いでしょう。ただ、肩書きの立派な人がちゃんとしているとはかぎらないのが問題。
ブログサイドで専門家を選ぶとしても、匿名で書いてもらえば、それなりの効果は期待できます。しかし、狭い世界の場合、文体や書いてある内容で、誰が書いたかかなり正確にわかるのも事実。(それに、批判的な書評は、そもそも、本屋さんのサイトでは無理。)
学術論文の査読レポートは、完全匿名ですが、これとて、100パーセントの匿名性は確保できません。査読レポートを読むと、誰が書いたかわかることはしばしばあります。その分野の専門家が世界に20人くらいしかいないケースだと、そもそも、ほとんど全員顔見知りだし。とかく、同業者の評価はむずかしい。
匿名が確保されれば本音を書くというものではありません。
啓蒙書を評価するのに必要な専門知識は普通その領域の良書を10冊程度読めば身につくので,(超ひも理論などの最先端領域は別ですが),それに書評者自身の専門領域において培った分析能力を組み合わせれば,本好きにとってはためになる書評ができあがります. (これでも,一般人にとっては専門的すぎて,よく分からない場合もありますが.)
専門家の書いた書籍を専門家同士で書評しても,普通の人には何の参考にもならないでしょう.(そもそも,普通の人には何が書いてあるかすら分からないのでは?)
新聞や雑誌の書評のWeb版で,掲載されるのは一般書籍というところでしょう.
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にわかな奴ほど語りたがる -- あるハッカー
専門家ははっきりいえない (スコア:3, 参考になる)
専門家は悪口は書けないでしょうねぇ。
専門書の場合、著者も評者も同じ分野に属しています。とくに学術書の場合、同じ学会に属していて、お互い顔見知りだったりするでしょう。実際、陰でボロボロにいっている本であっても、書評を頼まれた場合、あたりさわりのない褒め言葉を書くのが普通。良心的な人は、そもそも書評を引き受けないでしょうが、実社会のしがらみもあって、引き受けざるをえないこともあります。本当の意見は、文章の端々に、それとなく、匂わすことができる程度。
誰が書評を書いているか、というのはある種の規準になりえます。ちゃんとした人が書評を引き受けるということは、著者もそれなりにちゃんとしていることが多いでしょう。ただ、肩書きの立派な人がちゃんとしているとはかぎらないのが問題。
ブログサイドで専門家を選ぶとしても、匿名で書いてもらえば、それなりの効果は期待できます。しかし、狭い世界の場合、文体や書いてある内容で、誰が書いたかかなり正確にわかるのも事実。(それに、批判的な書評は、そもそも、本屋さんのサイトでは無理。)
学術論文の査読レポートは、完全匿名ですが、これとて、100パーセントの匿名性は確保できません。査読レポートを読むと、誰が書いたかわかることはしばしばあります。その分野の専門家が世界に20人くらいしかいないケースだと、そもそも、ほとんど全員顔見知りだし。とかく、同業者の評価はむずかしい。
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:2, 興味深い)
専門家やプロの小説家が好きな本ベスト10ってな書評してくれたら、”おもしろそうやな”って買ってしまいそうなんだけど。
# 辛口より甘口が好き
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:1, 興味深い)
ドン・キホーテの「論争」 [amazon.co.jp]
お薦めです。
> 匿名で書いてもらえば、それなりの効果は期待できます。
匿名にかこつける馬鹿は自称「専門家」にもいるので、期待できません :P
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:2, 参考になる)
http://www.excite.co.jp/book/news/00021121493609.html
こんな話もあるのでそれはそれで面白いかもしれません。
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:1)
匿名が確保されれば本音を書くというものではありません。
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
おっしゃるように編集者の信頼を失いたくなくて、ちゃんとした査読をしようというインセンティブはありますね。
しかし、とんでもない査読レポートを書いて、編集者の信頼を失う査読者というのは、結構います。内容を理解せず、思いこみだけで"wrong"と断言するようなレポート。
編集者(準編集者)は、自分が選んだ査読者なので、擁護せざるをえない。必死に擁護しながらも、編集者の語調から明らかに査読者がまち
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
専門家の書評を載せるとはあるが、書評の対象が自分の専門分野の専門書であるとは
どこにも書いてないように思うんだがおれが見落としてるのかしらん。
そんなレビューならば、そんなサイトに頼
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:1)
...という時点で素人に近い人であって、専門家ではないですよね。
「ゲーム脳の恐怖」なんて本も、誰に書評を書かせるかで評価がずいぶん変わると思いますね。
となると、Amazonとの違いは匿名性か否か位しかないようですが、いわゆる有名人が書評するならそれはそれなりに意味があるかも。
ただし芸能人(アイドルとか)なんぞに頼んだら、ゴーストライターが書いてしまって、全然意味なかったりして。(芸能人もピンキリですがね)
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
啓蒙書だって書くのは大抵その筋の人ですから、悪いことを書きにくい点では変わらないでしょう。
> 畑違いの分野の異なる立場から見た評なんかの方に期待したいんだけど。
畑違いの分野の書評を書かせるならわざわざ専門家を連れてくる必要はないのでは?
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:2, すばらしい洞察)
啓蒙書を評価するのに必要な専門知識は普通その領域の良書を10冊程度読めば身につくので,(超ひも理論などの最先端領域は別ですが),それに書評者自身の専門領域において培った分析能力を組み合わせれば,本好きにとってはためになる書評ができあがります. (これでも,一般人にとっては専門的すぎて,よく分からない場合もありますが.)
専門家の書いた書籍を専門家同士で書評しても,普通の人には何の参考にもならないでしょう.(そもそも,普通の人には何が書いてあるかすら分からないのでは?)
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:2, すばらしい洞察)
Re: "専門家の" (スコア:0)
最近、どこぞの小遣い稼ぎ本に影響されたblogの
小学生に劣る感想文「~読んだ」リンクのおかげで
ネット上で書評って言えるものは相対的に減った気ガス。
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
元記事読んでも分からないんだけど.
専門家じゃなくって有名人が書評書くだけなんだから,気にすること無いでしょ.
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
新聞や雑誌の書評のWeb版で,掲載されるのは一般書籍というところでしょう.
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
嫌韓論なんかは、存在自体が無かった事にされていますからねぇ・・・。
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
「わかりやすい極論」が広まっちゃいますよ。
「信頼できる論者」というのも相対的なんだよね。
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
頭の悪い大学生のレポートのようなゲーム脳を延々と特集したのもそうだったが、
実際に書籍の売上で一位を
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
すると幸福の科学や創価学会の教えも正しいわけですね。マスメディアは特集しないといけませんね。
Re:専門家ははっきりいえない (スコア:0)
>すると幸福の科学や創価学会の教えも正しいわけですね。マスメディアは特集しないといけませんね。
キミの中では「存在を認める(拒否しない)」=「正しさを証明している」なのか・・・?
つまり(主観的
偏ったマスメディア? (スコア:0)
# って提案が(確か自民党から)あった筈なんだけど、
# 既存マスメディアから何故か反対されたんだよなぁ。
# 偏ってないフリを続ける方がプロパガンダには都合がいいのかなぁ?
なるほどー (スコア:0)
そもそも、韓流(←変換できない)なんて2chとか個人ブログでしか論じられてないでしょ? 存在しないんですよ。