最近出ていた、OPERATION DEEP SCOPE [at-sea.org]についての記事には、このプロジェクトの撮影に使われている機材が、深海の生物達のデリケートな目に与える障害がより少ない、「深海の生き物達の目には見えない非常に低いレベルの赤外線」を用いる「Eye-in-the-Sea」というシステムで、生き物達の自然の状態に近い姿が捉えられている、という記述が有りました。
by
Anonymous Coward
on 2005年09月29日 23時17分
(#806347)
Proceedings of the Royal Society Bにある論文 [royalsoc.ac.uk]によると、彼らが使ったのは極地研とリトルレオナルドが開発したデータロガー(おそらくDSL-1000DV)です。これはアザラシに装着して「自然の」海中の様子を撮影するためのものです。光源はフラッシュ(普通のものかどうかはわかりません)で内蔵コンピュータとシンクロした発光をするので、少なくとも1枚目は自然の様子なのでは。
先生 質問です (スコア:2, 興味深い)
撮影されたイカの様子は、どの程度「自然なもの」なのでしょうか?
最近出ていた、OPERATION DEEP SCOPE [at-sea.org]についての記事には、このプロジェクトの撮影に使われている機材が、深海の生物達のデリケートな目に与える障害がより少ない、「深海の生き物達の目には見えない非常に低いレベルの赤外線」を用いる「Eye-in-the-Sea」というシステムで、生き物達の自然の状態に近い姿が捉えられている、という記述が有りました。
このプロジェクトはメキシコ湾で行われているものですが、潜水艇の最大深度が3000フィート(900メートル程度)なので、状態としては今回の撮影深度と同じよう
Re:先生 質問です (スコア:1, 参考になる)
Re:先生 質問です (スコア:0)
今回ご紹介いただいたDSL-1000DVは、メーカーが仕様を見せてくれないので、いささか悔しい想いをしています。
この話の前段として、Monterey Bayで新種の「Siphonophore(クダクラゲ) [ucsd.edu]」が採取された話が有りまして … 触手に赤い光点が存在しており、それが疑似餌として働いている、という推定がされていた記事です。深海の赤い光 … それを感じる他の生き物も存在する事が暗示されています。