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目玉の数さえ十分あれば、どんなバグも深刻ではない -- Eric Raymond
VMWareイメージも (スコア:3, 参考になる)
LiveCDやVMwareイメージでの提供もされているようですね。
20代の自分にはMINIXというと、名前だけ聞いたことのある
過去のモノ、という印象が強かったのですが、こういう
配布形態を用意してきたということで、それが若干
払拭されたような気がします。
それとも、元々教育用であったことを考えるとこの配布形態は
至極当たり前なのでしょうか。
Re:VMWareイメージも (スコア:4, 興味深い)
だもんで、386化するのに大いに難儀したといういきさつからLinuxが支持を得た、という経緯があったと思います。
それはさておき、デバイスドライバがユーザー空間で走るなど、OSとしても意欲的な構成じゃないですか。
GNU Hurdもこっちに乗り換えて欲しかったり:-)
-----------------
#そんなワタシはOS/2ユーザー:-)
Re:VMWareイメージも (スコア:3, 興味深い)
しかし当時はそれでは性能が出なかった。
というのもLinusがモノリシックカーネルに固執した理由の一つでしょう。
バーチャルマシンブームの今なら、ハードウェアのサポートも期待できるし、また流行するかも知れませんね。
Re:VMWareイメージも (スコア:2, 興味深い)
AVG anti-virus data base out of date
Re:VMWareイメージも (スコア:3, 興味深い)
モノリシック=GPL、マイクロカーネル=BSDな傾向が?
# そういやMonaも...
Re:VMWareイメージも (スコア:2, 興味深い)
OSそのものに「研究者が愛用してきたOS」という感じがしますよ。
そして、マイクロカーネルは結構「歴史が浅い」わけですから、
「研究用途から発展したものが多い」のだと考えると、
BSD系が多いというのはそれなりに納得できるような気がします。
UNIXという区分で元祖BSDと本家SystemV系を比較対象にもってきてGNUシステムを見た場合、
GNUが目指していたシステムの利用感、いわゆる古いLinuxで実現されている環境は
かなりBSDっぽいという意見も聞いたような気がします。
もしかするとSlackwareあたりのことを言っているのかもしれませんが。
Re:VMWareイメージも (スコア:1)
http://groups.google.com/group/comp.os.minix/msg/d12a0dde04b7f232?hl=en
Re:VMWareイメージも (スコア:1, 参考になる)
Linuxが支持されたのはMInixはあくまで教育用なので教育用として無駄な機能追加などは行わないという方針を貫き通したからです。
Minixに触れた多くの人は教育用ではなく実用に供することのできるUnixクローンが欲しかったのです。386BSD, FreeBSD, NetBSD が誕生してからはそちらに期待がかかったわけですが、例の訴訟で開発停滞があって Linux がその間隙を縫って伸びてきたってな感じです。
Re:VMWareイメージも (スコア:0)
>例の訴訟で開発停滞があって Linuxがその間隙を縫って伸びてきたってな感じです。
見方にもよるんだろうけど、訴訟の決着があらかたついた時期とLinux 1.0が出た時期は同じくらいだと思うから、スタートラインはそんなに違わないと思う。というか、BSDの方が実績あったわけだし。今のLinuxだって訴訟を抱えてるわけだし(深刻度が違う気がするが)。
#以前、FreeBSDがLinuxより普及しなかったのはコミュニティの閉鎖性にあるんじゃないかと言って怒られたのでAC
Re:VMWareイメージも (スコア:2, 参考になる)
1994年01月 USLのUCBに対する訴訟が和解
1994年03月 Linux 1.0
1994年03月 4.4BSD Lite
1994年07月 FreeBSD 1.1.5.1(最後の4.3BSD NET/2版)
1995年01月 FreeBSD 2.0(初の4.4BSD Lite版、結構不安定)
1995年11月 FreeBSD 2.1(ここまで来て結構安定した)
って流れですから、FreeBSDが黒くなってから
クリーンで安定したものが出るまでに2年近くかかってます。
その間に Linux 1.0 が発表され、Linux が台頭してきたのは確かかと。
Re:VMWareイメージも (スコア:1, 参考になる)
ioparm()のような無茶なことも可能です。
しかしBSDには古くからの歴史と流儀がある。
「こういう場合は必ずデバイスドライバ経由で扱え」
とか、必ず言われるわけです。
Linuxってのはそういうものを無視して
「とにかく面白そうなら作って発表してしまう」
という活気というか、若さというか、無鉄砲さがあったと思います。
カーネルレベルでWebサービスを高速処理してしまおうとか、
javaのバイナリを直接サポートしてみようかなとか、
盛り込まれたけど結局消えていった拡張は結構あります。
基本的にUNIXとしては「アプリケーションが移植できて使えればいいじゃないか」と、
その上で、「もっと便利にできるんならどんどんやって作りなおしてみよう」
みたいなスタンスなんでしょう。
それを使うユーザのほうも、
「何も知らない奴は俺のところに来い、俺も知らないけど心配するな、そのうち何とかなるだろ〜♪」
みたいな感じで布教していったような気がします。
Re:VMWareイメージも (スコア:2, 興味深い)
当たり前とは言えないけど、お金のない学生に取って、MINIX用のマシンを用意しなくてすむから敷居はだいぶ低くなりますよね。今も非常に強い教育志向だと思います。
もう15年も前、ASCIIから出ていたMINIX本を見ながら「メッセージ・パッシングの現場の様子を目で見る」のが楽しかったのを思い出します。MINIX 3もサイズは"extremely small"だそうで、完全なOSとして必要なこと全体を把握しやすいように作られているんだろうと思います。
ちょっと見てみようかな。
# 4000行か...。科研費を書き終わったら見てみよう。
Re:VMWareイメージも (スコア:2, 興味深い)
MINIXの配布しているイメージは先日の無償バージョン [srad.jp]で使えるのでしょうか
これを期にMINIXを…、と言うわけではないのですが
このような配布の時に使えるものなのかな~って思ったもので
Re:VMWareイメージも (スコア:2, 参考になる)
http://www.minix3.org/doc/faq.html#simulators [minix3.org]
Re:VMWareイメージも (スコア:1)
見に行ってみれば良かったのですね
ありがとうございマスです。
Re:VMWareイメージも (スコア:1)
Re:VMWareイメージも (スコア:0)
/bin にある [ ってファイルは何だろう?
中身は cd コマンドと同じなんだけど(笑)
実行方法も分からない。orz
あと、サスペンドが使えませんね。
vi 中にサスペンドさせようとすると、ログアウトするし。
Re:VMWareイメージも (スコア:0)
UNIX(およびその派生)を使ったことは無いのかな?
man [
すればわかりますが、test コマンドです。
シェルスクリプトを、見やすく(書きやすく)するためのシンタックスシュガーのようなもの。
普通のUNIXなら test へのハードリンクなんですが、これは…シェルスクリプトになってますね。
さらには /bin/cd が存在して、しかもシェルスクリプトだというのは、UNIX使いからするとかなり異様な感じ。(普通はシェルの組み込みコマンドとして実装)
Re:VMWareイメージも (スコア:1)
POSIX 的には、cd も外部コマンドとして存在する必要があったかと思います。
ただし、外部プログラムでカレントディレクトリを変えても呼び出し元は変わりませんので、
本来の目的としては意味無しです。
指定したディレクトリが存在するときは成功するので、
ディレクトリの存在チェックには使えたかと。
Re:VMWareイメージも (スコア:1)
シェルにカレントディレクトリの変更を依頼するメッセージをとばす。
みたいなコマンドにすれば解決?
せっかくマイクロカーネルなんだからさ。メッセージで会話しようよ!
Re:VMWareイメージも (スコア:1, おもしろおかしい)
> UNIX(およびその派生)を使ったことは無いのかな?
UNIX はバリバリ使ってますが・・・
> すればわかりますが、test コマンドです。
知りませんでした。
ありがとうございます。
ちなみに HPUX, AIX, SunOS には /bin, /usr/bin の下に [ なんてファイルはありませんでした。
man [ も無かったです。
linux にはありました。
test コマンドへのシンボリックリンクになってました。
今気づきましたが、MINUX では、12個のコマンドが、同じハードリンクになってますね。
[ cd command echo expr false getopts read test true umask wait
Re:VMWareイメージも (スコア:2, 参考になる)
if [ -f foo ]; then …
って書いた時は、実は、
> [ -f foo ]
すなわち、
> test -f foo ]
というコマンドが実行されて、その実行結果の真偽を判定している、と。
この手のよく使うコマンドについて、イチイチ別プログラムを実行するのはオーバーヘッドが大きいので、
最近のシェルでは、built-in な内部コマンドになっていることが多いです。
で、そうなると、内部コマンドに用意されたものは、外部コマンドとしてはもう不要なわけですが、
POSIX 的には外部プログラムとして存在することを要求しているので、おそらくそのために、
> 今気づきましたが、MINUX では、12個のコマンドが、同じハードリンクになってますね。
> [ cd command echo expr false getopts read test true umask wait
といったものを用意しているのでしょう。
おそらく、中身は、内部コマンドとして $0 を実行するようなシェルスクリプトになっているのではないでしょうか。
環境変数に結果を返す getopts と read なんかは、外部コマンドとしてはたぶん完全に意味無しですね。
Re:VMWareイメージも (スコア:1)
少なくともSunOS 5.8あたりでは、ファイルなくてもsh(1)で[ は
使えるようです。これは、内部コマンド化されているからです。
また、外部コマンドのtest(1)もリンクを張ると [ としてもちゃんと動作します。
そもそも、/etc/init.d以下の起動スクリプトで、[ を使いまくり。:-)