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UNIXはただ死んだだけでなく、本当にひどい臭いを放ち始めている -- あるソフトウェアエンジニア
下請け (スコア:1)
日本で同じようなことをやってもたいして儲からないのは当たり前でしょうね。
それよりも当人達は「アニメが好きでやっている」からいいんじゃないかと思いますが、嫌な仕事をやっているよりもずっと幸せであるという見方もできるような気がする。
Re:下請け (スコア:4, 参考になる)
各社は自分の所にそれが波及するのを恐れて外国への外注を押し推める結果になったとかorz
声優の世界も似たようなもので、90年代の中ごろに声優たちがストライキやったらばっさり首切って、今のマルチタレント路線で新人を使い捨てで安く働かせる実態に至るそうなorz
これらは「好きだから」だけでは喰っていけないアニメ業界の実状を究めて良く反映しているような感じがしますがね。
結局儲かるのはコンテンツホルダーであるDVDベンダーや出資した商社とそこにたかる連中で、末端はおろか制作を請け負ってる会社にも十分にお金が行かないのは異常ですわな。
ま、自動車産業なんかのような工業も似たような所があるけど。
Re:下請け (スコア:2, 興味深い)
素人の推測ですが、
そこでコストを下げる方向でなく、技術力と生産性の向上に目を向けなかったのが現状の問題の一因ではないでしょうか。
例えば
・CG導入促進
・芸術的センス、ストーリー性の向上
など。
これは人材育成段階からの取り組みが必要でしょうし、
教育・訓練制度の整備などの面で、国内での取り組みが全体的に甘かったのだと思います。
(CGを多用した海外製TVアニメなどを見かけるたびにそう思うんですが、皆様はどうでしょう?)
とりあえず、今現場で働いてる方々の国際競争力をどうやって上げるか、今後供給されるだろう人材のレベルをどうやって上げるのか、そういう戦略も欲しいと思います。(もちろん、生活水準向上の戦略も。)
-------
s-kei % 世界を楽しませよう
Re:下請け (スコア:1, 興味深い)
(略)
> ・CG導入促進
(略)
> CGを多用した海外製TVアニメなどを見かけるたびにそう思う
コンピュータ彩色は日本でもかなり導入が進んでますし、
ここでの「CG」というのは、単なるコンピュータ彩色ではなく、
3DCGなどのCGI=Computer Generated Imageのことだと思いますが、
ちょっとだけ意義を唱えておきます。
海外でのCG導入は、技術力向上というよりもコストダウンのため、って傾向が強いです。
要求される品質を実現するのに、CGの方が安く作れるからCGを導入する、って感じで。
一方、日本では、手描きでできないことをCGで肩代わりさせる、って方向で、品質というか表現能力を向上させるためにCGの導入が始まったんですよね。
しかも、海外というかフルアニメの場合、手描き→CGへの移行はそれほど難しくないのですが、
日本の場合、リミテッドアニメなどの独自の技法がいろいろ有るため、
それに合うようなCGを作るというのは技術的難易度が高い、というのがあります。
CGは金田アニメが再現できないからダメだ、とか。
#隣の業界なのでAC
Re:下請け (スコア:1)
> ここでの「CG」というのは、単なるコンピュータ彩色ではなく、
> 3DCGなどのCGI=Computer Generated Imageのことだと思いますが、
いや、漠然としたイメージしか持ち合わせておりません (^^;
ただ、既に10年ぐらい前になるでしょうか、現場にコンピュータを導入したいがカネが足りない、という話を聞いたことがあります。今からでも、
・労力軽減のため
・新しい表現手法導入のため
の両方の目的で導入がもっと促進されるといいな、と思って書きました。
> 日本の場合、リミテッドアニメなどの独自の技法がいろいろ有るため、
> それに合うようなCGを作るというのは技術的難易度が高い、というのがあります。
同意します。日本アニメでのCGの使い方には独自の良さがあると思いますし、最近の作品でも、試行錯誤の跡が忍ばれますね。
海外勢に対抗する意味でもCGの利用は増えるでしょうし、人材を育てて業界全体の価値向上を図って欲しい、と思うのですが…。
Re:下請け (スコア:1, すばらしい洞察)
コンピュータでソフトウェア受託の業界も、90年代後半に勧告や中国にコーディングを発注するようになって(これがまた成功しないパターンが多いけど)国内のコーダー/プログラマの賃金が一気に下がった過去もありますしね。
かとおもえば、そのプロジェクトマネージャやディレクタと称される方々は、切り盛りもできてないのに1000万プレイヤーというのも珍しくないですよ。
…まあ、資本主義社会は損^H^Hそんななもんだといえば、そうなんでしょうけど。
ある知っている会社なんて、いつの間にか正社員は上記のディレクタと呼ばれる人ばっかりで、プログラマは全部 中国のスタッフ・・・でシステムの品質が低下という状況に陥ってますわ。
#ちょっとヤバイのでAC *_*
Re:下請け (スコア:2, すばらしい洞察)
安い賃金でこき使っているという図式ともとれるので、
高い給料で質の高い物を生産できるようになるのが理想では
ないかなあと私は思っています。
Re:下請け (スコア:1, すばらしい洞察)
> ないかなあと私は思っています。
そんなこと言っても金は有限なわけで。
どうにかしたければ作品の単価を上げるか、
他を削って作画サイドにより多くの金を回すようにするかですよね。
安易に単価を上げるとスポンサーにとってアニメが魅力的な商品ではなくなり、
製作本数が減って仕事自体なくなってしまう危険もあるし。
どんどん単価を上げていって、大金を落とすマニアにしか
アニメが届かなくなってしまうのも悲しい。
# あ、いいこと思い付いた。HDDに「私的アニメ録画補償金」をかけるってのはどう?
Re:下請け (スコア:0)
今は粗製濫造気味だと思うし
なにより本数が多すぎて見るのがおっつかないし。
Re:下請け (スコア:0)
本数が減っちゃったら仕事が減ってアニメーターが供給過剰になるので、
労働条件が上がる方向には行かなくなってしまいます。
Re:下請け (スコア:0)
Re:下請け (スコア:0)
外国の安い人件費がよく引き合いに出されますが、国内だけでも別の問題がありまして。今までクリエイティブな職種は敷居が高かったのですが、専門学校の乱立やアマチュア機材の発達で敷居が低くなってしまいました。これにより、次々とダンピングが始まり、コストが標準的だったはずの事業者は商売がやっていけなくなり撤退に追い込まれます。これはアニメに限ったことではなく、音楽・音響・映像等々すべてに当てはまります。
ちなみに、ソフト開発もそうですね。困りました。
というわけで撤退した者なのでAC
Re:下請け (スコア:2, おもしろおかしい)
Re:下請け (スコア:1)
#何か違う
---にょろ~ん
Re:下請け (スコア:0)
Re:下請け (スコア:1, 興味深い)
夢を持った若者を使い潰すような事をしてて、アニメ業界の空洞化とかは起こらないのかねぇ…
Re:下請け (スコア:1)
最近のアニメのスタッフロールを見ると 空洞化進行中 という気がしますが.
Re:下請け (スコア:1)
世界に冠たる日本のアニメ・・・とか言いますけど、
内向きの世界に入るのは容易い訳で(それで国内で売れない訳ではない事がポイントなのでしょうが)、
本当に世界で売れるには・国内でもっと売れるには、オタク文化から離れる必要もあるんじゃないのかなぁ。
その為には賃金アップを・・・その為には市場拡大を・・・と
鶏が先か卵が先か、の問題に陥るのでしょうけど。
それはどの産業でも一緒か。
あまりオタク的文化に興味がない私にとっては、大多数のアニメは面白くないんですよね。
せっかくある技術を生かしてないような気が。
Re:下請け (スコア:0)
みんな手塚が悪いんだ!!
...といってみるテスト
Re:下請け (スコア:4, 興味深い)
どういうことかというと、
手塚がテレビアニメを安価に引き受けたことで低賃金路線が決まったという言い分はおかしい、なぜなら、
40年代までにアニメータとして活躍していた今の50~60歳のベテランが中堅だったころは、一般人に比べて極端に貧乏だったわけではなかったからだ、と。
真の原因は、庶民の給与水準の上昇に見合った賃金向上を果たせなかった、手塚以降の人間たちにあるのだ。
…とか、そんな話でした。
Re:下請け (スコア:0)
当時における子供番組の制作費の水準からすれば数倍に近く、けして安い制作費ではなかったという風に手塚本人がエッセイの中で語っておりました。ま、もちろん30分アニメの対価としては安かったわけですが。
Re:下請け (スコア:0)
Re:下請け (スコア:0)