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ニコン、フィルムカメラから事実上の撤退」記事へのコメント

  • by Anonymous Coward on 2006年01月12日 20時34分 (#863620)
    デジタルになって、撮像面に映る画像をそのまま利用できるようになったのに、
    なんで未だに跳ね上げミラーとプリズム使ったファインダーを残す必要があるんだろう?ってこと。
    なんか利点あるの?
    • by volatile (27445) on 2006年01月13日 14時31分 (#864066)
      未だに一眼レフにするのは以下のような技術的理由によります.

      ・撮像素子の画素数や物理的サイズが大きく,毎秒数十枚の画像を
       読み出すのが困難な構造の撮像素子が大半(フジはそれが出来る
       ものを作っていて,S3pro に搭載していますが,そのときの読み
       出し画像の解像度は低下します).

      ・撮像素子の構造によっては,露光後,撮像素子の映像を読み出す
       間は物理的に遮光せねばならないものがある.また,物理的に遮
       光する必要がない素子でも,遮光することによりスミアの発生を
       抑制することが出来る.

      ・撮像素子から映像を読み出すようにすると撮像素子への通電時間
       が増えるため熱を持ち,ノイズ(熱雑音)が増える.
       上述の S3pro でも撮像素子の映像表示時間に制限があります.

      ・上記と同様の理由により電力の消費が大きい.

      ・オートフォーカスを行うために,撮像素子から出力される映像を
       用いる用法は一眼レフで用いられている方法(位相差検出方式)
       に比べて性能が劣る.撮像素子の映像を用いる方法ではピントが
       合っている度合いを求めることが出来るが,レンズをどちらへ
       回せばピントがより良く合うかどうかを求めることが出来ない.
       それに対し,位相差検出法では物理的な駆動なしに一度の判定
       でレンズを駆動すべき向きと量を求めることが出来る.位相差
       検出法を利用するためには,レンズと撮像素子の間にミラー等
       の物理的に待避する機構が必要になるし,その機構のために
       AF測定中は撮像素子上に陰が出る.

      ・EVF ではファインダスクリーンに比べてピントの確認に難があ
       る.EVF の解像度が 1000万画素などになるのなら別ですが..

      というようなことがあります.

      親コメント
    • 高画素になると特に、
      撮像面の情報が撮像面末端の読み出し部分に届くまでに
      途中の素子から受ける干渉が問題になります。
      メカニカルシャッターで遮蔽した方が安定した読み出しが可能になるということです。

      って説明でよかったかな。
      --
      〜後悔先に立たず・後悔役に立たず・後悔後を絶たず〜
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    • by TarZ (28055) on 2006年01月12日 20時52分 (#863641) 日記
      究極的にはないんじゃないでしょうか。EVF(電子ビューファインダー)だと、
      まだちょっと表示の時間差があって気持ち悪いですが、技術が進めば解決
      できると思います。

      ミラーがなくなればミラーショックはなくなるし、レンズ設計上の自由度も上がるし、
      メリットは非常に大きいでしょう。

      例えば、撮像面と後玉の間にミラーがなくなれば、ホロゴン [c-creators.co.jp]のように
      後玉~撮像面が非常に近いレンズも使えることになります。
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      • by Li on (9067) on 2006年01月12日 21時29分 (#863664) 日記
        さらに究極的には撮影時にピント調整すら必要の無いインテグラルタイプ [goo.ne.jp]ですかね?
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        • by Anonymous Coward on 2006年01月12日 22時06分 (#863683)

          うわー!これ知らなかった!この技術はいずれ、すべてのデジカメ普及機で利用されるでしょう。機械的可動部分が無くなれば、コストダウンの限界がほとんど無くなりますから。

          世に名高い技術系サイト「今日の必ずトクする一言」 [coara.or.jp](閉鎖したが、実はちょくちょく更新中)で、2002年6月 [coara.or.jp]に、このような予想がありました。

          レーダーからお椀が無くなったように、レンズもフェーズドアレイ受光素子によって駆逐されてしまう可能性もある。。。少なくともデジカメメーカーがそこまでのパースペクティブをもっているとはとても思えないが。

          まさかこんなに早く実現していたとは…。

          これは当たったのでしょうか?外れたのでしょうか?この技術がデジカメメーカからは世に出なかったという部分は、当たりだったような気がする。あとは普及を待つだけか?!

          どなたか元コメントに+モデをあげて下さい。

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        • by uxi (5376) on 2006年01月13日 2時50分 (#863829)
          CCDのバス帯域が十分あれば、
          1/1000s くらいで毎回 1000 枚くらい撮影して、
          あとから、必要なだけ加算すればシャッタースピードの設定不要になるよな〜〜〜
          とか妄想してましたが、、、
          # んな製品出て来るんかなぁ、、、
          --
          uxi
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      • by Anonymous Coward on 2006年01月13日 6時32分 (#863852)
        ミラーがなくてRF式になると問題なのがCCDの入射光角度 の問題ですね。今のセンサーだとRGBフィルターとかローパス フィルターがセンサーの前についていて角度のある光すなわち 画面周辺の光が入ってこないのです。Sigmaが使っているフォベオンセンサーなら大丈夫ですが。だからみんなSRLの形式で レンズの後玉をなるべく置くに持ってこないレトロフォーカス 設計となるのです。
        親コメント
      • > 例えば、撮像面と後玉の間にミラーがなくなれば、ホロゴンのように
        後玉~撮像面が非常に近いレンズも使えることになります。

        特定のレンズの使用の目的は、ミラーアップで対応するでしょ。フィッシュアイニッコール 6mm とかって、そんなんでなかったですか?
        一般に設計の自由度が増すことは同意しますが、実際のところそれほど困ってもいないのではないでしょうか。

        親コメント
      • EOS-1N RSで採用されてたペリクルミラーを使えばミラーショックやブラックアウトは無くなると思うんだが、あれがRS以降搭載機がまったくないのはなんか大人の事情でもあるのか
        特にデジタルとの相性は良さそうに見えるんだけどねぇ
    • きみは (スコア:3, すばらしい洞察)

      by Anonymous Coward on 2006年01月12日 20時40分 (#863628)
      君はバッテリーの残量がが気にならないのかね?
      親コメント
    • by Anonymous Coward on 2006年01月12日 20時48分 (#863637)
      1眼レフだからさ。

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    • by Anonymous Coward on 2006年01月12日 21時13分 (#863656)
      今の液晶がどうかは知らんけど、2-3年前のだと反応が遅くて
      動きの早いものを撮るには光学ファインダーが必須だった。
      #エアショーなどは光学ファインダーが無いと話にならないんだもの。
      親コメント
    • by znc (2768) on 2006年01月12日 21時05分 (#863650)
      どこか忘れましたが
      警察関連の証拠写真としてデジタル写真は
      全く使えないようなことを言っていたと思います。
      # 改変の可能性の高さ・・・だったかな?

      まぁ、必ず必要とされる所はあるはずですから
      --
      『今日の屈辱に耐え明日の為に生きるのが男だ』
      宇宙戦艦 ヤマト 艦長 沖田十三氏談
      2006/06/23 JPN 1 - 4 BRA
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    • そのままなんて利用できないよ。
      EVFも背面液晶もそれだけの表示能力ないでしょ。
      まだまだ1眼レフ方式のほうが撮影画像により近いものが見られるっていうだけのこと。
      親コメント
    • まだまだEVFが満足ゆくレベルでないというのもあるでしょう。
    • >撮像面に映る画像をそのまま利用できるようになった
      なってないでしょ。近い将来なるだろうけど
      今は**そのまま**利用はできません。
    • オレも同じ事を考えてたが、現在のああいうサイズのLCDでは光学ファインダーよりシャープには見えないし、ピントが合ったという感触も感じられなかった。 ちょっとがっかり。
      • つまり同程度のコストや大きさ(体積)や質量で実装する場合、遅延時間や表示素子解像度の点で、光学ファインダーに因るアナログフォーカシング用表示系の性能に匹敵するデジタル処理は、現状実現できていないというわけですか。
        親コメント
        • 同じサイズの(70万円するが)ディジタルとフィルムの
          キャパシティを同じディスプレーで見ると、ディジタルは
          「粗末」だとわかります。圧倒的にフィルムのほうがオリジナルのデータサイズが大きく、たとえスキャナーで読んだとしても、後処理でより小さなデータに落しても「まだ、フィルムのほうが良い」とわかります。ダイナミック
          レンジがスペックの上ではイメージセンサーのほうに分があるように型録には書いてあっても、現実には活かせないケースが少くない。ディジタルではレンズの性能を活かしきった画像を得られません。それに「まともなスペックのディジタルカメラ」は本体だけで80万円。
          ディジタルでも中判だと300万円出さないと勝負にならない。キャプチャーユニットを買って、標準レンズだけというのも困るし。キヤノン−レンズ、ニコンのレンズ;使いたいと思うモノは皆無。

アレゲは一日にしてならず -- アレゲ見習い

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